例えば夫が内弁慶な人だとしたら、それは妻や子供に対して、自分の威厳を保つためなどの理由で、必要以上に威張り散らしているということになります。
それが外でもそんな気質の人ならまだしも、自分より弱い立場であると判断した人に対してだけ行うということですから、妻や子供は納得がいかないでしょう。
それに、その内弁慶ぶりがエスカレートすれば、DVやパワハラなどの問題に発展する可能性もありますよね。
しかも内弁慶な人が相手の場合、妻は結婚するまで、その気質が分からなかった可能性が大きいと思います。
ですので、結婚したら豹変した!なんて印象を受けることも多いのではないでしょうか。
だけど結局、それがその人の本質。
内弁慶な人だったということなんですよね。
威勢がいい位ならまだ可愛いですが…度を越せば、内弁慶だからという話で片づけられる問題ではなくなってしまいます。
家庭問題ともなりうる内弁慶。
ではさらに、内弁慶な人にはどんな性質があるのかを確認していきましょう。
家の中で強がっているけど…
家の中で強がっている…と言えば可愛くも思えますが、内弁慶な人と言うと、もっと威張っていて横柄な態度だったりすると思います。
家では自分が絶対的な存在であるかのように、威張り散らしている。
それが、弁慶さながらな態度であるということですよね。
ですので、家庭では夫である立場の人がそうなり易いのかな?と思います。
もちろん、夫より妻の方が強い立場を誇示しているパターンもあると思いますし、このご時世ではそれも大いに有り得ます。
また、子供が内弁慶ということもあり、それが度を越せば家庭内暴力に発展したりもするのかもしれません。
誰が内弁慶だとしても、家庭内に内弁慶の人がいるというのは、ちょっと厄介ですよね。
筆者は結婚はしていませんが、結婚を前提に同棲していた彼が…今思えば内弁慶でした。
同棲し始めたその日から、その人の内弁慶ぶりは発揮され、その豹変ぶりに驚かされたものです。
自分のもの、もしくは自分より下の立場の人間だと認識した人に対しての威張りっぷりがひどく、暴力までには行きませんでしたが、ひどいモラハラを受けました。
同棲段階で内弁慶な人であることが分かったので、結婚せずに別れることが出来ましたが…その同棲生活ですら、今でもトラウマになっています。
内弁慶と言っても、その度合いは人によって様々なのでしょう。
でも、家と外での態度が違い、家では強がったり威張られたりするのは、程度は軽いにしても、家族にとっては気持ちの良いものではありませんよね。
外では気弱になる人
家では強がり、威張り散らしていても、外では気弱かっていうくらいに意気地がないのが、内弁慶な人。
家と外ではまるで別人で、外に出れば急におとなしくなってしまうのです。
人に威張るようなことも無く、むしろ気の優しい良い人という印象を持たれていたりするんですよね。
もちろん人は、家と外での態度に違いがある人も多い。
家は気心の知れた家族と過ごす場所で、外での人付き合いには何かと気も使いますから、態度が変わっても当然です。
だけど、内弁慶な人の場合はその差が激しいということですよね。
外で気を遣い、家では気を許す。
というレベルではなく、外のストレスを家で発散するかのような感じなのだと思います。
いくら家族が気を許せる人で、家がリラックスできる空間だとしても…ストレスをぶつけて良いはずもありません。
家族だって人間だし、感情があるのですから。
それに家族は、家族に見せる顔と、外で見せる顔にそれだけ違いがあることを、知らずに過ごしていたりもしますよね。
それが何かのキッカケで知るところになると、ガッカリしたり、怒りが沸いて来たりもするのではないでしょうか。
「家でのあの態度はただの強がり!?」なんて…。
反対語は逆弁慶
因みに、内弁慶の反対語は逆弁慶?とも言われているようで、それ以外にも外弁慶?なんて思っている人もいるようですが…どちらも正式な言葉ではないようですね。