あなたは働くとしたら、どんな会社で働きたいですか?厳しい上下関係で縛られた会社か、もしくは上下関係がなく自分の好きに仕事が出来る会社か、どちらかと問われれば、後者と答える人が多いことでしょう。

後者のような会社を、「フラットな会社」と呼びますが、フラットな会社にはどのような良さがあるのでしょうか?一般的にフラットな会社が良いと言われている、17個の理由をご紹介していきます。

フラットな会社がいい理由17個

最近では、大手の会社が主ですが、フラットな会社が増えてきています。

何時に出社して何時に退社するのかを社員自身が決めることが出来たり、その日の仕事内容が終われば、終業時間よりも早く帰れたりするところもあります。

また、情報通信関係の会社や、泊まり込みで仕事をすることが多い会社では、仮眠室やリラクゼーションルームのある会社も増えてきています。

快適な社内環境を整えることで、社員が伸び伸びと仕事が出来るようになっているため、そこで働く社員の離職率も低く、自分が勤める会社についての満足度も高いと言われています。

また、そこまで社内の環境が整っていなくとも、ある程度仕事内容を自分で自由に決められたり、厳しい上下関係がなかったりと従来の会社よりもフラットなところも多く、そういった会社で働きたいと希望する若者も多いようです。

では、具体的にフラットな会社が良いとされる17個の理由を以下にご紹介していきます。

人間関係が良好

フラットな会社では、一般的な会社に比べて人間関係が良好なところが多いです。

その理由の一つとして、フラットな会社は始業時間や終業時間を比較的個人の都合で合わせることが出来、また仕事内容も個人プレイが多いことが挙げられます。

始業時間や終業時間がきっちりと決まっていると、体調不良や家庭の事情などで出勤・退勤時間に変動がある人がいると、その人に対して他の人から不満が出やすくなってしまいます。

当人にとっては致し方ない事情があったとしても、「どうしてあの人だけ堂々と遅刻して来られるのか」など、口には出さなくても社内の空気が悪くなってしまうことがあります。

また、仕事内容が毎回他の人同士で協力し合わなければならない場合、チームワークも生まれますが、同時にもたついている人がいることで「早く仕事をしてくれよ」とギスギスしたり、ストレスに感じてしまったりすることもあるでしょう。

一方でフラットな会社は、出勤や退勤の時間を個人の都合や事情に合わせてくれることが多いため、誰がどれだけ遅れてきたり早く帰ったりしても、他の人から不満が出ることはありません。

遅刻してきたのなら、その分少し退社時間をずらして仕事をすれば良いのですから。

また、仕事内容も個人プレイが多いため、他の人に足を引っ張られることも、また自分が足を引っ張ることも少なく、人間関係でストレスに感じることはそこまで多くはありません。

あくまでも、個人の都合や事情に合わせてくれるため、フラットな会社は魅力的なのです。

上下関係が厳しくない

フラットな会社は、上下関係が厳しくないところが多いです。

会社によっては、会社の代表者、すなわち社長の立場はいても、それ以下の役職がないところもあります。

また、部署ごとにリーダーとなる人物はいても、あくまでも部署内のまとめ役というだけであり、偉い立場ではないため、上下関係をそこまで気にしなくても良いという利点があります。

例えるなら、「上司と部下」ではなく、「先輩と後輩」といった関係のように、会社に勤めている年数に差はあれど、気軽に、そして親しみを持って先輩の立場の人に接することが出来ます。

また、先輩の立場の社員も同じようにやってきているため、先輩風を吹かせることもあまりなく、良好な人間関係を築きやすい環境と言えるでしょう。

上司を気にしなくていい

フラットな会社は上下関係がそこまで厳しくありません。

そのため、上司の存在を特別気にしなくても良く、新しく会社に入ってきた新人がストレスを感じにくい環境になっています。

とはいえ、上司は上司ですので、きちんと丁寧な対応と敬意を払う必要はあります。

フラットな会社では、一人ひとりの社員の責任は増えますが、同時に上司の立場になる存在への負担はそこまで大きくはなりません。

そのため、「部下の責任が全て上司にかかってくる」ことは少ないため、上司もそこまで部下に対してガミガミと当たりがきつくなることはありません。

社員は自分の仕事にきちんと責任を持ち、また上司は時に頼もしくそれをサポートしてくれるため、上司と部下の関係も悪くなることはあまりないのです。

社員は上司に対して媚びを売る必要もなく、そこまで存在を気にすることなく仕事が出来、一方の上司もある程度部下を管轄していれば良いため、どちらにとってもある意味では理想の職場と言えるのかもしれません。

