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フラットな会社が良いと言われる17...(続き3)

もちろんやりたいことの内容にも限度がありますが、一つの仕事に対して、「自分はこのようにして仕事を進めていきたい」とやり方の希望があれば、その通りにやらせてくれる可能性が高いです。

フラットな会社では、社員の自主性を重んじる傾向が強いため、社員がどんなふうに仕事をしたいか、またどんな内容の仕事をしたいかという意見をよく聞いて、内容が納得できるものがあれば聞き入れてくれます。

そのため、会社によっては例えば社員が朝「今日はこの仕事のこの部分までを進めたいと思います」とリーダーである上司に報告をして、了解が出ればその通りに仕事をするというところもあります。

自分でその日の仕事内容を決めることが出来るため、もしどうしても外せない用事が夜からある場合には、夕方までには終わる仕事の内容を組み、その通りに仕事を終えたら定時直後には帰宅するというやり方も可能です。

このように、個人で仕事のやり方を決められる会社は、育児や家庭の事情が大変な人にとってはまさに魅力的な職場であると言えるでしょう。

挑戦させてもらえる

フラットな会社では、社員一人ひとりの能力を伸ばすために、自ら手を挙げた仕事には挑戦させてもらえる場合があります。

例えば自分が「どうしてもこの仕事をやりたい」と思うものがあれば、積極的にそれを上司に相談します。

そして、自分の熱意を伝えた場合に、希望の通りにその仕事をさせてもらえる可能性が他の会社よりも高いのです。

一般的な会社では、個人の能力や年功序列など、さまざまな制限があるため、例え仕事内容を希望しても「お前にはまだ早い」や「その仕事は先に〇〇さんがやることになっているからダメだ」などと理由をつけて断られる可能性が高く、また会社によっては「出しゃばるな」と釘を刺されてしまうこともあります。

しかし、フラットな会社はある意味「出しゃばり上等」な方針をしているところが多いため、個人の希望に合わせてやりたい仕事に挑戦させてもらえる可能性が高いです。

しかし、一度でも自分で希望した仕事であれば、それだけきっちりと責任を持って周囲が満足のいくような仕事の結果を出さなければなりません。

権利を主張するのであれば、しっかりと義務や責任を果たすことも求められます。

向上心があり、プレッシャーに強い人はフラットな会社でどんどん伸びていくことが出来るでしょう。

実力が身につく

フラットな会社では、自分の意見が通りやすく、また積極的にやりたい仕事に挑戦させてもらうことが出来ます。

そのため、自分でどんどん実力を付けていきたい人にとっては最適で、常に自ら挑戦し続けることが可能です。

一つのことに挑戦し、それをやり遂げることが出来ればそれだけ成長にも繋がります。

そうして新たに挑戦し続けていくことで、自分自身の限界を伸ばし、可能性をもっと広げていくことが出来るのです。

一方で、一般的な会社の場合は、自分がやりたいと思う仕事に就ける可能性はそう高くはありません。

最低でも数年は指示された仕事を続け、実力や勤続年数がある程度増えてきたらそこで初めて自分でやりたい仕事内容を希望出来ます。

しかし、どれだけ勤続年数が長く、また実力があったとしても、それでも必ず自分のやりたい仕事が出来るという保証はありません。

もちろんフラットな会社でもその保証はありませんが、少なくとも可能性は一般的な会社に比べるとかなり高くなります。

自己管理能力が身につく

フラットな会社では、出勤や退勤の時間を自由に出来たり、その日の仕事内容を自分で決めることが出来たりします。

また、やりたい仕事内容があれば、積極的に希望することでやらせてもらえる可能性も一般的な会社に比べれば高い方です。

その代わり、一般的な会社よりも自己管理能力が問われます。

この時間にこの仕事をすると決めたら必ずそれを行う確実性や、仕事を行う上での責任感、また自分で決めた時間内で仕事を行い、納期を必ず守るなど、ある程度の自由が認められている反面、守るべきところは甘えずにきちっと守らなければなりません。

社会人としてみれば当たり前のことではありますが、それでも一般的な会社に比べればより自己管理を求められますので、それをきちっと守って仕事を行っていれば自然と自己管理能力を身につけることが出来ます。

元々自己管理能力が高い人は直ぐに会社に適応出来るでしょうし、またこの機会に自己管理能力をきちっと身につけたいと思う人も、思い切ってフラットな会社への入社を目指すのも良いかもしれませんね。

社員がどんどん成長する

フラットな会社では、社員がどんどん成長していくのが特徴的です。

何故なら、フラットな会社は一人ひとりの社員の意見や意志を尊重して仕事内容を与えているからです。

社員が「こうした方がいい」と自ら意見をあげ、それが通れば社員のモチベーションのアップに繋がります。

また、やりたい仕事があれば、責任感や自己管理能力は必要になりますが、希望とする仕事をやらせてもらえる可能性も低くはありません。

そうして、社員の意見や意志を尊重することで、社員自身のやる気のアップにもなっているのです。

もしあなたがフラットな会社の社員だとして、自分がやりたい仕事を上司が任せてくれたら、嬉しいとは思いませんか?自分の意見を認めて、自分の実力を伸ばさせてくれる会社に対して、「よしやろう!」と気持ちが上向きになって、一生懸命に頑張れるのではないでしょうか。

会社が社員一人ひとりの意志を尊重してくれるのであれば、社員もまた会社に対して自然と「貢献したい」という気持ちになるものです。