最初はできなくて成績も悪かった人も、毎日トレーニングをするうちに、計算が早くなったり、物事の判断力がついたり、頭を使うことに徐々に慣れてくるようです。
わたしも実際に脳トレを頑張っていた時代がありますけど、すればするほど成績が上がって、最初はすごく難しく思っていた計算も、慣れればスムーズにできるようになったことを覚えています。
いつも使っていない脳をいざ使おうと思っても、すぐには反応してくれないけど、いつも使っていれば脳の回転スピードは速くなっていることでしょう。
よくテレビ番組でも脳を鍛えて、脳を柔らかくするクイズなどをやっていますよね。
それにアプリでもゲームでも脳を鍛えるものがたくさんあるので、暇なときに脳トレで遊んで記憶力などもアップさせちゃいましょう。
ナンプレ・クロスワード・ドリル
ナンプレ、つまり数独は世界中で愛されている脳を鍛える遊びの一つです。
縦横のマス目にそれぞれ1~9の数字を一つづつ入れるという、すごく単純なルールですが、それが脳を活性化させるのにとても効果的なんだそうです。
ナンプレをしているときって集中して考えますよね。
脳を衰えさせないための薬なんかよりも、ナンプレをやっているほうがよっぽど効果的らしいですよ。
さらに、ある研究者たちによると、記憶力をアップさせるためにもいいみたいです。
クロスワードも面白いですよね。
ヒントとなっている文章を読んで、マス目に言葉を当てはめていくクイズです。
ヒントとなっている文章と文字数、そして他のマス目との兼ね合いを考えながら、言葉を当てはめていきます。
これがまた、いろいろと思考をめぐらすのに最適なんですよね。
あーでもない、こーでもないと考えていると、アッという間に時間がたちます。
このようなナンプレやクロスワードなどの、脳トレのドリルなどは、今や100均などでもたくさん売られています。
認知症予防にお年寄りにも人気ですが、若い人も社会人も、暇なときに脳を使う練習のために持ち歩いたり、スマホにダウンロードしておくといいかもしれませんね。
8.たくさんの人と触れ合う
頭を良くしたいと思う時、一人でたくさん勉強することも大切ですが、実は人とのコミュニケーションも忘れてはならないポイントなんです。
特に、たくさんのタイプの人と触れ合う機会を作って、積極的にかかわることが脳を活性化して、頭を良くするのに効果的です。
でも、どうして人と触れ合うことが頭を良くする方法の一つなんでしょうか?
人は、人とコミュニケーションを図る際に、まず言葉を使います。
そして、人の感情などはその人の表情や声のトーン、身振り手振りなどにからも読み取ることができます。
まず言葉を理解する、そして相手に自分と意図が正確に伝わるように話す、ということに脳を使っていることに疑問の余地はないでしょう。
さらに、相手の表情を読み取ったり、相手の気持ちを察したりするのにも、いろいろなことを考え、そしてそれに合わせて受け答えをしたり、対応しているはずです。
脳にはたくさんの刺激が加わり、そしてコミュニケーションを円滑に進めるために、わたしたちは常に考えているわけです。
人が人とコミュニケーションをとっている時には、前頭前野が活発に働いているといわれています。
そして、面白いのが相手と目を合わせた状態で、会話をしているときには、目を合わせないで会話をしているときよりも、ずっと前頭前野が活性化しているらしいんです。
それは目を見ることによって、言語のコミュニケーションだけでなく、非言語のコミュニケーションを行っていることによって、より脳が使われているため、と考えてられています。
そのため、電話など声だけでコミュニケ―ションを取るよりも、実際に相手を目の前にしてコミュニケーションを取っているときのほうが、わたしたちの脳はフル回転していて、前頭前野がより活発に働いているわけです。
できるだけ、人と面と向かって触れ合うことが頭を使って、頭を鍛えるためには効果的なんですね。
いろいろな意見・考え方を知る
さらに、様々なタイプの人と触れ合うことには、もっと多くの益があります。
わたしたちは、自分ひとりで孤立してしまいますと、どうしても自分の視点や物事の考え方だけで考えてしまうことが多くなります。
しかし、いろいろな経験を持ち、自分とは少し違う考え方、意見を持つ人と触れ合うことによって、視野がより広くなることでしょう。
そして、自分では気づかなかった点や、自分はまだ経験していない点に関しても知恵をもらったり、考え方を教えてもらえるチャンスになります。
多くの人と接すれば接するほど、自分の考え方に幅ができるわけです。
そして幅ができると、一つの物事を考える際にも選択肢も増えるし、理解が深まります。
そして、自分と違った意見や考え方を持つ人とどのように接することができるのか、どうやってうまく折り合って行くことができるのか、ということも学ぶことができるのです。