コミュニケーションが密になる

フラットな会社では、厳しい上下関係がなければ、人間関係での縛りもほとんどありません。

そのため、誰とでも気軽にコミュニケーションが取りやすい環境にあります。

同じ部署の人はもちろん、上司ともコミュニケーションが取りやすいため、よりコミュニケーションを密に取ることが出来ます。

チームとして仕事を行う上でも、コミュニケーションが円滑であればそれだけ作業も手早く効率的に進めることが出来ます。

また、お互いに意見を交わしやすい職場であれば、それだけ個人の考えをハッキリと口に出すことが出来るため、話し合いの場において誰でも積極的に意見を発することが出来ます。

気兼ねなく自分の考えを口に出来るということは、議論の末に自分の意見が反映されなかった場合でも、そこまで不満が残ることはなく、互いに気持ち良く仕事に取り組むことが出来ます。

情報伝達が早い

フラットな会社では、仕事内容が個人プレイになることも少なくはありません。

そうなると、自然と社員同士の会話やコミュニケーションが減って、情報伝達が遅くなると思われがちですが、そういうわけではありません。

例え仕事内容は個人プレイだとしても、日頃から気軽に社員同士や上司部下でコミュニケーションが取れている分も、何かあったときや仕事に関する情報伝達は一般の会社よりも早いです。

また、役職や立場の関係性が薄い分、情報の伝達が途中で止まってしまう可能性も低く、直ぐに職場内に情報が広まります。

さらには、チームで一つの仕事に取り組んでいる場合には、それ以上に情報伝達の速度が上がるため、少しでも何か変化があれば直ぐに周りに伝わるようになっています。

特に情報通信関係の会社では、社内での情報伝達の速度によって情報の鮮度が変わってきますので、より速い情報の伝達が求められています。

対応が早くなる

フラットな会社では、社員同士の人間関係で良好なところが多いため、それだけコミュニケーションを気軽に取ることが出来ます。

日頃から些細なことでも情報伝達を密に行っていれば、それだけ不測の事態に陥ったときにも早く対応することが出来ます。

例えば直に仕事のプレゼンが始まるというところで、資料に不備が見つかったときには、その旨を隠さずに他の人にも伝えることで、手が空いている人同士で直ぐに修正に取り掛かることが出来ます。

また、外へ出ている営業の社員に関わる問題が起きた時にも、直ぐに当人に連絡を取りながら、その社員から指示を受けて社内でも対応を行うことも可能です。

社員同士のコミュニケーションが日頃から取れていない会社の場合は、誰かがミスを犯したとしても、「それはその人の問題であって自分には関係ない」と我関せずで過ごしてしまうことが多いです。

また、時間がなくて手伝いを頼まれた場合にも、「どうして自分まで手伝わなければならないんだ」と心中で不満に思い、後の人間関係に響いてしまうことがあります。

確かにミスや不手際は本人の責任ですので、本来は他の人が手を貸す必要はないかもしれません。

しかし、他の人が手を貸すことによって、より会社への損害を減らすことが出来、結果として会社のためになるのです。

日頃から密にコミュニケーションが取れている職場では、何かあったときに自然と助け合いの精神が生まれます。

それは、過去に助けてもらった経験のある人ほど、今度は誰かの助けになろうと自分から進んで協力するからです。

フラットな会社では、そういったいざというときの社員同士の繋がりが強いため、その分対応が早いと言えるでしょう。

意見を出しやすい

先にも挙げたように、フラットな会社では社員同士の関係が比較的良好で、また上下関係が
厳しくありません。

上司に対してもおべっかを使う必要がなく、また一々上司の目を気にして仕事をする必要もありません。

余計な気づかいやストレスを感じなくて済む分、社員は仕事に集中することが出来ます。

また、そのような環境下では、自分の意見を出しやすくもあります。

例えば会議で何か提案があるときや、チーム内でディスカッションをするときなどにも、積極的に自分の意見を出していくことが出来ます。

窮屈で上下関係の厳しい会社では、入社してまだ年数も経っていない社員が意見を出すことはあまり良しとされず、「黙って上司の指示に従っていればいい」という暗黙のルールのようなものも存在します。

