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言及とはどういう意味?よくある使い...(続き6)

最近では、週刊誌に乗せられた記事が元で多くの有名人の私生活や、裏の姿が暴露されていて、かなり衝撃を与えることもあります。

そんな週刊誌のなかでも、たくさん「言及」の文字を見つけることができるでしょう。

使われ方としては、新聞などと同じように見出しなどに使われているかもしれませんし、内容の中に、「○○氏は以前、~についてこのように言及していた」というように、過去の発言について取り上げていることもあるでしょう。

さらに、週刊誌は特大スクープをいつも世に放っているわけですけど、内容がはっきりとしていないものもあったりします。

そんな時には、スクープを挙げられた側の人が「週刊誌で報道された~について言及」というようなニュース報道がなされることもありますね。

まあ、週刊誌で報道された内容に対して、本人が否定のコメントを発表することが多いのですが、そのことが取り上げられるときに「本人がアノ記事について言及」というように、興味をそそるタイトルがつけられているわけです。

論文

論文の中では、ある人の言葉について引用させてもらうことも多いのではないでしょうか?
自分の論を立てるために、ある人の意見を参考にしたり、裏付けとして用いたり、例証として引用することもあります。

それはつまり、ある人の意見について「言及」しているわけですね。

しかし、論文の中で他者の意見などに触れる時には、しっかりとそれが自分ではなく、他者の言葉であり意見であることを述べないと、盗用と思われてしまうことがあるかもしれませんので、気を付けましょう。

さらに、自分の論文であったとしても、引用元を明らかにしないで過去の出版された論文から文章をコピーすると、それも規定に反することになるようです。

それで、コピーするのではなくハッキリと自分の意見と他者の意見(あるいは自分の過去の論文の内容である)との区別をつけないと、盗用であるとして論文の価値が無くなってしまう可能性があるわけです。

それに、なぜそのことを引用するのか、という目的がはっきりしている必要もあるでしょう。

なので、他者の意見や論議、あるいは過去にすでに発表してある内容について引用する時には、「言及」という形で、自分の意見とは別に他社の意見として区別しつつ、自分の論議をさらに深めたり、展開していくことができるでしょう。

企画発表

みなさんも、会社などで新たな企画を考え、発表することがあるでしょうか?
その時にも、過去のデータや統計などを引用することがあるでしょう。

その時にも、言及するという言葉が使われることがよくあります。

さらに、だれかがすでに述べた内容について触れる際にも「○○さんが先ほど言及したことですが・・・」というように表現することもあるでしょう。

企画発表などの改まった場面では、「言った」とか「話した」というよりも、「言及した」というほうがよく用いられます。

「先ほど言及した○○のデータ報告についてですが・・・」というように話すわけです。

「言及」の意味や使い方を学んで使用しよう!(まとめ)

いかがだったでしょうか?
「言及」という一つの言葉をちょっと深く取り上げてみましたが、今までの皆さんの思っていた言葉のニュアンスとの違いはありましたか?
「言い及ぶ」ということで、ある話題について話す、触れる、という意基本的な意味がありました。

それで、「コメントする」というように言い換えることもできるわけですけど、「コメントする」というよりも「言及する」といったほうが、なんだか内容に深みがありそうに聞こえるかもしれません。

「言及する」という言葉自体に、内容は特定されていません。

どんな内容でも、ある事柄にまで話題が及べば「言及した」ということになるわけです。

しかし、よく「言及する」という言葉が使われる場合には、ある事柄について意見を述べた、ということが見られます。

話題に上ったということ以上に、そのことについて何らかの意見を残した、というような状況で、「言及した」という表現が使われているように思います。

しかし、もちろんそれだけではなくて、論文や企画発表などである情報や他者の意見や論議について引用する時に「言及する」というようにも表現します。

他にも、たくさんの類語や関連語がありましたので、いろんな表現を自由に、そして正しく使って行きたいですね!