自律神経は臓器、神経、器官、血管、などに働きかけ、それらを正常に保ちます。
この自律神経と女性ホルモンの一種であるエストロゲンとはとても密接で、どちらかのバランスが乱れることで両方のバランスが乱れてしまうのです。
更年期に入ると、卵巣機能が低下しエストロゲンの分泌が減ってしまいます。
このことで、血管の収縮や拡張にも作用する自律神経も乱れホットフラッシュになってしまうのです。
動悸息切れするようになる
更年期障害が原因で、動悸息切れを起こすようになることがあります。
動悸、息切れとは一般的に、「激しい運動をしたあとや、階段の上り下りなどをした時、心臓がドキドキしたり、息が苦しくなったりする事」です。
原因はさまざまですが、ひとつにはストレスが原因だとも考えられています。
では何故、更年期になると動悸や息切れするようになるのでしょうか?
これも、ホットフラッシュと一緒で、エストロゲンの分泌が減ることによるホルモンバランスの崩れが原因です。
これら、更年期障害についても、軽減させるサプリメントもありますし、医師に相談して的確な治療をしてもらうことも可能です。
自分の時間が増える
今までご家族の為に自分のことよりも優先して家事や育児に一生懸命になっておられた方、独身でも会社に勤めながら必死にお仕事なさってこられた方も、ようやく一息つく年代になったのではないでしょうか?
家庭も仕事もひと段落することで、ご自身の時間も増えてくると思います。
そこで、稽古事にいそしんだり、若い時になんらかの事情でできなかった勉強をアラフォー世代になってようやくできるようになったという方も多くおられます。
子どもにあまり手がかからなくなる
上記のことからも言えますように、お母様としてお子様を育てて来られた方は、お子様も大きくなってあまり手がかからなくなる年代に育たれた方も多いのではないでしょうか?
子供に手がかからなくなることは、少し寂しい思いを抱かれるかもしれません。
しかし、子供はいつかは自立するものです。
親としても子の自立を認めて喜ばなくてはなりません。
そのかわり、今まで子供さんのために使っていた時間を今度は自分のためだけに使えるようになったと思えば良いのではないでしょうか?
誰にも遠慮することなく、あなたのやりたいことをやればいいのです。
子供さんもきっと応援してくれると思いますよ。
精神的な余裕が出てくる
更年期障害により、精神的に不安定になることはあるものの、全体的には余裕が出てくる年代でもあります。
アラフォーになれば経験値もそこそこありますし、酸いも甘いもある程度経験してきた年齢だと言えるでしょう。
若い頃のように、恐れを知らないというわけにはいきませんが、どうすればどうなるかある程度予測して行動できるようになっていることでしょう。
このように、精神的に余裕が出てくることで、落ち着いて行動できるようになりますし、新しい世界へのチャレンジも怖くないですよね。
また、子供に対しても若い頃のようにただ叱りつけるのではなく、論理的に諭すことができるようにもなります。
子供も冷静に親の言うことを聞ける年代になっていきますので、意外と解決は早いのではないでしょうか?
会社で昇進し役職などが付くようになる
女性でも、アラフォーになると会社で昇進し、役職が付くようになる人も多くいるでしょう。
男性も女性も差別なく、実力で役職が決められる世の中になってきていますので、今も一線でバリバリとキャリアウーマンしている方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
仕事で昇進し、部下がついてくると、当然指導者としての仕事もこなさなければなりません。
また、仕事と家庭を両立させている方も少なくありませんので、そういう意味ではより充実した人生を過ごすことができると言えます。
もちろん、両立するのは大変なことです。
しかし、チャンスを無駄にするのではなく、どちらもあなたにとって大切なはずですから、思い切り仕事も家庭も楽しみましょう!
経済的な変化が生まれる
仕事で昇進すればもちろん経済的な変化も見込めます。
役職がつくと、その分手当が増えるでしょうし、残業もこなしているのであればさらに収入は増えます。