しかし、フラットな会社ではそういった考え方は一切ないため、入社したての新人でも堂々と意見を出していくことは出来るのです。

とはいえ、フラットな会社は個人の意見や主張が通りやすい反面、いつでも積極的に自分から発言をしていくことも求められます。

会社に来ていながらまったく何も意見を出さずに他の人の意見にただ従っているだけでは、「会社に何をしに来ているのか」と思われてしまいかねません。

そのため、普段からおしゃべりな人やアイディアが豊富な人、自分の意見を積極的に発言出来る人ほど、フラットな会社に向いています。

話が通りやすい

フラットな会社では、個人の意見やアイディアが採用されやすい環境が整っています。

そのため、誰が新しいアイディアを出しても、その内容が魅力的だと判断されれば、直ぐにでも上に話が通るような体制になっています。

社内で新しい商品の企画を提案するときや、仕事の進め方についての議論など、あらゆる話し合いの場で誰でもが積極的に発言が出来るような雰囲気づくりも出来ているため、すべての社員が参加型で仕事が出来、仕事に対する充実感や達成感も覚えやすくなっています。

社員一人ひとりにとっても、自分の提案した内容が良ければ直ぐに話が通るため、その分やる気に満ちて一つひとつの仕事に取り組むことが出来ます。

やりたいことがやれる

フラットな会社では、やりたいことがやれるという大きなメリットがあります。

もちろんやりたいことの内容にも限度がありますが、一つの仕事に対して、「自分はこのようにして仕事を進めていきたい」とやり方の希望があれば、その通りにやらせてくれる可能性が高いです。

フラットな会社では、社員の自主性を重んじる傾向が強いため、社員がどんなふうに仕事をしたいか、またどんな内容の仕事をしたいかという意見をよく聞いて、内容が納得できるものがあれば聞き入れてくれます。

そのため、会社によっては例えば社員が朝「今日はこの仕事のこの部分までを進めたいと思います」とリーダーである上司に報告をして、了解が出ればその通りに仕事をするというところもあります。

自分でその日の仕事内容を決めることが出来るため、もしどうしても外せない用事が夜からある場合には、夕方までには終わる仕事の内容を組み、その通りに仕事を終えたら定時直後には帰宅するというやり方も可能です。

このように、個人で仕事のやり方を決められる会社は、育児や家庭の事情が大変な人にとってはまさに魅力的な職場であると言えるでしょう。

挑戦させてもらえる

フラットな会社では、社員一人ひとりの能力を伸ばすために、自ら手を挙げた仕事には挑戦させてもらえる場合があります。

例えば自分が「どうしてもこの仕事をやりたい」と思うものがあれば、積極的にそれを上司に相談します。

そして、自分の熱意を伝えた場合に、希望の通りにその仕事をさせてもらえる可能性が他の会社よりも高いのです。

一般的な会社では、個人の能力や年功序列など、さまざまな制限があるため、例え仕事内容を希望しても「お前にはまだ早い」や「その仕事は先に〇〇さんがやることになっているからダメだ」などと理由をつけて断られる可能性が高く、また会社によっては「出しゃばるな」と釘を刺されてしまうこともあります。

