罪悪感を感じるのは、不道徳な行いや不義理な行いをしてしまったことなど、自らが引き起こした状況であることがほとんどです。
そんな行いをした自分を許すことができず、自分を好きになることもできません。
自分を自分で認められない人は、自信がなく、なにをするにしてもネガティブな方向に傾きがちになります。
こうした罪悪感から解放されることは、人としての存在意義を再度認識し、新たな一歩を踏み出すきっかけにもなるでしょう。
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8.自分の雰囲気が変わる
懺悔によって罪悪感から解放されたことで気持ちに変化が訪れると、徐々に人間らしさや覇気を取り戻していきます。
これは心の底から、懺悔した人にしか分からないことでしょうが、それまで抱えていた後悔をやっとの思いで振り払えた時の開放感はこれ以上にない幸せでしょう。
開放と言っても、過去の過ちが消え去るわけではありませんので、一生をかけて自らの罪を挽回するために、全てを受け入れ、誠実な行動をしていくという決意を固めたという意思表示とリスタートでもあります。
決意は顔や表情にも変化を与えますので、その人の持つ雰囲気も大きく変わってくることでしょう。
9.相手の態度も変わるから
人に言えないような罪は隠していても、隠せないオーラで周囲に漏れてしまうと言いましたが、それを乗り越えた変化というのも周囲に伝わります。
いつも何かに怯えて不幸せに取りつかれていたような人が、前向きで明るい表情を見せるようになれば、オーラも見た目も見違えるほどの変化でしょう。
そうすると、周囲からの反応や態度も変化します。
あなたが周りを思いやりながら、共に歩もうとする確固たる意思を見せれば、信頼され大切にされる人になれるはずです。
一度植えついたイメージを覆すのは容易ではありませんが、諦めず、明確な意思を持って着実に前へ進む気合いをみせてください。
10.ポジティブな気持ちになれるから
懺悔を通じて自分が変化したことで拓けたビジョンは、以前のようにネガティブなものではなく少なからずポジティブなものだと思います。
目に見える様な大きな変化でなくても、気の持ちよう次第で、ことは大きく変わっていきます。
心を縛る罪の重さがなくなってからは、それまでは見えなかったもの、見ようとしなかったものが見えてきます。
それこそ、自分の新しい可能性や将来への希望が見えてくるのではないでしょうか。
人生の転機というのは、遅いも早いもありません。
本人の歩み方、心の向き方次第で、いつ何時でもどんな風にでも変わっていきますよ。
懺悔とは
懺悔というと、頭に思い浮かぶのは罪を悔い改める人の姿ではないでしょうか。
そもそもこの懺悔というのは、本来宗教的なものが深く関連している行為です。
懺悔は、各宗教における神という存在の前において、自らの罪を告白し、悔いを改めるということですので宗教によって懺悔の作法や儀式は異なりますが、今回はそうした難しい側面は一旦据え置き、大きな枠で捉えた姿を紹介したいと思います。
犯した罪悪感を告白する
あらゆる宗教の懺悔の方法を見てみると、まず神となる存在へ自分の罪を打ち明けるのが通りです。
自分が犯してしまった罪を正直に吐き出し、神の前で自分の状況を深く反省します。
許しを請う
懺悔というのは、ただただ罪を吐露するだけでなく、罪悪を払拭するために許しを請うのが本質です。
その罪から解放されたい、心を入れ替えてもう一度イチからやり直したい。
そんな想いを込めて、心から改心することを誓うことで「許されたい」という神に気持ちを受け入れてもらうのです。
悔い改める
懺悔によって本当に許されるためには、上辺の言葉だけでは成り立ちません。
自分の過去の行いと真正面から向き合い、嘘偽りのない感情で心から恥じ「悔い改める」こと。