人間は生きるために頑張る動物です。
お母さんの子宮で芽生えてから、生きることに精一杯頑張り始めるのです。
約10か月の間お腹の中で成長し、産まれて初めて空気を肺に吸ってから、人間として生きていく宿命を背負うのです。
呼吸をして食物を食べて、余分なものを排出するという作業を繰り返していくのです。
当然、赤ちゃんの時には暖かい母親の介護が必要で、成長するにつれて自分でできるようになるのです。
改めてこんなことを言わなくても分かっていると怒られそうですが、生まれた時と高齢になった時には、誰かの介護を受けなくてはならなくなるのです。
成長する過程で、義務教育も終了して社会人になって仕事に就くころには、一人前の人間となって社会に貢献する時期になるのです。
その一人前になった人でも、心身共に疲れ果ててしまう時があるものです。
ある時期、仕事や介護で休む間もなく働きづめになって、睡眠時間さえ確保できないような肉体的に疲労が溜まる場合と、離婚や家庭崩壊、会社の倒産による失業、交通事故の被害者や加害者になった時、両親の死去に伴う遺産相続などの裁判などで、眠れないほどの精神的な疲労やストレスが溜まる場合があります。
どちらかというと、肉体的な疲労は、休息を充分に取ることが出来れば、徐々に回復するのですが、精神的な疲労というのは簡単には消えないものです。
この疲労が蓄積していくと、周りの人も気が付かないこともあり、最悪自殺してしまう事例も起こっています。
誰かに相談することができないのかと思いますが、本人は真面目に仕事を遂行しようという気持ちが強いために、弱音を吐く姿を見られたくないという思い込みもあるようです。
無責任に、「もうやめたー」とは言えない性格なのでしょう。
もし、あなたがこんな状態でしたら、一度目を通してください。
何か参考になることが見つかるかも知れません。
人生に疲れた人に見てほしい
「人生に疲れた」と思っている人に聞きたいことがあります。
それは、人生というものを全て知っているのでしょうか?日本の限られた地域での人生なんて、ちっぽけなものです。
世の中は広いのです。
海外でも、例えばシリアのように、今現在でも残忍なISとの戦争に明け暮れているのです。
戦闘で毎日数百人の死傷者が発生し、爆撃で友人や家族も殺されている現実があるのです。
満足に住むところも食料もなく、いつ死ぬかも知れない生活の中で人生を送っているのです。
こんな辛い人生ってあるのでしょうか?小さなボムボートに数十人も乗り合わせて、数十キロの荒海を渡って命を懸けて移動する難民たちは、将来の計画なんてほとんどないのです。
人生を一か八かの賭けで過ごしているのです。
これも彼らの人生なのです。
小さな子供を抱えた若い夫婦も乗っています。
彼らには、人生というものをどのように考えているのでしょうか。
こんな悲惨なニュースをTVで見る一方、別のチャンネルでは豪華なレストランで家族団らんでご馳走を食べているシーンも映っているのです。
どちらも間違いなく、それぞれの人生なのです。
だから、人生に疲れたという人は、生きるか死ぬかの瀬戸際なのでしょうか?そんなことは、まずないはずです。
プライドが傷ついたとか、自分は損をしているとか、無理なことを引き受けざるを得ないとか、解決できるレベルの疲れではないのでしょうか?その辺を考えてみたいと思います。
疲れた消えたいと思う瞬間
疲れてしまって消えてしまいたいと思う時です。
どんな時なのでしょうか。
仕事がたまった時
来週までに仕事を終えなければならないが、なかなか仕事が進まないと思った時です。
かなり焦りが出てきています。
仕事の内容にもよりますが、簡単な作業の数が多い場合と、難しい作業が続く時に分かれるはずです。
簡単な作業がルーチンワークなら、効率を上げる方法をもっと考えることです。
難しい仕事が重なる場合は、積極的に上司や仲間に相談して仕事の軽減を測ることです。
仕事を処理していって自分のスキルを上げたいときには、歯を食いしばって頑張ることです。
仕事の処理スピードを上げるためには、良い生活習慣を身に着けて食事面と運動面を管理して、ストレスを解消する方法も身に着けておくべきです。
心身ともに体調管理が重要なのです。
