展開も冒険やホラーっぽい感じなど、声にも変化をつければ子供達に大人気の童話になるでしょう。
話が長めなので『続きはまた明日』で読んでいくのもおすすめです。
トンボソのおひめさま
ずる賢いトンボソのお姫さまに何度も騙されるジャック。
最後ジャックがあくどい姫から取られた宝を奪い返し仕返しする場面がなんとも痛快です。
恵まれた境遇にない王子や男が最後にはお姫様と結婚して財産を手にするような、どこにでもある話と思いきや、そこに至るまでの話がなんとも言えない面白さ!最後には大変な目にあったりするので、本当に最後まで楽しく読める1冊です。
子どもが童話の楽しさを知る、最良の1冊だと思います!
カナリア王子
塔に閉じ込められていたお姫さまは、森の向こうを歩いていた王子さまと恋仲になります。
でも、高い塔に閉じ込められていては間近で会い会話する事も出来ないのです。
魔法使いが不思議な本を貸しますが、それは、始めから終りに向かってめくると人が鳥になり、逆にめくると鳥が人になるという本。
これで2人は会えるようになったのですが…とびっきり不思議で、そして恐ろしくも美しい物語です。
魔法!魔法!魔法!
英国のファンタジーの女王として名高い、映画「ハウルの動く城」原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズが描く短編童話。
子供達の大好きな魔法がたくさん詰まった一冊になっていて、きっと読み進めれば大きくなっても捨てられない大切な一冊になる事間違いなし!の一冊です。
氷の花束
作中に出てくる“氷の花束”“桜の花びらで作ったウエディングドレス”は読む人の想像力を掻き立てて、あまりの美しさに目を閉じながらうっとりしてしまいそうな程。
アリソン・アトリーという作家さんの作品ですが、彼女の空間描写の細かさに入り込んでいけるようなものが多いんです。
目で読む事はもちろん、香りや音など五感全てで実際に感じ取れるような気持ちにさせてくれる素敵な童話です。
風の妖精たち
妖精が好きの女の子におすすめの素敵な童話です。
主人公リュシラの健気さ、妖精たちの誠実さがや、リュシラが約束を守れるのかハラハラしたり、池と木の一途な愛情が胸を締め付けられたりと、読み終わる頃には虜になってしまいます。
全体的にエレガントです。
いい童話を読んだなぁ~ときっと思えますよ。
くるみ割りとネズミの王さま
バレエ「くるみ割り人形」の原作としても知られている作品です。
現実なのか夢なのか境界が曖昧なので、小さすぎる子供には向かないかもしれません。
大人になってから読みたい絵本の1つとも言えますね。
長い長いお医者さんの話
お医者さんは魔法使いという設定の童話です。
それだけで内容が気になってしまいますよね!お医者さんは良くも悪くもない普通のおじさんです。
チェコの本なので、いろいろな名称を読むのに舌が回らない事もあったりします。
最初から最後まで賑やかで、騒々しくて、大袈裟で、愉快で楽しいですよ!小学校中学年位からが対象ですが、大人が読んでも楽しくなっちゃう1冊です!
むくどりの夢
もういないお母さんを待つ椋鳥の子と、何も言わないけど子に寄り添うお父さん。
ひたむきに願い続けた末に見えた大好きなひとの姿は夢?大切な人のために、できるだけ永く側にいられるように頑張ろうと思える、涙なしには読めない童話です。
子供にも何かグッとくるものがあるかもしれませんね。
読んでいる大人の心に刺さる愛の溢れる童話です。
雪白と薔薇紅
貧しい家の母と姉妹で暮らす家には2本のバラの木があり、二人の娘はそれぞれ”しらゆき”と”べにばら”と名付けられました。