昔は、いいなぁ~竜宮城に行ってみたい♪と子供ながらに憧れたものですが、今考えると怖いです(笑)このあらすじを持って、浦島太郎の続編やリメイクのようなお話も良く見かけます。
大人になったらそっちの話も興味が湧いてきちゃいます。
桃太郎
岡山県やゆかりある地域が桃太郎サミットや日本桃太郎会連などを作るほど、日本の代表的な童話ですね。
今や有名な清涼飲料水のCMにも起用され、あまりのカッコ良さに惚れ惚れするばかりです。
おとぎ話と分かっていながら、なぜか本当にあった話のような感覚がどこかに残る桃太郎ですが、そう思うのは筆者だけでしょうか。
桃太郎の『桃から』話には諸説あって複雑なのですが、これだけの人気となれば有力説として挙げてもらうだけでもご利益がありそうです。
納得出来るのは、鬼や一緒に戦う動物たちの関係性。
風水では丑と寅の間の方角が「鬼門」とされていることから、鬼には牛の角のようなもの・虎の腰巻きというルックスになっているという解釈がある事。
また、桃太郎は「鬼門」の鬼に対し、「裏鬼門」に位置する十二支の動物(申(サル)、酉(トリ=キジ)、戌(イヌ))を率いた、という解釈がある事ですね。
一寸法師
わずか一寸(3cm)の一寸法師が武士になる為に京を目指し、お椀の船に乗って旅をする夢のような可愛い童話。
箸を船のオールにして針を刀の代わり使いこなす一寸法師は、小さいながらも鬼の腹の内から攻撃を加えて退治し、京で世話になっている所の娘を助ける。
鬼の残した打ち出の小槌で自分の身体を大きくした他、金銀財宝をも打ち出して末代まで栄えたという夢のような童話。
小さな体で旅をするその様が子供達にも『自分にも何でも出来るんだ!』と勇気を与えてくれそうです。
打ち出の小槌が欲しくなっちゃいますね。
かぐや姫
光り輝く三寸の竹の中から現れたかぐや姫はわずか3ヶ月で成長し、見たこともない美しさでたくさんの男性を虜にしました。
昼夜を問わずかぐや姫を見に来る人々が、垣根に顔を入れてまでも覗く姿から『垣間見る』という言葉も出来たのだそう。
優しかった翁も、かぐや姫に会わせてくれれば官位をやると言われ、欲に目がくらんでしまいかぐや姫の気落ちに気が付くことがない。
悲しみながらかぐや姫は月に帰ってゆく。
という内容の童話です。
人は欲によって変わってしまう悲しいもので、慣れないものを多く手にすると大切なことまで忘れてしまうという事を教えてくれます。
月からのお迎えは宇宙人?という見解もあったりして深堀すると尚楽しめそうな童話です。
花咲じいさん
優しい老夫婦と意地悪な老夫婦に起こる事の差を描いた童話で、子供達にも善悪の判断をさせ『良い事には良い事が、悪い事には悪い事がそのまま返ってくる』と言う事を教えてくれます。
意地悪なおじいさんが燃やしてしまった優しいおじいさんの臼の灰。
風で飛ばされ木々に降りかかったら花が咲き、優しいおじいさんはたくさん灰をまいたら巻いて喜びます。
意地悪なおじいさんはその灰を奪って、俺も俺も!とまいたら通りすがりの殿様の目に灰が入って、散々お仕置きをされるそう。
無名の童話
次はあまりメジャーではない童話をご紹介しましょう。
実に多くの童話があるのを知って、筆者も読むのが今から楽しみなものばかりです。
大人はもとより、知らない子供達も多いかもしれません。
親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。
定番の童話より無名の童話だったらプレゼントなどにも喜ばれますよ。
白いりゅう黒いりゅう
中国の少数民族が語り伝えた物語を中心に構成されています。
雄大なストーリーとその変化にワクワクが止まらない一冊。
西欧の童話とは違った中国ならではの趣きのある楽しさが詰め込まれています。
言い回しが古かったり、難しい言葉が出てくることが多いので、読み聞かせする際にはお母さんの言葉の言い直しなどを現代風に置き換える事が必要かもしれませんね。