やる気や自分の状態が高いこと
ハイテンションは、気分が盛り上がってやる気が漲っているような状態を指す言葉です。
楽しいことがあった時、嬉しいことがあった時などなど、心が躍るようなワクワク・ドキドキが体を支配して、通常の気分より数倍にも気持ちが盛り上がっているようなシーンは、ハイテンションになるに相応しい場面です。
こうした状況になると人は、心身ともに興奮しているので、ついつい声が大きくなったり、身振り手振りなどのモーションが激しくなったりしてしまうことも多いですね。
感情が高ぶっている
ハイテンションは、気分の高まりを表す言葉です。
とはいえ感情の高ぶりというのは、喜怒哀楽いずれの場面でもあり得ることです。
喜びを感じて心がフワフワするような感覚だったり、怒りによってイライラと脳内が沸騰するような感覚だったり…感情の高ぶりはさまざまなです。
しかしすべてがイコールでハイテンションというわけではありませんね。
この中でも、特に『喜び』や『楽しみ』など自分に対してプラスで働く要素によって高ぶる感情によって高揚する気分をハイテンションと言い表します。
ハイテンションは和製英語?
日本には、この言葉を英語だと思っている人が多いのですが、実はこれ和製英語。
英語で『Tension(テンション)』は緊張・不安といった意味を持つ言葉です。
日本では「テンションを上げていこう!」「テンション低くない?」なんて言う風に使いますが、そもそもの意味を見てみると全く違った使い方をしていることが分かりますね。
日本ではテンションは『気分』というような意味合いで捉えられています。
これに、高いという意味の『High(ハイ)』を加えたのが『High tension(ハイテンション)』だと思われがちです。
日本でいう『ハイテンション』を英語で表すとするならば、興奮状態を表す『Hyper(ハイパー)』やワクワクするという意味の『Excited(エキサイト)』が相応しいでしょう。
この他にも『Pumped up(ポンピングアップ)』という言葉でワクワクしている、テンションが上がっている様子を表します。
例えば「テンション上げよう!」というのを英語にすると「Let’s get pumped up!」という言葉がベストな表現です。
他人に対して「テンションが高いね」という時は「You are hyper」などと表現します。
ハイテンションでの注意点
ハイテンションになっている人は、どうしても周りが見えなくなりがちです。
テンションが上がるあまり、興奮状態になり楽しくなってしまうので、視野が狭まってしまいます。
ハイテンションで気分が高まるのはとても気分が良く心地いいものですが、テンション任せに行動して大きな失敗をしてしまうというケースも少なくはありません。
テンションが上がった時も、きちんと常識のラインを守って節度ある行動をすることが重要です。
他人に迷惑をかけない
自分のテンションや行動によって、他人に迷惑をかけるのは絶対にあってはいけないことです。
これはハイテンションに限らず、テンションが低い時にも当てはまることです。
テンションが高くなり舞い上がってしまって周りが見えなくなることもあれば、テンションが低くなり自分のことばかりしか見えないときもあります。
こうした自分自身の都合で、人様に迷惑をかけるというのは絶対にNG。
誰にだって楽しい時も、悲しい時もあるでしょう。
しかしこれを仕事や学校に持ち込んだりすることはしてはいけません。
公私混同をせず、オンとオフの切り替えがキチンとできてこそ、立派な大人というものです。