「人生が全て自分の思い通りになったらいいのに」と思ったことがある人も多いはず。

例えば自分にばかりうるさくものをいう上司、ちょっと口うるさい両親や恋人、偉ぶった態度をとる友人など…「もっと優しくしてくれてもいいじゃないか」「なんで私の言い分を分かってくれないの」「どうしていつも上から目線なんだろう」など、不満に思うこともあるでしょう。

こんな時、本当に人の感情や行動をコントロールできたら、それはまるでSF映画の特殊能力のようなものです。

実際には、自分の思うように人や物事をコントロールするなんていうのは到底、無理な話だと分かりますよね。

しかし、世の中には自分の都合よく周りをコントロールできなければ気が済まないという人もいます。

思い通りにならないことにフラストレーションやストレスを感じたり、自分の言うことを聞かない人に対して苛立ちを募らせ必要以上に厳しく当たることもあります。

こうした欲求のことを「コントロール欲求」と呼ぶのですが、皆さんにはどのくらいこの欲求があるでしょうか。

全く持って当てはまらないという人も居れば、表には出さなくとも隠れた本質的な部分でひっそり抱いている人も居るでしょう。

周りにコントロール欲求が強い人がいて扱いに困っているなんてケースもあるかもしれません。

コントロール欲求が強い人ってどんな人?

「あの人が自分の思い通りになったらいい」と思うような意識が強くなり周りを支配したいという気持ちに変わったものがコントロール欲求です。

コントロール欲求が強い人は周りへ求めるものが大きく、意識的または無意識的に相手をコントロールしたいという気持ちを抱いています。

思い通りにならない状況をコントロールしようと躍起になる人もいれば、心の中でコントロールしたつもりになっているような人もいます。

コントロール欲求が強い人の特徴


コントロール欲求が強い人の特徴は、相手を上から目線で見ている高慢な態度や決めつけたような強い物言いなど、相手を従わせようという意思からくる行動です。

これはあくまで分かりやすい特徴なので、先ほども言ったように表面的には分からなくともコントロール欲求を抱いている人も 多くいます。

どうしてコントロール欲求を持つようになるのか、その理由はさまざまですが、この欲求が強い人には一定の共通要素があります。

寂しがりや

誰かの温もりや優しさに飢えている寂しがりやの人は、周りの人からもっと自分を見て欲しい、もっと意識して欲しいという欲望を持っています。

いわゆる“構ってちゃん”と呼ばれるようなタイプの人も同じ類でしょう。

寂しがりやの人は少しでも周りからの意識を惹こうと、あえて辛く悲しんでいるようなそぶりを見せて「どうしたの?」「大丈夫?」と言ってもらいたがりますよね。

見方によってはかわいらしくいじらしいように見えるかもしれませんが、実はこれもコントロール欲求からくる行動のひとつです。

わざと人が自分に興味を示すようモーションをかけて、コントロールしているということになりますので、典型的なコントロール欲求の特徴です。

高慢な態度とは少し傾向が違いますが、寂しさゆえに自分を一番に優先してくれないと許せないなどと理不尽な怒りや苛立ちを募らせていくのでしょう。

こうした人は自分が仕向けた通りに周りが反応を示してくれたり、寂しさを埋めてくれると欲求は収まり、優越感や満足感を感じます。

目立ちたい

人よりも目立ちたいという気持ちがある人は、周りからの注目が自分からそれていたり、自分よりも他の人が目立っている状況を快く思いません。

いつでもスポットライトを浴びていたいと考えているので、自らパフォーマンスをして周囲の視線を集めたりすることもあります。

目立ちたいと考える人は、注目を集めるための術としてユーモアや面白さを兼ね備えている人が多いので、一緒に居てとても楽しいタイプだったりしますがちょっとばかし鬱陶しいと思われてしまうこともしばしば。

ですが、こうした行動もやはりコントロール欲求から引き出されるもの。

目立ちたいという気持ちの裏側には、周りから愛される存在として君臨したいという欲があります。

目立ちたがりの人は、小さい頃に周りから注目されることが少なかったり、十分な愛情を得て育たなかったような背景を抱える人が多く、欲求の根本には大きなコンプレックスがあるケースも。

大人になり目立つ方法を知り、注目を得ては周りから支持されているような気持ちになることで愛されたいという欲求は満たされ、コンプレックスとなっている部分を隠してくれます。

こうした繰り返しで、さらに目立ちたいという欲望が大きくなっていくと、周りが自分を見ていてないと気が済まない、もっと多くの人から注目されたいなどという周囲への過剰な要求が生まれるようになるのでしょう。