しかし、フラットな会社はある意味「出しゃばり上等」な方針をしているところが多いため、個人の希望に合わせてやりたい仕事に挑戦させてもらえる可能性が高いです。

しかし、一度でも自分で希望した仕事であれば、それだけきっちりと責任を持って周囲が満足のいくような仕事の結果を出さなければなりません。

権利を主張するのであれば、しっかりと義務や責任を果たすことも求められます。

向上心があり、プレッシャーに強い人はフラットな会社でどんどん伸びていくことが出来るでしょう。

実力が身につく

フラットな会社では、自分の意見が通りやすく、また積極的にやりたい仕事に挑戦させてもらうことが出来ます。

そのため、自分でどんどん実力を付けていきたい人にとっては最適で、常に自ら挑戦し続けることが可能です。

一つのことに挑戦し、それをやり遂げることが出来ればそれだけ成長にも繋がります。

そうして新たに挑戦し続けていくことで、自分自身の限界を伸ばし、可能性をもっと広げていくことが出来るのです。

一方で、一般的な会社の場合は、自分がやりたいと思う仕事に就ける可能性はそう高くはありません。

最低でも数年は指示された仕事を続け、実力や勤続年数がある程度増えてきたらそこで初めて自分でやりたい仕事内容を希望出来ます。

しかし、どれだけ勤続年数が長く、また実力があったとしても、それでも必ず自分のやりたい仕事が出来るという保証はありません。

もちろんフラットな会社でもその保証はありませんが、少なくとも可能性は一般的な会社に比べるとかなり高くなります。

自己管理能力が身につく

フラットな会社では、出勤や退勤の時間を自由に出来たり、その日の仕事内容を自分で決めることが出来たりします。

また、やりたい仕事内容があれば、積極的に希望することでやらせてもらえる可能性も一般的な会社に比べれば高い方です。

その代わり、一般的な会社よりも自己管理能力が問われます。

この時間にこの仕事をすると決めたら必ずそれを行う確実性や、仕事を行う上での責任感、また自分で決めた時間内で仕事を行い、納期を必ず守るなど、ある程度の自由が認められている反面、守るべきところは甘えずにきちっと守らなければなりません。

社会人としてみれば当たり前のことではありますが、それでも一般的な会社に比べればより自己管理を求められますので、それをきちっと守って仕事を行っていれば自然と自己管理能力を身につけることが出来ます。

元々自己管理能力が高い人は直ぐに会社に適応出来るでしょうし、またこの機会に自己管理能力をきちっと身につけたいと思う人も、思い切ってフラットな会社への入社を目指すのも良いかもしれませんね。

社員がどんどん成長する

フラットな会社では、社員がどんどん成長していくのが特徴的です。

何故なら、フラットな会社は一人ひとりの社員の意見や意志を尊重して仕事内容を与えているからです。

社員が「こうした方がいい」と自ら意見をあげ、それが通れば社員のモチベーションのアップに繋がります。

また、やりたい仕事があれば、責任感や自己管理能力は必要になりますが、希望とする仕事をやらせてもらえる可能性も低くはありません。

そうして、社員の意見や意志を尊重することで、社員自身のやる気のアップにもなっているのです。

もしあなたがフラットな会社の社員だとして、自分がやりたい仕事を上司が任せてくれたら、嬉しいとは思いませんか?自分の意見を認めて、自分の実力を伸ばさせてくれる会社に対して、「よしやろう!」と気持ちが上向きになって、一生懸命に頑張れるのではないでしょうか。

会社が社員一人ひとりの意志を尊重してくれるのであれば、社員もまた会社に対して自然と「貢献したい」という気持ちになるものです。

フラットな会社ではそれが上手に循環しているからこそ、社員がどんどん成長していけるのです。

仕事への意識が高くなる

毎日お決まりの仕事内容、またはやりたくもない仕事をやらされている、そんなやる気のない、嫌々な気持ちで仕事をしている内は、決して成長することもろくな成果を上げることも出来ません。