仕事がたまった時というのは、先にあなたの身体が不調な時ではありませんか?体調管理で、仕事をバリバリこなしていきましょう。
失恋した時
初めて失恋した時は、相当ガッカリして落ち込むものです。
それも、誰もが二人の恋愛のことを知っていた場合などは、それを思うと恥ずかしさと悔しさで消えてしまいたいと思うのです。
でも、そんなことは人生では多いのです。
職場で誰もが次のリーダーはあいつだと思っていたし、本人もそのつもりで心構えをしていたが、ふたを開けてみると話題にも上がらなかった人がリーダーに指名された。
仲間も本人も唖然とした雰囲気で、当の本人は気落ちして仲間に慰められる程でした。
仕事帰りに仲間が集まって、居酒屋で憂さを晴らしたようですが、人生思う通りにはいかないものです。
もちろん、会社の幹部もいろいろと検討したそうで、候補の人が選ばれなかった理由は当然ながら公開されません。
失恋した時には、「なぜ俺はダメだったのか」と聞いてみれば良いのですが、きっと口を利く気分ではないのでしょうか。
理由が分かる方が、次の恋愛に活かされると思うのですが。
ともかく、失恋しても死にやしません。
世の中には、もっとあなたにふさわしい人がたくさんいるのです。
次はどんな素敵な人と巡り会えるか分かりません。
ポジティブに考えて自分磨きの時間を過ごすのです。
そんなあなたを元彼女は横からきっと見ている筈です。
「彼はそんな一面もあったの」と再認識してまた近寄って来るかも知れません。
でも、それはハッキリと「もう、終わってるよ」と格好良く拒否するのです。
そんなアナタに惚れる新しい女性もいるはずです。
楽しみですね。
【失恋から立ち直る方法については、こちらの記事もチェック!】
家族や友達の不幸があった時
親友を亡くした経験があります。
1週間前まで一緒に遊んでいたのに、事故で亡くなったのです。
訃報を聞いても信じられず、緊張で手が震えました。
楽しかった思い出が頭の中を駆け巡り、またまた涙が溢れて来るのでした。
親友でさえこれですから、家族を亡くした時には相当辛いことだと思います。
癌などで長期に渡って闘病生活をしているならば、ある程度は覚悟が出来ていますが、突然の不幸は予測ができないので心の準備も整わないのです。
気をしっかり持ち直すことです。
人生がつまらない時
何をもってつまらないと思うのかがポイントです。
今の仕事が合っていないと思うなら、さっさと転職すればよいし、ひとりで孤独を感じるならば仲間を作ればよいと思います。
人生はつまらないものです。
だから、時々冒険をしたリ旅行に出かけたりして、外の空気を吸いに出かけるのです。
1ヶ月ほど休みを取って、ひとりで外国を回ってみると良いでしょう。
退屈しませんから。
行く場所によっては、テロに巻き込まれて命の保証もできない時があります。
人生にメリハリができます。
休みをとると首になる、というなら、思い切って転職するのも良いのではありませんか?そんな勇気もないなら、そのままつまらなく生きることです。
疲れた消えたいと思った時の対処方法
消えたいと思うのは、現実逃避の心境ですね。
逃げ出したいほど疲れるというのを解決するには、どのようにすれば良いのでしょうか。
1人になる時間を増やす
一番簡単な解決法は、何もかも忘れてひとりになることです。
急ぐ時には、トイレの個室に入って休息します。
便座に腰かけて深呼吸をして、頭を冷やすのです。
とにかく一息入れることができますから、落ち着きます。
普段の生活でも、当面はひとりになる時間を増やして自分を見つめることです。
休息を取る
疲れたりストレスが多いと、一旦休息を取ってください。
肉体的にも精神的にも、しばらくの間ゆっくりと休んでください。
仕事なら休暇を取って、美味しいものを食べて心の洗濯が必要です。
散歩する
散歩は有酸素運動になって新陳代謝を促進します。
脳にも酸素が行き届き、脳も活性化します。
適度な運動は、疲労を取り払い深い睡眠を取ることができるのでお勧めです。
行いを肯定する
自分の歩んできた道は正しかったのか、最近の行いは正しかったのかを、客観的に考えてみてください。
自分なりに正しいと思って進んできたなら、それでよいのです。
美しいものを見る
季節に咲く綺麗な花を見ていると、心が癒されます。