目立ちチヤホヤされることで、自分の存在意義を感じる人は、他人から無関心をきめこまれたり無視されるよな事態にめっぽう弱く、あらゆる手を尽くして自分の存在を知らしめようとしているのです。

ストレスが溜まりやすい人


ストレスが溜まっている人は、日頃のイライラを発散するために権威を振りかざして人をコントロールしようとする傾向が現れることがあります。

上司や先輩という立場を利用して下の人を押さえつけることで、相手の行動や感情を意図的にコントロールして支配欲を満たし、ストレスのはけ口としたりすることも。

親と子供でもまれにあるケースです。

相手が自分に対して強く出てこないと分かっている人に対して、高圧的な言葉を投げたりするので非常に質が悪いと言えます。

時には力にモノを言わせて、暴力などで相手を思い通りにするようなことも。

ストレスを溜めやすい人は、一見そうは見えなくても実は自分に自信がなかったり、何かに怯えている精神的な弱さがあるタイプです。

相手を恐れで支配して、自分が優位に立っていることを確かめているのです。

相手の同意を求める人

「アナタもこう思うよね?」など人に同意を求めている人は、非常に分かりやすいコントロール欲求の表れです。

相手に同意を求めるということは、自分の意のままに誘導しているということ。

本人はあまり意識していなくても、他人に意見を合わせることを強要し味方意識を感じることで無意識に支配欲を満たしているのです。

こうすることで、自分の支配下に相手を置いて安心を得ています。

誰かから敵対視されたり、自分の意見に反対されるようなことを大きなストレスに感じるので、自然と人へ同意を求める様な物言いになってしまうということです。

それに、同意を得る事で自分の言い分を正当化し、意見の正しさを主張することで相手を想い通りに動かそうとする意図も含まれています。

「私の言うことは正しい」と相手に思わせることによって、人の行動や言動を改めさせたりするコントロールをおこなっているのです。

普段から人に同意を求めて自分の尊厳を守っているので、反対意見を述べられると激昂したり極端に落ち込んだりするようなメンタルの弱い人が多めになっています。

自分語りが激しい人

自分の話ばかりして自らの考えや価値観を語る人は、自分の存在の大きさや偉さを誇り、強調しているといえます。

こういう人は、自分がいかに他者と違って優れた人間であることを示して、人から敬いや憧れを抱かれたいという欲求があることが多い傾向です。

極端に言うと、周りは全員自分以下だと思っているので、自分の存在をアピールして肯定されることを求めています。

自己愛が強く、とにかく自分が大好きなタイプなので自分が愛され尊重されることをさも当然のように考えています。

相手が自分のことを知れば、自分を敬い慕うようになるのでコントロールすることも容易だと思うのでしょう。

自己愛が強いと、自分を優先するあまり他者を自分の思うままに操りたいというコントロール欲求も強まります。

相手のせいにする

なにかトラブルにあった場合、相手に責任を押し付けて責任から逃れようとする人は、自分のさじ加減一つで人を操れるのだと考えている証拠。

これもコントロール欲求から生まれる考え方です。

責任逃れをしようとする人は、迫りくる恐怖から自分を守りたいという気持ちが異様に強いので嘘をついてまで相手に責任を押し付けようとします。

これも自己愛が強く、どんなことよりも自分自身の地位や名誉を優先させたいと思う欲求が強いことの表れ。

もし突如ピンチに陥っても、人のせいにすれば良い、コントロールするればよいのだど自分の権力をここぞとばかりに振りかざしてきます。

なんとも自己中心的で非常識な行動だと思いますが、結局は何が起きでも自分ではなく周りが悪いのだと責任転嫁するので本人的に罪悪感や劣等感というのはあまり感じていません。

「こうなったのも全て周りのせいだ」「自分が悪いわけはない」と都合のいいような解釈するよう脳内の仕組みができあがっているのです。

こういうタイプは小さい頃から甘やかされていたり、周りの人が助けてくれるようなある意味恵まれた環境に居たことが多いのですが、それさえも「周りが自分を甘やかしたからこうなったのだ」と責任を周りに押し付けます。

こうした考えがあると、「周りが悪いのだから責任を取るのが当然だ」「自分は悪くないのだからあの人が対応すべきだ」などと周囲をコントロールするような考えに至るのです。

