説明が難しいかもしれませんが例えば、いらっしゃる、召し上がる、下さる、などの動詞やお手紙のおなどの接頭辞、皆様の様や、来られるのられるといったような接尾辞などが当てはまります。
これを間違ってしまうと意味や相手との立場関係がごちゃごちゃになってしまう場合があります。
例えばあなたが一般的な会社員としてその会社である社長と取引先の3人で話をしていたとします。
確かにあなたが所属している会社なので会社の社長はあなたよりも身分が上ですし、尊敬するべきポジションにある人間ですがその前に取引先の人が存在しているので一番気を使うべきは取引先の人になります。
例えば取引先の前で自分の会社の社長である田中に社長だから田中様と呼んだりするのはおかしいですよね。
取引先の人の前ではへりくだる必要があるので、弊社の田中という必要があります。
この場面で、会社の社長だから敬語を使わないと、と思い弊社の田中が召し上がっています、などの言葉を取引先相手に使うとまったくもっておかしいですよね。
尊敬語がバラバラになってしまうと、意味がおかしくなりますので、正しい敬語を遣えないと困ってしまうという事はこのような状況が起こりうるという事です。
謙譲語
次にご紹介する敬語を構成する3つのうちの1つは謙譲語です。
謙譲語は敬語の一種で、その動作や状態の主体を相対的に下位にあるものとして示す単語や語法を意味しています。
謙譲語には例えばいただく、申し上げる、伺うなどの動詞や手前ども~のどもの様な接尾辞や、お誘いするのお~するの様な語法がその例になります。
尊敬語まではあるけど理解出来る方が多いですが謙譲語になった途端になんとなく意味が分からないという方が多くなります。
難しいかもしれませんが単純に考えていただくと先ほどの例で言えば、取引先相手に対しては謙譲語を使って話をする必要があります。
つまり、先ほどの田中が召し上がっていますではなく、田中がいただきますというような言葉遣いが正しいという事です。
なぜなら、取引先の方を上として、こちらが下として言葉を使うので召し上がるではなくいただくという表現で表さなければいけないからです。
丁寧語
次にご紹介する敬語を構成する3つのうちの1つは丁寧語です。
丁寧語は敬語の一種で一般に尊敬語、謙譲語と並ぶ、敬語の3区分の一つを出すとされている言葉です。
話をしている人が話をしている相手に対して直接に敬意を表す表現を示しており、特にです、ますという言葉を指し示している言葉です。
なので敬語の中で考えてみればなんとなく一番わかりやすい言葉になるのではなかろうかと思います。
敬語を使えと言われたら、語尾にですとますは必ずつけますよね?
なのでわかりやすく一般的な敬語のうちの1つであると判断することが出来ます。
です、ますという言葉と連結して考えると、丁寧という言葉がついた丁寧語と呼ばれるのもなんとなく想像がつきますよね。
この丁寧語に関してはある程度わかりやすいので、改めて難しく考える必要はあまりないと思います。
しかしながら丁寧語をうまく使えないと相手にかなり失礼な印象を与えてしまうので必ず敬語を使う時には丁寧語を抜かさないように気をつけてください。
基本的にはあまりいないと思いますが敬語が使えない人はですとますが使えずに、タメ口で話をしてしまう人がいますがこれは絶対にNGです。
これはそもそも社会人としての意識が低すぎて話になりませんので、敬語の前に社会的なルールを覚える事からやり直す必要があります。
️丁寧な言葉遣いをするための7個の注意点
ここまでは丁寧な言葉遣いの種類について簡単にご紹介しました。
改めて英語という言葉がどの様な言葉で構成されているのかということについて振り返っていただきましたが、改めて考えてみると敬語という言葉ひとつ取っても、たくさんの要素から成り立っている言葉であると判断することが出来ますね。
しかし、難しく考える必要はありません。
あくまで私たちが一般的な社会で生きていればある程度は自然と身についているはずです。
しかしながら、完璧ではない人も多く見受けられるので、自分が知らない事だけを知識として効率よく吸収していけばそれで良いんです。
改めて敬語を学び直しなさいと言われているわけではなく、忙しい社会人からすればそんな時間もないと思いますので自分に足りない部分だけ知識を得ていけば、最短で正しい敬語が身につくようになるはずです。
なので、忙しいという方でも言い訳をせずにこの機会に自分自身の敬語の使い方と向き合ってみてください。
分からなかったところだったり、気になった部分だけを集中して意識するようにするだけでまったく効果が違いますよ。
ここからは丁寧な言葉遣いをするために注意をする点がいくつかあるので、正しい言葉遣いをするための注意点をご紹介していきます。
どんなに便利な物でも使い方を間違っていると意味がありませんし、敬語も同じです。
この機会に、より丁寧な言葉遣いができるようにスキルを上げてみてください。