それどころか、「仕事で成功したい」というアグレッシブな気持ちすら沸き上がってこないことでしょう。

それは、今の仕事に対する面白味ややりがいを自分自身で感じられていないからかもしれません。

フラットな会社では、自分が興味を持った仕事ややりたいと思う仕事を、任せてもらえる可能性があります。

もし、自分がやりたい仕事を任せてもらえたとしたら、きっとどんな人でもやる気が溢れてくることでしょう。

だってそれは、自分が「やりたい」と希望している仕事なのですから。

そして、仕事に対するやる気が出てくれば、自然と仕事に対する意識が高くなります。

任せられた責任感も相まって、「必ず納期までにやり遂げてみせる」と自分自身に気合いが入ることでしょう。

そんな風に、フラットな会社では仕事への意識が高い社員が多いのです。

自立できる

仕事のやり方を自分で決めることが出来る場合、仕事の進行や具体的なやり方は全て自分で決めて取り組みますので、自然と自立していけます。

仕事のやり方を任されるということは、「自分でやり方を決められる」と同時に、「全て自分でやり方を決めなければならない」という状態でもあります。

そのため、多少は誰かに相談することが出来ますが、最終的にどう仕事を進めていくのかは自分自身で決めなければなりません。

何をどうやって、どのように進めていくのかを試行錯誤して頭を捻っている内に、それが自然と自立へと繋がっていけるのです。

もし、1から10まで仕事の内容をすべて指示されてその通りに行う場合、精神的にはとても気楽な状態で仕事に取り組めます。

何故なら、内容の全てを指示されているため、自分の頭で考えることは何一つ無いからです。

これならば気楽に仕事が出来ますが、自立や成長は臨めません。

一方で、仕事のスタイルを自分で自由に出来る会社の場合は、自分の頭で考えることが多いため、結果として自立していける社員が多いのです。

自由になる

フラットな会社では、ある程度の自由が認められています。

例えば出退勤の時間やその日の仕事内容、そしてやりたい仕事を求めて行動出来るなど、一般的な会社に比べるとかなり縛りがすくなく自由です。

自分の思うように仕事をしたいと思う人にとっては、まさに理想の会社と言えるでしょう。

しかし、自由に出来る分個人にかかってくる責任も大きくなりますので、それを十分に理解した上で自由に動きたい人には、フラットな会社がおすすめです。

組織力が高まる

フラットな会社は仕事内容によっては完全な個人プレイです。

それぞれがまったく異なる仕事をしているため、仕事内容の相談をする相手があまりいないという場合もあります。

しかし一方で、組織力が必要とされる仕事もあります。

数人のチームで仕事を行う場合や、個別に行った仕事が最終的には一つの形になる場合など、組織力が必要とされる仕事では個々のコミュニケーション能力や協調性が求められます。

フラットな会社では日頃から社員同士の人間関係が良好で、またコミュニケーションが密な場合が多いです。

そのため、組織で仕事をする際には組織力を大いに高めることが出来ます。

会社を選ぶならフラットな会社がいい?

近年になって、よく「フラットな会社」という言葉を耳にする機会が増えてきました。

そしてまた、このフラットな会社は従来の会社とは、組織体系や社内の設備、社員一人ひとりの働き方などが大きく異なっています。

従来の会社に対して嫌気が指している人や、社内の体制に不満がある人にとっては、フラットな会社はとても魅力的で、入社を希望する人も増えています。

フラットな会社とは?

フラットな会社とは、どのような会社を指すのでしょうか?

一般的には、「中間管理職といった役職がなく、経営と現場が直接結びつけられた職場」を指すとされています。

すなわち、部長や課長などを通さずに、社員が自分の意見を直接社長にぶつけることが出来る環境ということです。

また、それだけでなく、仕事内容も従来までのものとがらりと変わり、社員が自分でやりたい仕事を選べたり、出退勤をある程度自由に申告出来たりと、勤務体制も社員一人ひとりの事情や意志を尊重したものになっている会社も多いです。

社員同士のコミュニケーションはもちろん、会社のトップとも気軽にコミュニケーションが取れるところは、従来の会社とは特に大きく違っています。

そのため、フラットな会社の社長になる立場の人は、起業した若い年代の人が多いのも特徴的です。

社内の風通しが良い

フラットな会社は、従来の会社に比べると社内の風通しが良いのが特徴的です。

経営と現場の間に中間管理職を入れないことによって、直接現場の意見が経営に伝わるため、今現場がどうなっているのかを経営側も逐一把握することが出来ます。

また、体制としての風通しだけでなく、実際に社員が働く現場も広いスペースをパーティションで区切り、それぞれが自由に働けるなど、社内の環境も風通しを良くしている場合もあります。

