前向きな気持ちを話し合う方が会話が弾む
有意義なコミュニケーションというのは、ポジティブで前向きなもの。
互いに良い刺激を与え合うような楽しく溌剌とした交流こそ、人の成長に必要な要素です。
士気を高めあったり、励ましあったりしながら互いを鼓舞し合うコミュニケーションは、良い仕事をする上でとても大切なことです。
良い結果を出すためには良い人間関係とコミュニケーションの構築が要となっているんですよ。
10.余計なことをつい言ってしまう
いつも余計な一言が多い人、というのはよく聴く言葉です。
言わなくてもいいことを敢えて口に出す、敢えて触れない部分を無闇矢鱈に引き合いに出す、こんな人は迷惑千万です。
コミュニケーションには、場面に応じた取捨選択が求められます。
今言うべきことと、今言うべきではないこと、というのは少し考えればわかることです。
発言の前に、その場に適した言葉を選ぶというちょっとした配慮を加えることで、コミュニケーションはより円滑でより上質なものに変わります。
言って良いこと・悪いことを区別しておく
言って良いことと、悪いことを判断する能力というのはコミュニケーションうんぬん以前に品性を問われる部分です。
良識をわきまえている人であればこの判断を誤ることは無いでしょう。
人のふり見て我がふり直せとも言いますが、普段から周囲の会話に耳を傾けることで良い例と悪い例が見えてくるはず。
言うべきか言わざるべきか、こうした咄嗟の判断は、普段から意識して学ぼうとする意欲の違いから生まれます。
人の言葉の選び方、そしてその言葉への反応や表情など、いつもより少し掘り下げて周りを観察してみるだけで得られる情報は非常に多くなります。
コミュニケーション能力も、身体能力と同じように日々の訓練から磨いていけるものなのです。
仕事で役立つコミュニケーション能力って?
コミュニケーション能力が仕事に与える影響は計り知れないほど、大きく重大なものです。
やはりどの業界でも、出世する人ほどコミュニケーション能力に長けている人物であると言えます。
職人や技術者など、一見コミュニケーションとは縁がなさそうな業界こそ人との関わりや人脈がものを言ったりするもの。
コミュニケーション能力が仕事とどんな関わりがあるのかは、ここまでに取り上げた事例からお分かりいただけるはず。
さらに分かりやすく、具体的に見てみると下記のようなものがあります。
仕事力が伸びる
コミュニケーション能力に必要な観察眼や洞察力、柔軟性や臨機応変な対応力というのは、仕事を遂行するにしても必ず必要になる能力です。
上手にコミュニケーションが図れる人は自ずと仕事面でもこうした能力を開花させ、場面場面に応じて最も適切な取捨選択ができるようになります。
効率よく働くこと、自分のパフォーマンスを最大限に発揮すること、そしてコミュニケーションにより周りとの連携をスムーズに取ることができる人は総合的な仕事力が伸びていきます。
それに、コミュニケーションが上手く取れる人は人間関係も良好に築いていけることから、困った時に周囲がサポートしてくれるというのも美徳ですね。
成績が上がる
仕事力が上がるという事は、自ずと成績など結果がついてくるでしょう。
ただ黙々とたんたんと仕事をするルーティンワークでもない限り、仕事上で人との関わりを持つ事は必然です。