たまには、ドライブで海岸の岬を巡ったり、雪に覆われた連山を眺めるのも、気持ちが新鮮になって元気が出るものです。
美しいものを見て、感動することが必要です。
感動すると、喜びのホルモンと言われるセロトニンが脳に分泌されるのです。
自然・動物に触れる
フィトンチットが溢れている樹木の間を歩いたり、かわいいペットに触れていると、幸せホルモンと言われる脳内物質オキシトシンが分泌されます。
セロトニンやオキシトシンは、ストレスを解消する作用があるのです。
甘いものを食べる
疲れた時に甘いものを食べたくなります。
これは、甘いものが脳のセロトニンを増やす働きがあるからです。
つまり、脳が疲れるとエネルギーを必要とするのですが、このためには手っ取り早くエネルギーの素であるブドウ糖を補給する必要があるのです。
このブドウ糖のために甘いものが欲しくなるのです。
セロトニンが分泌されると、ストレスも解消されて冷静になることができるのです。
ドライブに行く
ドライブは、気軽に気分転換ができる良い方法です。
思いついたところに、すぐに出かけることができるからです。
車の中では、ひとりきりになれるので、誰にも気を遣わずに過ごすことができるのです。
音楽を聴く
自分の好きな音楽を聞くと、心が落ち着きます。
植物に聞かせると成長が早くなり、乳牛に聞かせると乳の出る量が増える、鶏に聞かせると卵を産む量が増えるということが分かっています。
これは、音楽によってストレスが解消されるためだそうです。
さらに、大型店舗のBGMとしても音楽は大切なものです。
心が落ち着くようです。
面白いのは、牛や鶏にはモーツアルトの音楽が良いそうです。
新しいことにチャレンジする
何か新しいことにチャレンジすると、そのことに注力するために嫌なことも忘れてしまいます。
泣きじゃくっている子供をあやすのに、何かを与えると泣き止むことがあります。
これと同じで、何かチャレンジさせると、それに夢中になると消えたいという気持ちも忘れるのです。
【チャレンジについては、こちらの記事もチェック!】
話を聞いてもらう
自分の悩みを聞いてもらうことは、自分の肩の重しが取れたようにスッキリとするものです。
占いの基本も、悩みを聞いてもらえることがストレスを解消するのです。
自分の悩みをできるだけ打ち明けて心の負担を軽くするのです。
とりあえず人と繋がる
自分が孤立していないことが自覚できるのです。
仲間はやはり不安な心を和ませてくれる存在なのです。
何もしない
一旦、しばらくの間何もしないでジッとしているのです。
自分が、本心から何かしたいと思うまで休息も必要です。
自分だけの冷却期間とも言えるでしょう。
本を読む
気分によって、いろんなジャンルの本を読んででみてはいかがでしょう。
宇宙の果ての星座の話しや、空想の小説、現実とはかけ離れた世界は、いろいろと夢を膨らませてくれるので嫌なことも忘れてしまいます。
全ての欲求を満たす
消えてしまいたいという心境は、思い通りにならないことで強いストレスを感じているからです。
この際、思い切って欲しかったものを買ってみるとか、やりたいと思っていたが出来なかったことを、実行してみるのです。
心のもやもやが吹き飛んで、スッキリします。
空を眺める
ぽかんと空を眺めて、雲の動きを追ったり飛行機雲を眺めたりすることも、気分転換にはなります。
自然のおもむくままに流れている雲を見ていると、ゆっくりとした時間軸で動いていて、時間に追われていた自分を見つめ直すこともできるのです。
寝る
十分な睡眠を取るのは、肉体的な健康と精神的な健康の両面から大切なことです。
疲れていると、熟睡ができないようです。
必要なのは深い睡眠のノンレム睡眠です。
自分に合った枕を使い、質の高い睡眠を取ると疲労回復になるのです。
美味しいものを食べる
美味しいものは、食べた人の心を暖かくします。
美味しいものは見た目も綺麗なので、気分も豊かになってストレスも軽減するのです。
旬の美味しい素材が含まれていると、ビタミン類やミネラルが豊富に含まれていて、糖質をエネルギーに代謝する時にも有効で、肉体的な疲労に回復に効果があるのです。
好きなことを思いっきりする
自分が決めた好きなことを思いっ切りすることで、結果は別として気持ちが前向きになって元気になるのです。
