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同調が上手い人の4個の特徴(続き3)

いつも依存対象としている人の考えや助言を求め、その人の言うがままに行動することに慣れてしまっていると自分で考え決定するという状況になった時に判断ができないという状況に陥ります。

ですので、基本は依存対象の意見に同調することになるのです。

依存体質の人は依存から抜け出さない限り、明確に自分の意志を持って行動ができず、1人ではまともな状況判断ができないままなので根本的な解決が必要不可欠です。

依存している時は自分が依存していることに気付かないこともあり、あたかも依存対象の意志が自分の意志のように錯覚することもあります。

周りから「あの人は自分の意見がない」「他人の顔色をうかがってばかりだ」なんて思われている可能性も。

簡単に人の意見に左右される人は心から信用することができないので、周りからの評価もシビアなものになるでしょう。

面倒くさがり


本来考える能力や発言する能力がある人でも、ただ面倒くさいという理由で同調する人もいます。

面倒くさがりな人は「考えることが面倒くさい」「もし意見が割れて拗れてしまったら面倒くさい」など余計なパワーをかけることを極端に嫌うため、とりあえず同調しておこう、というような軽い気持ちで意志を決めてしまうのです。

しかしこうした人は面倒くさがりな人は、どの判断を下すことが結果的に最も効率的で面倒くさくないかを優先させるため頭の回転が良い人が多く、同調の先にある結果が面倒くさいケースの場合は異なる意見を述べたりすることも。

自分主義で厄介ですが、ある意味判断力に優れているとも言えます。

上手く同調を利用する人の特徴


ここまで紹介した例を見てみると、同調することはとても弱気で卑劣な手段のように感じます。

しかし、これはほんの一面に過ぎません。

同調するという手段を上手く利用しながら卒なく世渡りをしている人も大勢いるのです。

周囲に気が使える


見方を変えれば同調するということは、一種の気遣いだとも考えられます。

もし仮に相手が誤った判断をしていたり自分と異なる考えを持っていたとしても、人の意見を頭ごなしに否定したりするのではなくまずは相手に同調することで円滑に話を一歩先へ進めることができます。

こうした気遣いができる人は、まず相手に同調する態度や意思を見せてから、その考えを基にしつつ自分の考えを交えたりしながら意見をブラッシュアップしていくことで、変に対抗意識を見せたり反感を買うことなく丸く互いの意見をまとめることができます。

気遣いが出来る人は言葉の運び方や相手の意見に対する同意の仕方がとても巧みで、人を悪い気分にさせません。

聞き上手な人であるとも言えます。

さらにこういうタイプは、相手を尊重しながらも最終的な決着地点は自分の考えがきちんと反映された納得の行くものになるようにコントロールするよう誘導することにも優れていることが多いのです。

空気が読める


人の意見に合わせて同調するということは、時に必要な判断です。

これがもし、自分が本来望んでいる考えや結論と異なっていたとしてもです。

例えばその場がほぼ満場一致である案を支持していたとして場合、自分の意見がどんなに良い案だと自信があっても、わざわざ場を乱すようなことはするものではありません。

もちろん自分の意見を言うことは大切なことですし、無理な我慢は良くありません。

しかしものにはタイミングと引き際というものが存在します。

その場の空気を読み取り、適した判断を下すことも必要なことなのです。

自分が自分がと、己を押し出すことだけが能力を誇示することではありません。

協調性を持ち、相手の意見を尊重する優しさや余裕があることも、いい大人としての条件です。

周りをよく観察してる


その場の空気を濁さずに、上手く立ち回るために同調するということは、広い視野で周りを見ることが出来ている証拠です。

誰かに同調することは、その場限りの問題ではなく後の人間関係や物事の進み具合などあらゆることに影響を及ぼす判断になります。

普段から、周りをよく観察している人であれば、相手に応じた対応方法や人柄に合わせた話し方や説得の仕方など、あらゆる方面から手立てが考えられるでしょう。

普段から人との付き合いについて真剣に考えている成果が、意外な場面にも役立ってくるのです。

判断力が優れている


同調するべきか、しないべきか。

誰に同調するべきか、どういった形で同調の意を示すか。

自分本位にならず、どういった決断をすることが最もふさわしいのか、誰に同調することが懸命な判断なのか、こうしたことを瞬時に考えることができるのは立派なスキルです。