味方をつけて文句を言う
『男中心』の職場の中で、女性社員のキャリアを男性社員と対等に評価するような改善を『男』管理職に求めることがあります。
このとき、お局が一人で奮闘しても『男』管理職の凝り固まった『壁』の意識を変えることは難しいです。
しかし、お局と考えを同じくする女性社員が居るなら、『男』管理職の意識を変えることも不可能ではありません。
『味方をつけて文句を言う』という表現は、男目線からの表現といえます。
女性目線からみると『賛同者が改善を求めている』という表現になります。
7.自分だけ楽をしようとする
職場における、お局の仕事ぶりを見るとき、難しい仕事であっても、長い経験に裏打ちされて難なくやり遂げる場面を周りの社員は何度か目にすることがあります。
また、周りの社員から見ると難しいと思われる仕事も、お局から見ると、今まで何度も経験しクリアしてきた仕事であることがあります。
このようなとき、お局は、周りの社員のスキルアップを望み、あえて、難しい仕事にチャレンジしてもらいたい思いになります。
お局自身は、その難しい仕事を周りの社員にやってもらうようにすることが、『自分だけ楽をしようとする』姿に映ってしまうのです。
『自分だけ楽をしようとする』という発想が生まれる職場は、仕事に積極的にチャレンジする社員が少ないことを物語っています。
難しい仕事も積極的にチャレンジして、自分自身のキャリアアップにつなげたいと考える社員が多い職場では、『自分だけ楽をしようとする』という考えは出てこないと言えます。
面倒な仕事は後輩へ
『面倒な仕事は後輩へ』という発想は、仕事に消極的な社員の多い職場では、よく聞かれるセリフです。
一方、後輩が早く一人前に育って欲しいという育成の考えから『面倒な仕事は後輩へ』という考えが出る職場もあります。
お局は長い職場経験から、様々な仕事をこなしているため、周りの社員から見ると、面倒な仕事に思えても、お局自身は、面倒な仕事と考えていないことがあります。
後輩の成長を期待するお局であれば、面倒と言われる仕事を後輩に取り組んでもらうことを望みます。
8.感情の起伏が激しい
職場の中で周りの社員からお局として見られている女性社員は、孤立感に包まれた日々を過ごしている傾向があります。
職場を見渡してもお局の立場を理解してくれる社員が居ないのが一般的ですので、心を開いて会話の出来る人も居ない状況の中でストレスがうっ積することがあります。
お局にとって、やり場のない気持ちが感情の起伏として表れることがあります。
職場でのお局の立場を見る中で、感情の起伏が激しい様子が見受けられるなら、話し相手も居なくて孤立感に陥っていると観るべきでしょう。
女性社員の中で一人でも、お局の心境に理解を示す人が居ると、お局の孤立感も和らいで、
感情の起伏が治まり、落ち着きを取り戻すことでしょう。
お局にとっては、職場の中で女性社員のキャリアを正当に評価してくれる男性社員が居るなら、ストレスも溜まることなく、感情も落ち着いて、起伏が激しくなることは起きないと言えます。
その日の気分や体調で接し方が変わる
女性の身体は、子供を出産するように出来ているため、繊細な面が多々あります。
ですから、
お局に限らず、女性社員も日々の生活の中で、家庭環境や職場環境により、体調が微妙に変化することがあります。
体調の微妙な変化は気分にも影響を与えます。
女性であるお局が、その日の気分や体調が晴れないときは、周りの社員との接し方にも変化がみられます。
また、お局が上司である男管理者との仕事上のやり取りの中で、女性の立場に理解を示してもらえない残念さを味わい、口惜しい思いをさせられることがあると、気分や体調にまで影響を受けることになります。
職場の中で、男性社員と女性社員とでキャリアの評価の面で、男女の格差を実感するとき、気分や体調にも影響を受けて、周りの社員への接し方が変わることもあります。
お局が、その日の気分や体調で接し方が変わることがあるなら、その原因となっているのは、男上司の場合もあります。
9.露骨な態度をとる
職場において、日々の仕事を通して孤立感を味わっているお局は、女性としての立場を理解してもらうために、周りの男性社員に露骨な態度をとることがあります。
職場の中で、女性社員がどのように扱われているかを、男性社員に知ってもらいたくて、あえて露骨な態度をとることで、訴えているのです。
日本では、『男女雇用機会均等法』という法律が必要であることは、様々な職場において、女性の立場が顧みられていない現状を物語っています。
男女雇用機会均等法は、31年前に施行された法律です。