なりふり構わず自分を守ろうという姿は非常に悪質ながら痛々しくもあります。

身内を大切にする

身内を大切にする人は、人との関係を重んじている人情味の厚い人です。

しかし、こうした人の中には身内として、家族や仲間を大切にする代償にその人たちを意のままにコントロールする権力や支配力を求める人も居ます。

「大切にしているのだから自分に従うべきだ」というような独裁的な考えを持ち、尽くす代わりに自分の指示や言動を尊重することを強要します。

いわゆる組織のボスやリーダーといった立場になる人にはこうしたタイプが多い傾向です。

こういう人は純粋に身内を大切に思っているかというと、容易には頷けません。

見返りを求めている時点で、WINWINな関係であるとは言えないでしょう。

何の損得もなく互いのために尽くせる存在こそが本当の絆というものです。

与えるだけ、もしくはそれ以上の要求をすることは決して対等ではありません。

仕事ができる

仕事ができる人は、自分の能力が高く賢明である人だというある程度の自負と自信があります。

仕事ができると周りからの信頼を集めやすく、尊敬や憧れなどといった感情を向けられることも多いでしょう。

こうした賢い人は、自分が周りからどのように評価されているか、その上でどういう風に立ち振る舞うのが最も相応しいのかをよく弁えています。

自分マネジメントが上手で、周囲との関係も円満、人望もあるとなると、自然と周りはその人の意思に従うようになります。

こうして、周りから支持された時、自分は人を動かしコントロールできる秀でた存在なのだと思うようになった人は「もっと周りを従わせたい」「自分にできないことはない」と無敵感を感じてしまうことがあります。

周りへの感謝や謙虚を兼ね備えている人物であれば違いますが、自分が人を支配できるということに優越感や特別感を覚えてしまうとコントロール欲求は増す一方です。

他人をよく褒める

他人のことを良く褒める人は、一見相手をリスペクトして尊重しているように映るでしょう。

しかし、この褒めるという行為一つには、策略的で邪な感情を含んでいることが多分にあります。

褒める事で相手の気分を良くさせると、褒められた相手としても悪い気はせず褒めてくれた相手へ好印象を抱くでしょう。

褒めるという行為を通じて相手の懐にはいり信頼を得るという行為は、どちらかと言うと相手に取り入る弱い立場の人の行動のように思えます。

しかし、こうしたコミュニケーションを巧みに利用できる人は最終的に主導権を握って相手をコントロールすることも動作ありません。

相手を褒めていたと思ったら、いつの間にか自分が優位に立つように上手く丸め込んでしまったり、おだてて気分を良くしている間に頼みごとをするなど人をうまく誘導する術を心得ています。

相手のためになることをする人

相手のためになることを率先してできる人はとても素晴らしく、誰かのために献身的になれる姿勢は見習うべき美徳です。

しかしこれも、損得勘定なしにできる人はなかなか少ないものです。

「人からよく思われたい」と自分の評価を上げたい人もいれば、人に貢献することで自信をつけたい人もいるでしょう。

なかには「わざわざ助けてあげている」というように上から目線で物事を見据えている人もおり、こういうタイプは人のためになることをしているように見せかけて結局は自分の特になることばかりに手を出しているケースも。

相手のためと銘打っておきながら、自分のためになるよう、相手をコントロールしたりすることに長けています。

自信のなさ

自信が無い人は、自信がないことを隠すようにあえて過剰に強気な態度を取ろうとすることがあります。

周りをチカラで押さえつけ、言う通りにさせる事で自分に足りない自信を補っています。

とてもじゃありませんが、これで本当に自信が付くはずがなく、一時的に支配欲が満たされるだけです。

人が自分に従う姿を見ると「自分には人をコントロールするだけの能力と権威がある」と思い込むことができますが、自分自身のコンプレックスを解消して自信を手に入れなければ優越感とは裏腹にどこか虚しさが募っていく一方です。

