知識や経験を積み重ねていくことは大人になっていく上で必要な事ですが、それがまた、新たな体験をする機会を減らしてもいくのだと思います。
1. 当初の期待よりも大したことが無かったと思うことも
それに、初体験をしても、当初の期待よりも大したことが無かったな…と思ってしまうこともありますよね。
人から話を聞き、どんな良い体験が出来るのかと期待していたのに…と。
筆者はよく、映画などでこう思うことがあります。
話題沸騰!とか、必ず泣ける!感動の嵐!などと興味を掻き立てられ見る映画は大抵、大したことなかったなって思うことが多いです。
初体験に感じる「大したことなかった」も、似たような感覚だと思うんですよね。
せっかく初体験をしようと行動したのに、思ったような満足が得られなかったらガッカリしてしまいます。
大人は、そんなガッカリする経験も避けようとしますよね。
ガッカリするくらいなら、やらないほうが良かったって思ってしまうし、時間やお金の無駄だったって思ってしまったりもするからです。
だけど本来、初体験って体験することに意義があるんですよね。
初めてのことを体験し、それを知ることが経験としてひとつ積み上がる。
それは必ず、人生に何かしらの影響を与えてくれるものだと思います。
ガッカリな体験だとしても、それを無駄と思うか、知れたことに満足出来るかで、初体験によって得られるものは大きく意味が変わってくるでしょう。
「大したことなかった」って思ってしまうのも、大人ならではの、初体験に対する感情で、やる前から情報収集しすぎるところが悪い癖。
何かと情報を集め、どんな感情を感じるかまでシミュレーションしてしまうから、「大したことなかった」とガッカリしたりもするのです。
初体験は、やってみて知ったり、感じたりする気持ちを大切にすること。
これが、初体験の心得とも言えるのではないでしょうか。
2. 勝手がわからず事故や怪我につながることも
また、初体験には、勝手がわからず事故や怪我につながるというリスクもありますよね。
その可能性を考えるから、情報収集やシミュレーションもしてしまうんですけどね(笑)
せっかく初体験をしようと行動をしたのに、事故にあったり怪我をしてしまったら…初体験も嫌な思い出になってしまう。
何より、それによって違う意味で、人生を大きく変えられてしまうかもしれません。
これは、リスクどころじゃありませんよね。
だけどやっぱり、リスクばかりを考えていたら初体験は出来ないんですよね…。
でも、危険を伴う初体験は、そこまでシミュレーションをしなくても、ある程度の情報が出回っているはずです。
事故や怪我に繋がる可能性のあるものは、注意喚起もされているので、気をつけることや心構えをして体験することは出来ますよね。
またそういった、危険もありそうなことを初体験する場合は、それをサポートしてくれる施設や人がいるもので、安全に体験できるような仕組みも出来ています。
まずはそういったサービスを利用して初体験をすれば、危険も回避出来るでしょう。
事故や怪我の危険は、初体験じゃなくとも、身近な日常にも潜んでいます。
それが初体験か、日常かの違いなだけ。
そう思えば、初体験のワクワク感を感じることのほうが、自分にとって必要なことだと思えるのではないでしょうか。
筆者の知っている人に、スノーボード中の怪我により、車椅子生活になった人がいます。
それは初体験ではなかったけど、自分の趣味として、ワクワク感を求めて行っていたのがスノーボードです。
ですので、それによる怪我で日常生活がガラリと変わってしまったことは、その人にとって体験のリスクだったとも言えるでしょう。
だけどその人は、車椅子生活になってしまったことを「楽しんでこうなったから仕方ない」と言っていました。
もちろん、実際に自分が怪我をして車椅子生活になろうだなんて、想像もしていなかったでしょうし、辛い思いも抱えているはずです。
でも、自分のやりたいことをやっていて怪我をしたことについては、受け入れているんです。