しかし、モラハラ者は、自分こそが正しいと思っているので、他人に対して「失礼だ」と平気で行ってしまうのです。
しかし、相手が実際に失礼を働いていることは、ほとんどありません。
自分の意見に反対してくる、自分の指示に従わない、自分の意に沿わないことをやるというような人に対して、「失礼だ」と思うのです。
世の中には、人それぞれ意見が違って当然なのですが、それを理解できないのもモラハラ者の特徴です。
3. こんなことも出来ない奴いるんだなあ
これもよく言われる言葉です。
特に、ターゲットに対して大勢の前でこのような言葉を吐きかけることが多いです。
これは完全に「言葉の暴力」であり、いじめです。
人にはそれぞれ得意不得意があって、ある仕事に対して「こんな簡単なこと」と思うのか、「こんなに難しいこと」と思うのかは、それぞれ感覚が違いますので、本来は自分基準で言うべき言葉ではありません。
相手がある仕事に対して苦手意識があり、なかなか上達しないことにたいして、たまたま自分ができるから、そのようなことが言えるのです。
しかし、もしかしたら相手がいとも簡単にやってのけることを、モラハラ者にはできないことがあるかもしれません。
そのようなケースを考えて、普通はこれもあまり口に出して言わないのですが、モラハラ者には、自分にはできないことはないと思っている人が多いので、さもバカにしたように言うのです。
4. お前のためにいろいろやってるのに
モラハラ者の口癖として、「お前のために」というのが挙げられます。
これはまさにモラハラ者の最大の特徴だと言っていいでしょう。
モラハラ者は相手に対して、「わざわざ」「この俺様が」「時間を割いて」「お前なんかの為に」尽力を尽くしているという意識が強いので、このような言葉を言うのです。
それに対して、怖いのでついついお礼を言ってしまったり、お詫びをしてしまうと、モラハラ者はつけあがります。
しかし、よく考えて見て下さい。
本当にその人にあなたは助けられていますか?
その人の助言は役に立っているのでしょうか?
その人の言う通りにして全て上手くいくと思いますか?
こちらが下手にでていると、相手はどんどん調子に乗るばかりです。
しかし、反撃に弱いのも特徴です。
こんな風に言われたら勇気を出して「別に頼んでない」というように言い返してみましょう。
5. お前の嘘に騙された
嘘をついているのは、自分のくせに他人のせいにしてしまうのが、モラハラ者の特徴です。
別に相手は嘘をついているわけでは無く、モラハラ者が真実に負けただけの話です。
それを悔しいので、「騙された」と片付けようとするのです。
あなたが本当に嘘をついてしまっているのであれば、それは問題ですが真実を言っているのであれば堂々としていればいいのです。
モラハラを行う人は自分はよく嘘をつきます。
ですので、あなたが嘘をついているかどうかは、本当はモラハラ者自身が一番よくわかっています。
6. 馬鹿のくせに何様のつもり?
モラハラ者は、相手に対してすぐバカとかアホとか罵声を浴びせます。
「お前は馬鹿だから、俺の言うことを聞いていればいいんだ」とか「お前は知識が足りないから、この本を読んでおけ」というように、相手に押し付けて来ます。
しかし、よく考えて見て下さい。
人にとって大切な「謙虚」という気持ちが無い、他人の気持ちがわからない、自分本位で自分大好きな人が、本当の意味で賢いと言えますか?
モラハラ者こそ、自分の状況を何もわかっていないバカ者なのではないでしょうか?