恋人に「依存しているな」「依存されているな」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
物に依存しているのであれば自分の好きなように扱うことができますが、相手が人間ともなると、そうもいきません。
依存をしてしまう動機は多種多様ですが、極度の依存は時に人を悪い方向に変化させてしまう可能性があります。
この記事では、依存しすぎるとよくない理由を彼氏・彼女の場合でご紹介していきます。
依存しすぎるとよくない10個の理由
依存してしまう対象の一つとして、恋人という存在があります。
恋人と言うからには、他の人よりも多くの好意を寄せ、特別に思っている相手であると言えるでしょう。
言わずもがなそれも当然のこと、大して興味の無い相手には、依存なんてしたりしません。
依存というのは、本人にとって重要度が高いものに対して発生しやすい現象です。
生活している中で、考える時間が長かったり、接する時間が長いものは、必然的にそこにあって当たり前の存在となります。
当たり前の存在こそ、無くなってしまった時の喪失感は想像以上に大きいもの。
そもそも依存とは、しようと思ってできるものではありません。
いつの間にか気付かないうちに、陥ってしまっていることが大半です。
一般的に、恋人になるとその相手と過ごす時間が増えていきます。
他の人よりも優先度が高く、特別な存在となる人ですから、実質的にその人に対して使う時間が多くなると共に、頭の中でその人のことを考えている時間も増えるでしょう。
人によって愛情表現の方法や恋愛に費やす時間や方向が違いますから、一概に全員が全員そうという事はではありません。
しかし、いわゆる恋愛体質の人は、恋人という存在に依存してしまいがち。
恋人にかける時間やパワーが大きければ大きいほど、依存性も同時に高まっていきます。
共依存と回避依存
恋愛における依存には、大きく分けて2パターンあります。
共依存と回避依存というものです。
特に、一度陥ると抜け出しにくいのが「共依存」。
共依存は、片一方は「愛したい」もう片一方が「愛されたい」と思っている状態のこと。
人によっては「養いたい」「養われたい」と思い合っている関係の時もあります。
こうしたカップルは一見相思相愛で、互いの願望を叶え合っている良好な関係に見えますが、実際はとても危うい状態なんです。
「愛したい」と考えている人は、自分の存在を誰かのために捧げようという献身的な姿勢と犠牲心が強い人です。
これは自分に自信がない人が、誰かに尽くすことで自分の存在意義をその人に依存するケース。
「愛されたい」と感じている人は、誰かを必要とされることで自分の存在理由を見出してるのです。
いずれにせよ、自分の価値を自分で認めておらず、他人に自分の存在理由を預けてしまっている状態です。
自分を必要としている人がいる、自分に必要にされたがっている人がいるという満足感を得ることで、自分を認められるようになるのでしょう。
しかし、共依存は「相手の言うとおりにしてしまう」「相手になんでも任せてしまう」というような他人任せの関係になりかねません。
相手の存在に依存するがあまり、離れることが怖くなってしまい、果てには「自分がいないとこの人はダメなのだ」と思い込んで現実が見えなくなってしまうのです。
こうした状況に陥ると、依存している相手がいない人生が考えらないほどにのめり込み、その状況が傍から見たらとても酷い状況だったり自分が傷ついている状態だったりしても、気づかないということもあります。
結果共倒れしかねません。
もう一つの依存タイプ、「回避依存」は幸せになる状態からあえて回避してしまう人のことです。
人と親密になることを避けたり、関係を結んでも自分が幸せになれないような相手との恋愛をあえて作ったりして、自分自身を幸せから遠ざけてしまうのです。
こういう人は、プライドが高く、支配的な一面があると言われています。