堅苦しさがなくなる
ニックネームには不思議な力があり、呼ばれる方も呼ぶ方も堅苦しさが取れて、お互いに親近感がわきます。
例えば、クラスで付けられたあだ名を、他のクラスの人も知っていて、移動教室の時など、交流があった時に使われるならどうでしょう。
あまり話したことのない相手でも、友達のように感じるのではないでしょうか?
また職場で、普段一緒に仕事をする機会がなかなかない上司が、名字ではなく、ニックネームで話しかけてくれるなら緊張がほぐれ、自分の意見を言いやすくなるのではないでしょうか?
このようにニックネームを使うなら、最初に感じる距離感や、壁を一気に取り除いて、リラックスできる雰囲気を作ってくれます。
堅苦しさが取れて、相手に親近感を感じたり、自分の本来の姿も出しやすくなるのです。
嬉しくなる
ニックネームの種類にもよりますが、大抵は、あだ名や愛称で呼ばれると嬉しくなるものです。
なぜそのように感じるのでしょうか?
それは、その呼び名は、あなただけの特別な物で、オリジナル感や唯一無二感を感じるからです。
自分という存在を周りが認め、愛してくれていると感じるからではないでしょうか?
さらに、キャッチーなニックネームがつくと、周りの人に覚えてもらいやすくなります。
これは芸能人で考えても一目瞭然ですね。
ジャニーズ事務所の滝沢秀明は「タッキー」という愛称で、お茶の間に顔と名前が浸透していますし、元AKBの小島陽菜さんも「こじはる」の愛称で、たくさんいるメンバーの中でも目立ち彼女を認識してもらうことができました。
このようにニックネームを付けてもらうなら、個性がひきだち、覚えてもらいやすくなり、大勢の人に親しまれるというメリットがたくさんあるので嬉しくなるのです。
️良い感じのニックネームをつけるテクニック
お笑い芸人の有吉さんが、人の特徴を良く捉え、なおかつ少しエッジがきいていて笑えるようなあだ名を芸能人に付けて、ニックネームをつける達人と言われています。
有名な所だと、お笑い芸人の、品川祐さんを「おしゃべりクソやろう」と呼んだり、ベッキーを「元気の押し売り」と名付けたりしています。
聞いた人が共感できるポイントと、本人らしさを象徴している、的確、かつ毒とリスペクトのバランスが絶妙で、面白い命名をされるので、思わず吹き出しながらも、なるほど感心してしまいますよね。
そしてインパクトのあるニックネームは印象に残り、その人を見るたびにおもいだします。
そのような命名テクニックについて、有吉さん自身は次のように語られていました。
「ニックネームを付ける際には、その人の良い面や、大事にしていることに、みんなが感じているマイナス要素をプラスすると、絶妙なニックネームになる」そうです。
有吉さんは、プロの芸人さんなので、言葉の選び方やセンスは素晴らしい物がありますが、このテクニックは、私たちがニックネームを考える時にも役立ちそうですよね。
他にも、親しまれやすいニックネームを付ける法則がありますので、これから見ていきましょう。
名前をもじる
一番ベターな方法は、氏名にアレンジをくわえることです。
名前の一部を使うので、本名も分かりやすいですし、知らない人に知られても恥ずかしくありません。
好みや特徴を捉えたあだ名は、初対面の人などには、なんでそんな風に呼ばれているのか100%の確率で聞かれ、いちいちそのニックネームがつくことになったエピソードから話さなければいけません。
自己紹介がてらいい場合もありますが、面倒な場合も多いです。
しかし、名前をもじったものだと、すんなりと受け入れられますし、よりスムーズに使ってもらいやすくなります。
中島さん→中ちゃん
「ちゃん」を付けるのは、分かりやすく親近感や愛情をプラスする方法です。
ちゃんがつくとなぜか何でも可愛くなります。
「中島さん」と呼ばれると、非常に事務的な感じですが、「中ちゃん」となると、たとえおじさんであったとしても、チャーミングな感じになります。
このように名字の一部にちゃんを付けてつくるニックネームは、簡単にできますし、呼ぶ方も呼ばれる方も抵抗が少ないので、会社などでも使いやすいでしょう。
芸能人でも、ダウンタウンの松本人志さんは「まっちゃん」、浜田雅功さんは「はまちゃん」と親しまれています。
おじさんと距離を縮めたい時や、親しみを感じていることを伝えたい時にも、名字の一部にちゃんを付けるテクニックは使えそうです。
あやな→あーちゃん
女の子は、小さい時なら、下の名前にちゃんを付けて呼ばれることが多いですよね。