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労いの言葉として伝えると感動を与え...(続き6)

目標を達成して達成感で満足している時に、上司や憧れの人から「頑張ったね」という言葉を投げかけられると、今までの苦労や嫌なことのストレスが吹き飛ぶような気分になります。

ひとりの行動は、仲間にも伝達することがあり、褒められた人が所属するチームのメンバーにも良い影響を与えるのです。

「目標を達成した」とか「難関を突破した」などの場合は、笑顔で「頑張ったね」の労いのひと言は魔法の言葉なのです。

仕事だけではなく、受験に合格した時、就職試験に受かった時、運動競技で勝利した時や記録が出た時など、頑張って節目を越えた時に労う言葉としては「頑張ったね」は最高の言葉だと思います。

ただし、この言葉は目上の人が目下の人に使う労いの言葉です。

新人の人が、上司に向かって「頑張ったね」などと使うことはないので注意しましょう。

疲れて帰ってきた時

肉体労働を終えて帰ってきたり、精神的に疲れるような仕事をして帰ってきた時など、状況は様々ですが、家にたどり着いてほっとしているときに労う言葉があります。

まずは「お帰りなさい」で、その後に「お疲れ様でした」と心を込めて労いの言葉をかけます。

海外に仕事や旅行で出かけていて無事に帰ってきた時など、心配をしながら待っていた状況では、「お帰りなさい、ご無事でなによりです」と安全を願っていた気持ちを表して労うことも大事です。

帰ってきた本人は、家族や友人は心配してくれていたんだと感じるものです。

大切な人が毎日の仕事をしっかりと勤めて帰ってきた時には、「いつも」をつけて「いつもご苦労様です」とか「毎日ご苦労様です」と労ってあげてください。

心からの労いの言葉は不思議なエネルギーを持っていて、疲れた体が回復し、明日も頑張ろうと思えるものです。

お互いがハッピーになる労いの言葉だと思います。

うまくいかないことが続いて落ち込んでいる時

「わたしは運が悪い人間なのかな?」とか「わたしのどこが悪いんだろう」とか、頑張っているにも関わらず結果が出ない時には落ち込むものです。

ここが悪いとかこの部分が不足しているとか、明らかに原因が分かる時は諦めもつくのですが、どこを探してもそんな原因となるものが見つからない時には、つい運が悪いとか相性が悪いという風に考えてしまいがちです。

こんな時には、つい愚痴をこぼして落ち込んでしまいます。

そんな経験をした後では、今までの倍の努力や練習をして本番に望むでしょう。

例えばサッカーや野球、バレーボールなどの団体競技の選手は、自分がミスをすると他の部員に迷惑がかかるというプレッシャーを感じています。

サッカーのペナルティーキックの時も、練習では抜群の腕前を見せていても、試合になってここぞという時にミスが重なってしまうと、自信を無くして落ち込んでしまうのです。

そして、1点を争う試合のタイムアップ寸前の勝敗を左右するペナルティーキックを任されると、緊張感も最高潮でしょう。

失敗するかもしれない、負けてしまうかもしれない、頭の中も真っ白になって茫然とボールを持って立っている時に、キャプテンや仲間が近くに寄ってきて「大丈夫だよ」と声をかけてくれると、不思議と大丈夫な気がしてくるものです。

「大丈夫だよ」という言葉は、不安定な精神状態をポジティブにしてくれて、前向きに行動を起こす勇気を与えてくれる言葉です。

みんなの見えない手が、その人の背中を押して、自信を与えて日頃の力を発揮させるのです。

労いの言葉の効果

労いの言葉は人にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか。

実は、言った人、言われた人両者にプラスの効果があります。

一体どんな効果があるのかご紹介していきます。

魂へのご褒美

誰しもご褒美をもらえると嬉しいものです。

物理的なご褒美ももちろん有難いのですが、記憶に留まりにくい傾向があり、目の前からなくなると忘れてしまいます。

ですが精神的なご褒美、すなわち言葉をかけてもらえると、嬉しい、頑張ってよかったという記憶が刷り込まれます。

その記憶は、その後辛い状況に陥った時ふと思い起こされ、また苦難を乗り越えるための力にもなります。

モチベーションに繋がる

苦労をして頑張るのは当たり前という環境に居続けると、人はだんだんやる気がなくなってくることがあります。

人は褒められて、認められて成長していくものなのです。

節目節目で労いの言葉をかけてもらえると、次も頑張ろう、次こそは期待に応えようという気持ちになります。

日々のモチベーションを保つには、精神的な支えが必要なのです。

次の自信になる

労いの言葉を掛けられ人から認められると、次への自信に繋がります。