心配性

心配性な人は「もしも失敗したらどうしよう」など、常に物事を悲観的に捉えてしまい漠然とした不安を抱えています。

心配なことが多いと、ドキドキして落ち着かず困ることも多いはず。

こういう人も、自分の思うようにことが進むようコントロールしたいと考えるものです。

心配性ゆえにあらゆるリスクを想定し、危険を回避する方法を考えているので、その中で最も良いと思うもの通りに進めるために周りを動かしたいと思うのでしょう。

しかしこういうタイプは、消極的な人が多くなかなか行動的になれず心の中でコントロール欲求を抱いて表面化させないことが多いようです。

傷つきたくない

自己愛が強く、傷つくことを恐れ、自分を守りたいと考えている人は自分を最優先事項として考えているため周りを思うがままに操りたいと考えます。

自分中心で物事が回っているので「自分の思うようになるべき」「こうならないとおかしい」と言うような傲慢な考えにさえ陥ります。

傷つくことは誰だって避けたい問題ですが、はじめから傷つくことを恐れていては何も始まりませんよね。

しかしプライドが高く、自分の考えを頑なに曲げないような頑固な人はそのプライドが傷つくことを何よりも嫌います。

ある意味、弱気な態度で逃げ腰であるとも言えます。

これは、自信の無さの表れでもあり、自己愛からくる保身でもあります。

自分に都合の悪いことをすべて排除し、成功も失敗も、自分の手によってコントロールしたいと言うように考えているのでしょう。

とてもワガママで共感し難い思考です。

両親の愛情を得られないで育った

小さい頃に両親からの愛情を得られずに育った人は、周りから承認されたいという強い欲求を抱えたり、周囲から注目されることに満足感を感じたりする傾向があります。

小さい頃、親から認められず、褒められたことが少なく、自分自身の在り方に不安を持っているのでしょう。

こういったタイプは、自分自身にトラウマを感じていることも少なくありません。

大人になってからも、愛情の受け入れ方や欲求の満たし方がうまく分からずに、知らず知らずのうちに他人に依存しているケースも少なくありません。

他人から認められたいという欲求の強さから、自分の力や能力を必要以上にアピールします。

そして周りの人をコントロールして従わせることで人から認められているという実感を得ているのでしょう。

こういうタイプは、自分の欲求の為に人を動かそうとしていることにあまり気付いていないこともあります。

コントロール欲求とは?

コントロール欲求と言うのは、自己愛の強い人が抱くことの多い欲求です。

支配欲と似ている部分があり、周りの人からすると、とても厄介で仕方の無い存在だと言えます。

自己愛が強い人は、自分に対する愛情が人より過剰でナルシズムになる人が多く、自分がほかの人より優れた存在だと信じているのです。

特徴としては、自慢話など自分の話ばかりをしていたり、お世辞を言われるのがとても好きだというような性質があります。

このように自己愛が強い人の中には『自己愛性人格障害(自己性愛パーソナリティ障害)』という人がいることを知っていますか?

自己愛性人格障害というのは、ありのままの自分を愛することができないことから、自分は優秀で人より素晴らしい存在として偉大でいなければいけないのだと思い込んでしまうパーソナリティ障害の一つです。

