仕事に活かせるADHDの特徴
ADHDデメリットと言われる多動や集中力なさは裏を返せば最大のメリットになる場合があるんですよ。
例えば
・多動は行動力があり、エネルギッシュ。
・衝動性は感受性が強く様々な事に対して敏感に察することができる。
・集中力のなさは、想像力に長けているということ。
・注意力がなく話を聞かない一面は独創性があると捉えられます。
・飽きっぽい所は次から次へと新規追求出来る、情報収集力に長けている。
どうでしょうか?
こうして見てみるととても素晴らしい才能を持っていると言えますよね。
ADHDの特性を持つ人たちにはコツコツと積み上げていくような仕事や、細かい気配りや神経を使うような仕事、人と常にコミュニケーションをとっていく必要のある仕事は不向きですが、突発性のある仕事や創造性のある仕事には向いていそうです。
自分にあった職業を選べば、弱点を最大の武器にすることも出来そうですよね!
それでは早速、具体的な職業を見ていきましょう。
ファッションデザイナー
ファッションデザイナーは服や服飾小物などをデザインする職業です。
素材の選定から服の完成まで全てを一人でこなすわけではありませんが、司令塔であることには変わりありませんから、デザイン力やセンス力が問われる職です。
求められるスキルとしてはまずは情報収集能力。
時代の流行を作るのはファッションデザイナーです。
そのためには時代の流れや最新の情報を収集し、一歩先を見越していなければいけません。
他にはテーマやターゲット、どのように売り出すかなどの企画力、当然のことですがデッサン力と人を惹きつけるデザイン力は必須ですね。
それにチームで動くことになるのでコミュミケーション能力も必要になりますね。
ADHDの人は着眼点が人と少しズレていることがあり、驚くようなことを考えつくことがあります。
ですから普通では思いつかないような流行を作り出すこともできるかもしれませんし、流行を作り出す仕事とあって、仕事自体が変化を求められる仕事です。
それにとことんデザインを追求できる、好きなことに没頭できる点も向いている職業だと思います。
フラワーデザイナー
結婚式場やパーティー、イベント会場を彩る華やかな花のディスプレイ。
フラワーデザイナーは花を使ったディスプレイなどの室内装飾をデザインしセッティングする職業です。
お客様の雰囲気や会場の雰囲気に合わせ、オリジナリティのあるデザインをする力が求められます。
生き物を扱う仕事ですから、イベントの前日の夜間にセッティング作業を行う場合が多く、ハードな一面もありますが、自分のデザインしたディスプレイが実際に目の前に立体化していくのはとてもワクワクする作業ですよね。
デザインの仕事は感性がものを言いますから、独創性も活かせます。
サウンドプログラマー
例えばゲームには登場人物の声、効果音、BGM、ボタンクリック音など、色んな音がデジタル化されて入っていますよね?
様々な音をPCに打ち込んでいってデジタル化し、ゲームやCMソング等に流れてくる様なデジタルサウンドを創り出していくのがサウンドプログラマーの仕事です。
一日中パソコンに向かっているような根気のいる仕事なので、一見ADHDの特徴を持っている人には向いていないように思いますが、例えばシューティングゲームの場合、遠くにいる敵の音量は落とし、近くにいる敵の音量は上げる、左から敵が近づき突然発砲してきた場合は左のスピーカーだけを使用するなどプログラマーが考え、臨場感を創り上げていきます。
それはつまりADHDの創造力や独創性を活かせるということです。
より臨場感のあるゲームの世界を作ろうと思えば、想像力を働かせてその世界にのめり込むことになりますよね。
例え根気のいる作業であったとしても、ADHDの人は好きな事であれば驚くような集中力を発揮できます。
これは「過集中」と呼ばれる症状で、好きなことには時間も食べるのも忘れてその世界に没頭してしまう、そんな一面をADHDの人は持っているんです。
動物園飼育スタッフ
動物相手の仕事も向いている仕事と言えます。