そのようなスタンスで経験を積んで行きましょう。
だんだんと正しい選択ができるようになっていきます。
少なくとも的外れな選択は減少するはずです。
ちなみにお隣りの中国人は、事業で失敗しても後悔も反省もしません。
失敗は“風水”のせいにして乗り切ります。
この考え方の唯一にして最大の長所は、精神的な落ち込みが少ないという点です。
いくらでも再チャレンジが可能です。
また銀行以外には失敗の“前科”もまったく問題にされません。
失敗に悩んでいるとき限っては、参考に取り入れたい考え方だと思います。
スキルを持っている
自立した人には、スキルがあります。
それは何もプロフェッショナル級のスキル、例えば国家資格のようなものだけに限りません。
独自色のある表現力や発信力などを通じ、他人に働きかける力も大事なスキルの一つです。
自分の持っているスキルは定期的に点検しておきましょう。
使わないでいると錆びついてしまう可能性もあります。
そして自分の個性を埋没させてしまうことにつながり、生活がつまらないものになってしまいます。
努力ができる
努力できることも才能のうち、といわれることがあります。
「自分は天才ではない、人の何倍も努力したからこそ今がある。」これは時代を作ったスポーツの第一人者たちが好んで使う言葉です。
確かにそうなのでしょう。
彼らには自分で独自の努力を重ねてきた自負があるでしょう。
努力の大切さはトップレベルのアスリートも一般人であっても何ら変わりありません。
自立できていない人は、自立に向けた努力を継続しましょう。
すぐに根をあげない
誰にとっても、しつこい人は願い下げでしょう。
しかし人として自立して生きるためには粘り強さも必要です。
商売で成功する人は、さらにその上の厚かましさまで備えています。
簡単に根をあげるようなやわな人間はほとんどいません。
このような暑苦しいオヤジたちにも参考になる点は、多々あります。
折を見て観察するとよいでしょう。
またお隣りの中国人をみていると、人生とは交渉の連続、と割り切っています。
一度うまくいかなかったくらいで、あきらめることは絶対にありません。
次の交渉で再びチャンスを狙うのです。
筆者の四半世紀にわたる中国ビジネスでの経験をもってしても、彼の地では、簡単に根をあげるような人は見たたことがありません。
商売人とばかり会っているからそう思うのだろう、という日本人もいますが、決してそうではありません。
高齢者や専業主婦も含め、実にしぶとい人たちばかりです。