下の意見も取り入れる

フラットな会社では、経営側が積極的に下の意見を取り入れています。

いち社員の意見でも、内容に説得力があり、その意見を実現させたときにメリットが見込めれば、分け隔てなく上の人間は下の意見を取り入れます。

そうして社員一人ひとりの意見も取りこぼさないため、会社も常に進化し続けていくことが出来ているのです。

ポジションや地位がない

先にも挙げたように、フラットな会社では社長と社員との間に、中間管理職が存在していないことが多いです。

その代わりに、社員一人ひとりが役職のような立場と責任感を持って、きちんと仕事をこなしています。

会社のためになるアイディアがあれば、積極的に経営側に意見していくことが出来ますし、また経営側の人間とも直接顔を突き合わせて話をする機会を得ることも出来ます。

経営側と社員との間にポジションや地位が無い分も、社員は余計なおべっかや気を遣う必要もなく、自分の仕事に集中出来ます。

フラットな会社のデメリット

フラットな会社では、自分の意見を直接上に伝えることが出来、またある程度自由に自分で仕事をすることが出来ます。

それは一見とても魅力的に思えますが、フラットな会社にはそれなりのデメリットも存在しています。

フラットな会社のメリットや特徴だけを知ってそちらへ飛び込む前に、まずはデメリットな部分もしっかりと確認しておきましょう。

出世がない

フラットな会社には、中間管理職が存在していません。

それは上司に対して余計な気を遣わなくても良いということですが、一方で自分が出世する方法が存在しないということでもあります。

極端に言えば、フラットな会社には社長と社員しか存在していないため、自分が出世するためには、社長の後を継ぐか、新しく自分で会社を興すしか方法はないということです。

フラットな会社では自分でやりがいのある仕事にどんどん挑戦していくことが出来ますが、出世という明確な昇進の目標がなければ頑張れない人にとっては辛い環境になるかもしれません。

責任者がいない

フラットな会社には、トップの人間とその下で働く多くの社員だけが存在しています。

そのため、課長や部長といった中間管理職が存在せず、いわば責任者がいない状態になります。

もちろん最終的な責任者は社長ですが、一つひとつの仕事に関する責任者はおらず、その仕事に携わっている当人が責任者という扱いになります。

自分に責任が回ってくる

もしも自分が仕事でミスをしたときに、一般的な会社では自分の直属の上司がその責任を負うことになります。

もちろんミスをした自分が一番悪いのですが、人前で正式に謝罪をし、あちこちへ走り回って頭を下げるのは自分の上司の役目になることが多いです。

それは上司が、ミスをした自分に対する監督不行き届きだったという扱いになるためです。

しかし、フラットな会社では上司が存在しないため、何かミスがあれば、その責任は全て自分に回ってきます。

良い結果が出ればその功績も全て自分のものですが、大きな失敗をしたときには自分で直接責任を取らなければなりません。

自分の失態を庇ってくれる人もいなければ、手を差し伸べてくれる存在もいないに等しい状況です。

そのため、最悪の場合は責任を取ってクビになるというリスクもあります。

リスク覚悟でも自分の好きな仕事をしたいという人にはフラットな会社は向いていますが、無難に仕事をしたいという人にはフラットな会社で働くことは少々冒険が過ぎるかもしれませんね。

慣れていないと戸惑う

フラットな会社が増えてきたとはいえ、まだまだ世間一般では従来の会社の体制が定着しています。

そのため、いきなりフラットな会社に入社した際には、そのあまりのフラットさに戸惑い、慣れるまでの間苦戦することもあります。

社長に面と向かって自分が意見を言ったり、仕事の責任までその全てを自分が請け負ったりと、プレッシャーに弱い人にとっては心臓に悪い日々が続くかもしれません。

モチベーション維持が大変

フラットな会社で仕事をする上で大切なことは、モチベーションを常に維持し続けるということです。

一般的な会社で、決められた仕事をただこなしていればいいという状態では、やる気は出ないかもしれませんが、適当に過ごしていても日々は過ぎていきます。

しかし、フラットな会社ではそうはいきません。

日々新しいことを考え、自分で行動し、最後まで責任を取らなければなりません。

常に向上心を持ち、またモチベーションを維持し続けなければならないため、精神的に大変なことも多いです。

フラットな会社、どう思う?

いかがでしたでしょうか?

フラットな会社で働くのは、人によって向き不向きがあると言えます。

何でも自分で率先して仕事をしていきたい人や、積極的に自分の意見を言える人、常に高いモチベーションを維持し続けることが出来るという人は、フラットな会社の方が向いているでしょう。

一方で、やりがいはあまり感じられなくても、落ち着いた環境で毎日決まった仕事をして、年数が経つごとに少しずつ昇進していきたい、無難な人生を歩みたいと考える人は、フラットな会社には不向きかもしれません。

どんな会社でも一度はトライしてみる価値はありますが、自分の性格とよく向き合った上で、フラットな会社で自分がやっていけるかどうかをしっかりと考えてから行動に移すようにしましょう。