ただこれは、言葉の上っ面だけでなく、接している相手を理解しようと努めることで解消できる部分です。
他人の心の内側を覗き見ることはできませんが、相手がどんな気持ちで自分と接しているか、何を意図して声をかけてくれているのか、言葉以外の部分にも注意を払いながら推測してみるだけでも違った側面が垣間見えてくるのではないでしょうか。
5.陰口を言ってしまう
対人コミュニケーションにおいて、最もタブーと言っていいのが陰口です。
他人の悪口を言う事は、何の得にもならないこと。
陰口や悪口を言うことで優越感を感じたり、自分の劣等感を打ち消したりするような人はとても弱くつまらない人間です。
いつも誰かの欠点やあら探しをしているなんて、とんでもなく暇な人がおこなう行為だと言うのを忘れてはいけません。
陰口を言っている人というのは、この言葉そのものが漏れていなくても身体のうちからその態度が滲み出て、雰囲気から察せられるものです。
本当に仕事が出来る人や、信頼を得る人というのは、周りと自分を比較してプライドを誇示したりすることはせず、己自身を真っ当に評価し磨くことでより人としての魅力を高めていきますから。
陰口を言うことで満足感を得ている人には到底追いつけないはずです。
他人と陰口を言い合うことで団結力を深めたり交流を図るなんて言うのは言語道断。
それはコミュニケーションと呼ぶに全く相応しくない卑劣な行為です。
マイナスな方向にしか働かない
陰口が生み出すのは負の感情と負の連鎖。
全てマイナスばかりで、決してプラスに働くことはありません。
他所では陰口を言っている相手であっても、仕事付き合いなど切っても切れない関係の場合、表面上は仲良く見せているつもりの人も多いでしょう。
しかし所詮は上辺の付き合いです。
上司や後輩、同僚など、陰口の対象が誰であれ、人付き合いを軽く考えている人は窮地に立たされた時に救いの手を差し伸べてくれる人がいない寂しい人間に成り下がります。
いざという時に泣きを見るのは、陰口をいう人間だということを覚えておくようにしましょう。
6.先輩に敬語を使わない
敬語というのは、社会マナーの中でも重要なものです。
先輩や上司など目上の人に対して敬語を使えない人というのは、仕事のパートナーとして論外。
学校・部活・会社など、生きる過程において上下関係というものは常に存在しており、その関係というのは決してやすやすと踏みにじっていいものではありません。
敬語は最低限のマナーであり、礼儀です。
いくら同じ会社内で年が近い相手であっても、基本中の基本である礼儀ができていない人は信頼されません。
フランクに話していても礼儀はわきまえること
どんなに相手がフランクに接してくれる人柄の人であっても、敬語を使うことを忘れてはいけません。
敬語を使うというのは単に相互間での上下関係を示すものだけでなく、周囲に対して互いの関係性を示し、どういった姿勢で仕事に臨むのかが垣間見えてくる部分でもあります。
敬語を使わずフランクに接することが親密な相手とのコミュニケーションとは限りません。
敬語という社会人のマナーを守りながらも、関係性を深めていくことは十分にできます。
社外社内を問わず、先輩後輩、上司部下という関係をどう築いているか節度を持って接することは社会で働く人としての尊厳を保つことにも繋がるのです。
もしプライベートで仲が良くなった相手でも、仕事は仕事、プライベートはプライベートと線引きして付き合うべきでしょう。
7.挨拶をし忘れる
挨拶はコミュニケーションの中でも初歩中の初歩。
挨拶はとても些細なコミュニケーションでありながら、最も重要なポイントです。
おはようございます、お疲れ様です、お先に失礼しますなど、1日にたった数回ですが、必ず人と人が交わす挨拶は良好な関係性を築いていく上では外せないコミュニケーションとなります。
一つの挨拶から、会話や交流が広がったりすることも良くある話です。
そこで交わされるのは仕事とは直接関わりのない話かもしれませんが、互いの人柄に触れ言葉のキャッチボールをすることでまた新しいコミュニケーションが生まれたりするものです。