さらにそれが習性のなってしまうと、いつまでも自立できなくなってしまいます。
人の好い性格は、この場合には長所とは言えません。
家事ができる
自立して生きている人は、最低限の家事は自分でやっているはずです。
ただし食事は別かもしれません。
筆者が中国に駐在していたときのことです。
同業他社の20代の女性駐在員と面識ができました。
独身で一人暮らしをしていました。
その彼女の話を聞いて驚きました。
何と彼女はフライパンはおろか、鍋すら持っていないというのです。
インスタントラーメンすら自分では作らないそうです。
すべて外食かまたはコンビニ食で済ませているということでした。
こう聞くと毎晩飲み歩いている豪放な女傑の姿を、思い浮かべるかも知れません。
しかし彼女は細身で、まったく普通にしか見えない女性でした。
直接聞いたわけではありませんが、食事を省いていたのは、それ以外の部分をしっかりコントロールするためだったのではないでしょうか。
このように何もかも自分の手でしようとしない、という対処法も有効なのかも知れません。
自分の世界がある
自立した人には、確固とした自分の世界がありまず。
そこでは必ず好きなことを持っています。
語るべき趣味を持っています。
また社会に対する自分の意見もしっかり持っています。
他人からの問いかけがあれば、はっきりした反応を返してきます。
語るべき話はいくらでもあり、ネタに困るようなことはありません。
他人の方から意見を聞きたいと思う人になっています。
これはしっかりした自分の世界を持っているという裏付けがあることに依っています。
しかもその世界は、他人を寄せ付けない特殊なものではありません。
普通に理解できる常識的な範囲を保っています。
ポジティブ
自立して生きている人は、下を向いていません。
ポジティブシンキングです。
いつも新しいことにチャレンジをしたがっています。
そのことは、波のように周囲に伝わってきます。
ネタ探しがうまく、想像力にも富んでいます。
それはその人を個性豊かにすることにより、大きな魅力を形成しています。
魅力的な人間と評価されるようになれば、他人の方から寄ってくるようになります。
またそれこそ人に依存することのない自立した人間の証明にもなっています。
自分で選択できる
自立した人は、何事も自分で決断ができる人です。
「我、事において後悔せず。」は理想的でしょう。
たとえ選択を間違えたとしても、自己責任として飲み込み、人や社会のせいにはしないことが大切です。