だから時には、意図せず不適切な言葉を用いてしまって誤解を生んだりすることだってあります。
ですから、理解しようという姿勢もなしに、人の話の上部だけを掻い摘んで聞いている人は、ことの本質を見逃してしまいがち。
どんな内容であれ、まずは誠意を持って聴く姿勢で臨むことからはじめないといけません。
どういう気持ちで話しているのかを理解する
コミュニケーションは言葉だけでするものではありません。
身振り手振りや表情など、あらゆる部分を使って人は気持ちを表現します。
なので、人の話を聴く時は耳だけで聴くのではなく目で聴き、肌で聴くというように、相手が発する全ての情報をくまなくキャッチしなければならないのです。
話に慣れていない人は、緊張したり焦ったりして、本当に伝えたいことの数パーセントしか言葉にできないなんていうこともあります。
プレゼンテーションなど、普通の会話とは違うシチュエーションで話をするとなると尚更です。
緊張から言葉に詰まってしまったり、思うように言葉を運べなかったという経験がある人も多いことでしょう。
その人がどんな意志を持って言葉にしているのか、理解する姿勢を持って聴くことを心がけると見えてくるものが全く違います。
理解しようとしない人には、見えない部分が沢山あるはずです。
3.うまく冗談を言えない
コミュニケーションが本当に上手な人の周りには、自然と人が集まります。
コミュニケーションを通じて、人と人とを繋いだり、その場に適した対応ができる人は周りから好かれる人柄であることが大半。
コミュニケーションとは所謂、気遣いや心遣いというものです。
周囲の様子をうかがい、必要とされている立ち回りを見極めることで自分ではなく周りを優先しながら一人ひとりに合わせた対応をする。
これはとても高度なコミュニケーションと言えます。
こういう人は、極度の気遣い屋なので、時にはその場を盛り上げたり、面白い冗談を言うこともできる器用な面もあります。
冗談が言えない人、冗談が通じない人というのは、どうしても場面に適した対応力の部分が不足気味。
冗談やなんてことない雑談は、ビジネスシーンにおいても大切なコミュニケーションの一貫です。
なんてことない会話が、仕事をしているだけでは見えてこない人柄や柔軟性を測る材料になるからです。
言っていい冗談やタイミングは存在する
仕事仲間や取引先相手に冗談を言うなんて、失礼に値するのではないのかと思う人もいるでしょう。
しかし、ものは全てタイミングです。
冗談というのはただ笑いを取るだけのものでなく、その場を和ませたり、緊張感を解いたりする効果があります。
互いの親交を深めるための手段として、冗談を言い合う事は悪いことではありません。
ただここで言う冗談というのはブラックジョークや人を辱めるものであってはなりません。
互いに嫌な気分にならないような、適度な距離感での冗談にしましょう。
4.全てを本気で捉えてしまう
コミュニケーションが不得意な人は、柔軟性に欠けるというのがというのは特徴の一つです。
言い方を変えると、頭が固い、真面目すぎるという表現が当てはまるでしょう。
コミュニケーションというものには、臨機応変に適応する能力が必要不可欠です。
これに対して、バカがつくほど真面目な人は物事を全て真正面から受けとめることしか出来ず、ものの側面を見落としがち。
相手の発する言葉通りの意味合いしか捉えることができないケースが多いのです。
先程コミュニケーションは意図を汲み取ることが大切であり、冗談を交える交流も大切なのだと述べましたが、頭が固い人は真面目ゆえにこの2つが苦手で、見たもの聞いたものを全て鵜呑みにしてしまいます。
何事にも真摯な姿勢で本気を尽くすというのは長所にも短所にもなり得るので頭を柔らかく視野を広く持つことを学ぶのも大切です。
相手の冗談に気づくために
冗談が通じない人というのは、仕事でもプライベートでも付き合いにくさを感じてしまいます。