子供の頃にこの本の読んで、怖いと思った感覚は忘れられないでしょうね。
筆者はこれを読んで一番怖いのはおばけじゃなく人間だ…と衝撃を受けました。
お子様の夏休みの空いた時間にでも読ませてあげたら涼しくなるかも!?
ブレーメンの音楽隊
ブレーメンの音楽隊はグリム童話の物語の1つ。
幼稚園や保育園などでも親しまれ、演劇などでも童話を楽しんだ事のある方がいるのではないでしょうか。
人間に捨てられ、または食料にされようとしていた動物達たちが、新しい生活を夢見てブレーメンへ向かうストーリ一。
その中から、小さな子供でも理解できる大切な事を教えてくれる童話です。
・動物をいじめてはいけない
・命を大切にする
・役目の終わった人などいない
・悪い事した人は罰が当たる
・弱い立場でも仲間がいれば乗り越えられる
今の日本でも、現実似たような状況は各地で起こっています。
ペットを捨てるという事についてもそうですが、野生の動物達の居場所を奪ったり、安易に観光名物にしようと動物を引き寄せたりして被害に合う事も、元を正せば人間が原因だったりします。
人間は強いから、優しくならなきゃいけないのだと教えられる一冊です。
白雪姫
雪のように白い肌、血のように赤い頬や唇、漆黒の髪を持って産まれ、その美貌を義母(実日の説もあり)という存在によって嫉妬され、殺害計画を企てられるお話です。
物語は童話と言う事もあって、絵本的なもので描かれているものはまだその恐ろしさもやんわり描かれているものが多いです。
2度に渡った殺害計画は小人達に助けられて失敗。
3度目に毒林檎で計画は成功。
と見せかけて、白雪姫の棺を王子が運ぶ際につまずいた時に喉に詰まっていた毒林檎が取れて息を吹き返します。
終盤の終わり方や細かい内容には諸説あって気になる所ですが、おとぎ話ですので優しい白雪姫が生き返って王子様と幸せに暮らしましたとさ♡で良しとしましょう。
でも、白雪姫を始めとする有名な童話の数々には、ホラーというかサスペンスというか、人の憎悪や嫉妬を浮彫にするところにスポットを当てて書かれている『本当は怖いお話だった…』という深堀りされた本も結構出ています。
あの幸せなハッピーエンドがどうなってしまうのか!違った意味でドキドキしながら読んでみるのもおすすめです。
ラプンツェル
ディズニー50作目の記念作品でもある“塔の上のラプンツェル”の原作でもありますが、実は原作のグリム童話の内容とは随分と異なるストーリーで映画は描かれています。
それも納得の理由が満載なんです。
ちなみにラプンツェルは植物の名前なんですよ!内容の要約はこうです。
・妊娠時の食欲と我が子を引き換えに、魔法使いの庭にあったラプンツェルを食べた母親
・生後すぐに魔法使いに引き渡された子の名前はラプンツェル
・森の中で王子は美しいラプンツェルの歌声に魅了され出会う
・魔法使いのいない隙をみて逢瀬を重ね、頻繁に愛し合う。
そして妊娠。
・魔法使いに見つかりラプンツェルの髪を切られ、荒野へ追いやられる。
・何も知らない王子は絶望し、塔から身を投げて失明する。
・7年後、盲目で森をさまよう王子と男女の双子を産んだラプンツェルは再会。
嬉し泣きするラプンツェルの涙が王子の目に落ち、王子は視力を回復する。
・王子はラプンツェルと子供たちを伴って国に帰り、皆で幸せに暮らす。
愛し合う二人の絆を描いた童話ですが、原作は激しい性交の様子があるようです。
子供達にも「実はこういうお話なんだよ」と語れる内容じゃないかな(照)
でもディズニーのラプンツェルは筆者も大ファンです!!
3匹の子ブタ
童話は残虐だったりする部分などを大幅にカットして現代に伝えられているものが多いですが、これもちょっと残念なところだと筆者は感じたりもします。
3匹の子ブタは比較的原作に近いのですが、1番目のお兄さん豚と2番目のお兄さん豚はオオカミに食べられてしまうのが原作です。
そして3番目の豚はオオカミを食べてしまいます。
この童話で教えられる事は3つ。
・ものを作る時は、早さではなく時間や手間をかけた方が、安全で強固なものが出来役立つという事。
・もの限らず、よく考え行動する人は最後に大きな成功を掴める
・悪い事をすると罰が必ずある