自分が他人より優れた存在だと信じていて、自分の力を誇示しようとする傾向が強いことが特徴。

時にはありもしない権力や成功への空想を繰り広げ、周囲から嫉妬されているような被害妄想に取りつかれることもあります。

こうした人物は人も利用することも厭わず、周りの人達をかえりみません。

さらに自分より劣っていると判断した相手に対しては、高圧的で威圧的な態度をとって優位性を示そうとすることもあります。

自分の思い通りに行かないことがあると腹を立てて、高慢な態度を見せるため人間関係にんで問題を抱える人も多い傾向です。

人を操りたい

こうした自己愛の強い人は常にコントロール欲求を持ち、「自分の思い描く理想通りに物事を進ませること」しか考えていません。

本人としては都合よく人や物を支配できることで気分がよく、支配欲が満たされるのかもしれませんが、なんとも傍迷惑な話です。

そもそも人を自分の思い通りにコントロールしたい、操りたい、と考えているということは、自分は人を従わせるだけの力量や権力があると思っている証拠。

周りの人間を、自分より劣っている存在だと認識して蔑んでいるのも同然でしょう。

言うことを聞かせたい

自分の思い通りに周囲が動かないとふてくされて怒りを感じる人は、自分と他人との境界線が不明瞭になっていることがあります。

自分の意思は周りの人の意思であるのだと感じてしまい、他人も自分と同じような感覚を共有しているのだと信じているのです。

ですので望むとおりにことが運ばないと、自分の考えが否定され、侮辱されているようにさえ感じてしまいます。

あくまで自分は自分、他人は他人でそれぞれ違った考えがあるのだとキチンと境界線を弁えていれば怒りやストレスはそこまで堪らないはずです。

こうした自我と他者の境界線が曖昧な人は、人に言うことを聞かせたい、聞くのが当然だというコントロール欲求も強まります。

コントロール欲求がある人との付き合い方

コントロール欲求の誰かを支配したい、思い通りに動かしたいという気持ちは、結局のところ自分を肯定されたい、認められたいという気持ちから生まれるものです。

コントロール欲求が強い人たちは、なにかしらの理由で自信を持てずにいるので、いつも自分自身に満足することができていません。

どこか虚しくぽっかりと空いてしまった穴を埋めようと躍起になって人からの支持や評価を集めたい、自分の権力が通用するのか見極めたいと思うのです。

こうした人たちは、実際のところ少なくはなくいろいろな所に存在します。

遭遇する確立も非常に高いでしょう。

付き合う側から見てみると、行き過ぎたコントロール欲求は子供じみていて、ただただ厄介な存在でしかありません。

ですので最後に、コントロール欲求が強い人と上手く付き合っていくコツを紹介します。

深く関わらない

コントロール欲求が強く、支配的な一面がある人とは第一に深く関わらないことです。

コントロール欲求の強い人は、周囲に依存する傾向があるので、その人にとってあなたが重要な人物だと認識されたらとても大変です。

コントロール欲求の強い人には、強気に出ても弱気に出ても、あまり効果はありません。

強気に出ると「なぜ自分に従わないのか」と怒りを買いますし、弱気に出ると「自分の言うとおりに動く人だ」と満足感を与え、その後何度も同じように欲求を満たすために利用されます。

こうした状況を可能な限り回避していくには、可もなく不可もなくというポジションを作ることです。

決して深く関わるようなことはせず、自分に対する印象を良くも悪くもないその他大勢という認識にさせることが重要です。

自信をつけてあげる

コントロール欲求はとても難儀なものですが、その裏側にある感情が見えてくると、その人の見え方も変わってくると思います。

コンプレックスがあったり、自信がなかったりするということは、他人から十分な愛情を注がれていないということ。

自信をつけてくれるような親しい人が身近にいない、いたとしてもその人の寂しさや虚しさを埋められていないのでしょう。

ですので、一人でどうにか解決するしかない状況となり、コントロール欲求が生まれて自分で自分を慰めるような行為に走っているのです。

先ほども言ったように、できる限り深く関りを持たない方が賢明ですが、そうもいかない状況の人は自信をつけてあげるように努めましょう。

コントロール欲求が強く、支配的な気質のある人は、誰かから認めら支持されたいと感じてるのでその部分にアプローチすると効果的です。

「いつもありがとうございます。」「●●さんのおかげです。」「こういうところを尊敬しています。」「自分も●●さんのようになりたいです。」などと言葉にして伝える事で、コントロール欲求を満たせる可能性があります。

相手が自分に対して好意的で従順な態度を取っていると感じれば、過剰に威圧的な態度や物言いも減ります。

もしも仮に、あまり良く思っていない相手であっても意識してこうした言葉を使うようにしてみてください。

自信を持つと、人は心に余裕が生まれますので、言動にも変化が現れるでしょう。

受け入れてもらうように説得する

自分を言いなりにさせるためコントロールしようとしている人と出会ったら、頃合いを見て、自らの意見を述べることも大切です。

「こういう理由から、その指示には従えない」というように、きちんと明確な理由と意思を持って伝えることが重要です。

ただ単に、やりたくない、できない、従えないと言うだけでは相手も納得しません。

動機や経緯をあわせて伝えることで納得してもらえるでしょう。

説得するのは労力や勇気のいることですが、相手の機嫌をうかがって、従うような日々が続くと辟易としてしまうので時には思い切った行動も必要です。

他の欲求で満たすことを勧める

人を支配したいと考える人は、いつもどこか満たされず、日常に納得がいっていない証拠。

その隙間を埋める方法はコントロール欲求意外にも沢山あります。

これに気付いていない人には、ぜひ新しい可能性を示してあげるというのもとても有効な手段です。

これは仕事関係のほか、友人や恋人、家族などにも言えることです。

人を支配したり従わせたり、高慢な態度を取ることで自分に自信をつけているような人は、もっと別の部分で自分を満たす方法を見つけることができるのが一番。

それは仕事でも趣味でも、何でもよいのですが自分なりの意義を見つけて本気で没頭できることであると最適です。

コントロール欲求が強い人は悪い人ではない(まとめ)

コントロール欲求の強い人は、一見自己中心的でワガママ、そしてとても高慢で人を蔑んでいるような悪い印象があるでしょう。

しかし全員が全員本当に悪人というわけではありません。

性格が歪んでいるというよりは、その人本人の弱さや寂しさが引き起こす行動であことが多いので、もしも近しい人にコントロール欲求を持つ人がいる場合は、是非一度救いの手を差し伸べてみてください。

人間的な弱さは誰にでもありますが、メンタル的な見えない部分の欲求は本人でも理解できていないことが多く、どうしたらいいのか分からないということもあるはずです。

人を判断するときは、ただ表面上のやりとりだけでなく、もう一歩踏み込んだ部分まで観察するようにすると上手な対象方や対応方法が見つかるはずです。

コントロール欲求を持つ人に対して悩んでいる人も、その人が求めている本当の欲求を埋めてあげることができれば逆にこちらから上手にコントロールできるようになるでしょう。