ある夜、大きな熊がやってきて「寒いから暖まりたい」といい、姉妹と熊は仲良くなります。
春になって熊は、森にある宝物を邪悪な小人から守るために、ここを離れなくてはならないと姉妹に告げます。
それから少しして、姉妹が薬草を採りに行ったり魚を釣りに出かけたりする先で、幾度も困った様子の小人に出会い助けるのですが、毎回悪態をつき…
姉妹と熊と小人がどんな関係なのかは、最後の最後に楽しめるお話です。
熊と仲良くなったり話せたりというのも童話の魅力ですよね。
小人とのやりとりがおもしろい一冊です。
まほうの馬
ロシアの民話として親しまれている童話です。
三男は『イワンの馬鹿』と呼ばれる若者。
長男、次男が馬鹿にしてもなんのその。
自分で手に入れた魔法の馬を使いこなし、立派な若者に変身するシーンはなんとも面白い!何でもありのストーリーに笑ってしまう箇所もあって、思い切りのいいストーリーに感服します。
世界中で読まれている童話
こうして見てみると、童話は世界中の民話やおとぎ話も含め、子供達から大人まで幅広く強いメッセージや教訓を教えてくれるものなのが分かります。
子供達の広い感受性を利用して大切な事を考えさせ伝えられる、古くから大切にされてきた読み物なのですね。
子どもの頃、親に読んで貰ってこともあるのでは?
みなさんもこの中に挙げられた童話の中に、親に読み聞かせしてもらったものがいくつもあったのではないでしょうか。
そして、私達もまた子供達に読み聞かせ受け継いで行かれる素晴らしい童話の数々。
本屋さんではいくらか安い絵本コーナーでお手軽に購入出来るものもありますが、本来ならこんなにも名作と謳われる童話に対する対価じゃないなと思うほどです。
子供達は何度も「読んでほしい」「もう一回」とせがむのが、何より価値あるものだと教えてくれているのではないでしょうか。
子どもが産まれれば読んであげたい
自分の子どもが産まれたら、童話をたくさん読んであげて下さい。
そして、子供達の心や気持ちを育ててあげましょう。
子供は時に、童話に出てくる悪い役のオオカミや鬼にまでも慈悲深い心を持つことがあります。
そんな時、親になった自分も考えさせられ学ぶことが多いはず。
また、童話に自分を重ねて楽しむのもいいですね。
「◯◯くんが主人公だったらどうする?」などと問いかけてあげたりしながら、親子のスキンシップや会話を楽しんで下さい。
子どもだけでなく大人にも読んで欲しい童話
多くの童話をご紹介してきましたが、みなさんも知らない絵本もあったのではないでしょうか。
日々の忙しさで心が疲れたり、自分が嫌になってしまったり、そんな時には現実から逃避する訳にはいきませんので童話の中へ迷い込んでみてはいかがでしょう。
単純明快な愛や優しさ、厳しさを描きながら、多くの主人公が困難を乗り越えていくストーリーもたくさんあります。
きっと大人になった今でも、私達に教えてくれるものがあるはず。
また、大人の童話集として出版されているものも本屋さんでは良く見かけます。
新しい視点で描かれた童話を楽しむのもおすすめですよ♪