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接客業に向いている人、向いていない...(続き6)

怒りたくなる時もあるでしょう。

しかし、接客業においてお客様の前でそれをやってしまったら「アウト」です。

それほど「怒り」という感情は決してお客様の前でやってはいけない態度なのです。

「なんだ、そんなの客商売だったら常識じゃないか」と思う人が多いかもしれませんね。

ところがいくらお客様最優先の接客業でも、お客様に対して笑顔を見せにくくなってしまう時はあります。

クレームや理不尽な要求をお客様がやってきた時です。

上手くいかないことも多い


いくら大好きな接客業をやっている、とは言っても全てのお客様がこちらの思い通りになるとは限りません。

時にはとんでもない無理難題をふっかけてくるやからのようなお客様も来店します。

こちらがいくらマニュアル通りの接客を行っても全く取り合ってくれず、逆にこちらが悪い事をやっている、というような展開に持っていかれる事もあります。

本当に上手くいかない事が多いのが接客業なのです。

ですが、そのような時にこちらがつられて怒ったり短気になっていてはいけません。

グッとこらえてお客様の要望に対処していかなければならないのです。

顔で笑って心で泣いて…。

接客業は上手くいくことばかりでない、という事も認識しておかなければならないのですよ。

5.価値観を押しつける


接客業に向いていない人の特徴の5つ目は「価値観を押しつける」です。

つまり自分が最優先になっていて、お客様の事を自分よりも2番目、3番目に考えているという事になりますね。

これでは何年、接客業を続けたとしても永遠に本物の成功は収められないでしょう。

前にも少し触れたと思いますが、接客業には優先順位があります。

何をもってきても第一に考えなければならない相手は「お客様」そのものです。

「そんな事、分かってる。分かってる。耳にタコができた」決まって接客が満足に出来ていない人に限ってこう言い切ります。

自分はちゃんとやっていると…。

しかし、接客業はシビアです。

対面販売をするわけですから、個人の数字はハッキリと出てきます。

当然、素晴らしい接客を行えている人の数字は上がります。

反面、自分は誰よりもしっかりやっている、という自負だけが高い人は残念ながら数字が上がりません。

この事実を冷静に客観的に捉え把握出来る人ならば、再浮上するチャンスはまだあるでしょう。

しかし、そういった人に限って人の話が耳に入りません。

自分の価値観が絶対だと頑なに思っているからでしょうね。

みんなそれぞれ異なる考え方である


人間、100人いれば100通りの考え方があります。

まさに千差満別、いや万差臆別と言ってもいいくらい考え方は違うのです。

そして基本的に人間は人の話しを聞かされるより自分の話しを聞いてもらった方が「スカッ」とする性質があると思いませんか?

だからおしゃべり好きな人間は後を絶ちませんし、人の噂話、陰口、悪口の類は永遠になくなりません。

また自慢話もなくなりません。

それだけほとんどの人が自分というものを中心にして物事を考えている、という事になりますね。

そう、人間は誰もがはけ口というかストレスの吐きだせるところを求めているということなのです。

だからと言って、お店の販売員さんがお客様に対して自己の価値観を押しつけて商品を買わせようとするのは言語道断の話しです。

そんな販売員さんは恐らくどこのお店に行っても長続きしていないのでしょう。