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叱責をする時の16個の注意点(続き3)

その人のキャラクターを引き合いに出して叱責をする必要はないはずです。

人それぞれの個性やキャラクターがあってこそ、それぞれが輝くことができて、それぞれの長所を生かすことができて、短所でさえも別の形で表すことができるのではないでしょうか?

何にしても言い出したらキリがないことなので、本来の叱責する理由にだけ留めましょう。

比較しない

叱責をすると同時に、他の人と比較しながらと言うのもよろしくありません。

例えば、できる人を例に挙げて、「この人のように段取り良くしたら良いよ。」とアドバイスとして伝えたいのかもしれません。

が、言われる側としては、ただでさえ叱られることで凹んでいるのに、誰かと比較されることで更に輪をかけて凹んでしまうでしょう。

その相手が自分のライバルだったり、負けたくない人であったなら、その凹みは予想以上に大きいものになるはずです。

逆にそれで闘志を燃やしてやる気が芽生える人もいますが、決して良い気分ではないことだけは否定できません。

たとえ自分が引き合いに出された相手の実力をわかっていたとしても、それゆえに反発心が出てしまうこともあるでしょう。

なので、誰かを引き合いに出して叱責をすることは、控えた方が無難でしょう。

根に持たない

怒りの感情は後を引くことが多いです。

が、いつまでも過ぎたことを根に持っていては、せっかく改善しようと頑張っている人の妨げになってしまいます。

叱責が終わった時点で、そのことを手放して、もう一度広い心を持って相手のことを見てみてはいかがでしょうか?

過去に捉われていては、前に進むどころか身動きすら取れなくなってしまいます。

怒りの感情は、使い捨てカイロのように、その日限りで消し去りましょう!

そうでなければ、怒りの感情で支配されて、普段なら見えるものさえも見えなくなってしまいます。

頭のどこかに怒りの感情がくすぶっている限り、いつまでも心に嫌な感情が残ってしまいかねません。

感情は心ありきではありますが、まずは頭を切り替えましょう。

あるきながら考える

何かをしながら考えると言うのも、叱責をする時のポイントとも言えますね。

中でも、あるきながらと言うのがおススメです。

立ち止まって考えると、考えることだけに思考が集中してしまい、叱責の内容が色濃くなって必要以上のことまで口にしかねません。

あるきながら考えることで、少し冷静さが加わることで、叱責の内容を和らげることができるかもしれません。

煮詰まった時は、あるきながら考えてみてはいかがでしょうか?

あるきながら叱責の内容を取捨選択して、言い過ぎず・言わな過ぎずを心がけましょう。

ただし、「あるきながら」なので、周りの人や物にぶつかるなどの注意散漫には要注意です!

ルールを決めること

叱責のルールを決めてみると言うのもどうでしょうか?

勢いのまま、やみくもに叱責してしまうよりも、ルールに沿った叱責の方が余分な叱責にもならず、言葉足らずの叱責になることもなくなるでしょう。

これだけは最低限伝えよう、これ以上は言わないなど前もって決めておくことで、無駄のない叱責をすることができるでしょう。

同じ叱責でも、人それぞれ言い方や内容が違ってきます。

それは、言う側の口癖や価値観などによって中身が変わってくるからです。

自分が言いやすいルールに乗っ取って、叱責をスムーズに済ませましょう。

叱責に限らず、こうした要領の良さは、他のことにも生かすことができるはずです。

ルールは守るためにあるものです。

それを破らない限り、叱責が失敗に終わることはないでしょう。

怒鳴らない

叱責をすると言っても、怒鳴らないことが肝要です。