消えてしまいたいという弱気は解消します。
考え方を変える
まずは、何事もクヨクヨしないでポジティブに考える習慣をつけることです。
何かを行う前から、ダメなのではとネガティブに考えることは避けてください。
良い方向に進むんだと前向きに考えて、それを頭でシミュレーションしてみることです。
生活リズムを整える
悪い結果は、悪い行動によって引き付けられるのです。
一度、生活の一部でもやり方を変えてみることです。
例えば、会社の出社時間を60分前倒しして見ると、あなたの世界が変わるのです。
1時間早く電車に乗ると、これまでとは全く違う人達が乗っています。
車の通勤でも、混んでいた道路が嘘のように空いているのです。
楽々出社で体力にも余裕ができます。
また、会社仲間の噂でも「あの人はやる気満々みたい」と話題になり、あなたの評価も上がるのです。
消えた時の気持ちを考えてみる
あなたが消えてしまったら、どうなるのでしょうか?あんなに敵対していた人でも、驚きで心配するはずです。
消えていなくなるというのは仲間にとって辛いことで、あなた自身もやりきれなくなるはずです。
文章に書き出す
自分としては、こうありたいという願望とか、ここを評価してくれというようなことを、箇条書きにしてみることです。
あなたの悩みを思い切り具体的に書いてみるのです。
すると、誰かに悩みを聞いてくれたような気持になって、憂さ晴らしにはちょうど良いのです。
これで、ストレスも以外ですが減るのです。
思いっきり叫ぶ
若い時に海岸で、海の沖に向かって何かを叫んだ覚えがあります。
今思うと、何か心に棘のように引っかかったものがあったのでしょう。
叫び終わると、スッキリしたものです。
できるだけ大きな声で叫ぶのです。
泣く
喜怒哀楽は、我慢するものではありません。
辛い、苦しい、悔しいことがあれば、堂々と泣いたら良いのです。
理不尽なことがあれば怒るのです。
嬉しいことがあれば喜び笑うのです。
遠慮してはいけません。
素直に生きることが疲れない生き方で消えたいとは思わなくなります。
落ち着く場所に行く
自分の居場所を決めておくことです。
辛い時や疲れてヘトヘトになっても、あなたの好きな居場所に行くと、心が落ち着く筈です。
旅に出る
フラット旅に出るのも良いでしょう。
しばし、何事も忘れて旅をするのです。
楽しむために旅行するのではなくて、自分探しの旅なのです。
今まで行ったことがない場所に行くのが、何が起こるか分からないので面白いでしょう。
しばし、現実を忘れるのです。
有酸素運動をする
適度な有酸素運動は、汗をかいて老廃物を排出し、酸素を身体の隅々まで届けるので、新陳代謝がはかどります。
脳も酸素で活性化するので、精神的にもスッキリするはずです。
過去を悔いない
一番問題なのは、過去に固執することです。
何かで失敗してしまうと、そのことをズ~っと引きずって歩くのです。
過去はいつまでも振り返らない。
これから先のことに、全力を尽くすのです。
過去を見直す
とは言っても、過去の過ちの原因を忘れてはいけません。
同じ過ちを繰り返さないように、過去を見直すのです。
何もしない
しばらくは、何もしないのも良いかも知れません。
まだ何かの傷が癒えていない状態ではしばらくはおとなしく何もしないのも良いでしょう。
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疲れた消えたい時の対処法はたくさん。(まとめ)
人生に疲れた消えたいと思う人の対処法は、まずは自分自身の体力をつけることです。
肉体的な疲労を回復させて、精神的な疲労は癒すのです。
肉体的な疲労は、栄養を十分にとって睡眠を取れば、徐々に回復していきます。
しかし、精神的な疲労は強いストレスとなって身体を蝕むのです。
こちらの対処法の方が重要で、いかにストレスを解消させて、前向きに考えるように誘導するかです。
気分を一新して別のことにチャレンジするか、生活リズムを変えたり、あるいはひとり旅に出て自分自身を見つめ直すことも必要です。
ともかく、自分に自信を植え付ける努力が必要です。
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