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フラットな会社が良いと言われる17...(続き5)

従来の会社に対して嫌気が指している人や、社内の体制に不満がある人にとっては、フラットな会社はとても魅力的で、入社を希望する人も増えています。

フラットな会社とは?

フラットな会社とは、どのような会社を指すのでしょうか?

一般的には、「中間管理職といった役職がなく、経営と現場が直接結びつけられた職場」を指すとされています。

すなわち、部長や課長などを通さずに、社員が自分の意見を直接社長にぶつけることが出来る環境ということです。

また、それだけでなく、仕事内容も従来までのものとがらりと変わり、社員が自分でやりたい仕事を選べたり、出退勤をある程度自由に申告出来たりと、勤務体制も社員一人ひとりの事情や意志を尊重したものになっている会社も多いです。

社員同士のコミュニケーションはもちろん、会社のトップとも気軽にコミュニケーションが取れるところは、従来の会社とは特に大きく違っています。

そのため、フラットな会社の社長になる立場の人は、起業した若い年代の人が多いのも特徴的です。

社内の風通しが良い

フラットな会社は、従来の会社に比べると社内の風通しが良いのが特徴的です。

経営と現場の間に中間管理職を入れないことによって、直接現場の意見が経営に伝わるため、今現場がどうなっているのかを経営側も逐一把握することが出来ます。

また、体制としての風通しだけでなく、実際に社員が働く現場も広いスペースをパーティションで区切り、それぞれが自由に働けるなど、社内の環境も風通しを良くしている場合もあります。

下の意見も取り入れる

フラットな会社では、経営側が積極的に下の意見を取り入れています。

いち社員の意見でも、内容に説得力があり、その意見を実現させたときにメリットが見込めれば、分け隔てなく上の人間は下の意見を取り入れます。

そうして社員一人ひとりの意見も取りこぼさないため、会社も常に進化し続けていくことが出来ているのです。

ポジションや地位がない

先にも挙げたように、フラットな会社では社長と社員との間に、中間管理職が存在していないことが多いです。

その代わりに、社員一人ひとりが役職のような立場と責任感を持って、きちんと仕事をこなしています。

会社のためになるアイディアがあれば、積極的に経営側に意見していくことが出来ますし、また経営側の人間とも直接顔を突き合わせて話をする機会を得ることも出来ます。

経営側と社員との間にポジションや地位が無い分も、社員は余計なおべっかや気を遣う必要もなく、自分の仕事に集中出来ます。

フラットな会社のデメリット

フラットな会社では、自分の意見を直接上に伝えることが出来、またある程度自由に自分で仕事をすることが出来ます。

それは一見とても魅力的に思えますが、フラットな会社にはそれなりのデメリットも存在しています。

フラットな会社のメリットや特徴だけを知ってそちらへ飛び込む前に、まずはデメリットな部分もしっかりと確認しておきましょう。

出世がない

フラットな会社には、中間管理職が存在していません。

それは上司に対して余計な気を遣わなくても良いということですが、一方で自分が出世する方法が存在しないということでもあります。

極端に言えば、フラットな会社には社長と社員しか存在していないため、自分が出世するためには、社長の後を継ぐか、新しく自分で会社を興すしか方法はないということです。

フラットな会社では自分でやりがいのある仕事にどんどん挑戦していくことが出来ますが、出世という明確な昇進の目標がなければ頑張れない人にとっては辛い環境になるかもしれません。

責任者がいない

フラットな会社には、トップの人間とその下で働く多くの社員だけが存在しています。