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同調が上手い人の4個の特徴(続き6)

ある分野に特化した人であればわかるかもしれません。

実は同調回路というのは、同調圧力のように人の関係や状況を表すようなものではなく、物理や化学といった分野で用いられる電気回路のことです。

コイルやコンデンサーの値を調節することで、特定の周波数に同調できるよう設定されたものなのですが、こう言われても正直なところあまりピンと来ませんね。

同調者


同調+者という2つの要素で成り立つ『同調者』は、字面から分かる通り人を指す言葉です。

これは単に同調する人を指して使うというよりは、特定の思考や運動に精神的、または物理的に賛同・支援する人たちのことを示す言葉です。

このような同調者はシンパサイザーとも呼ばれ、共鳴者と表されることもあります。

根本的な考え方は同じではありますが、私たちが極一般的に用いる同調すること、とは含む意味合いが違います。

自分に誰かが同調してくれたからと言って、その人を同調者だと表現するのは少々意味合いが異なるため注意が必要です。

同調体


同調+体という2つの要素で成り立つ『同調体』は、なんとなく雰囲気で察せるとは思いますが、これも人を指す言葉ではなく物理・科学の分野のものです。

詳しくいうと、原子番号いわゆる陽子の数が異なるものの、中性子の数が同じである核種のことで、同中性子体と呼ぶこともあるらしい。

何がなにやらと言ったところですが、核種の間になにか共通して通ずる部分があるということです。

同調培養


同調+培養の2つの単語で成り立つ『同調培養』は生物学に関する用語です。

これは、微生物や細胞などを培養する際に、発育が均一になるよう培養する条件を調整することで生活周期を同一にすることを表します。

これは、細胞の周期を計測するために用いられる実験法です。

細胞はそれぞれ異なるタイミングで増殖したり分裂を繰り返すので、同時期に実験する対象を特定の周期に留まらせるなどして実験をするとのこと。

同調すなわちシンクロという状態のことなのですね。

同調する時はバランスを考えよう(まとめ)


同調は世の中をうまく渡って行くために、上手に利用すればとても有効な手段となります。

ですが、同調することで自分の本来の意志を後回しにし過ぎてしまうのはいけません。

相手を思う気持ちはもちろん大切ではありますが、それと同じように自分のことも大切にしてあげましょう。

気持ちと行動とのバランスをうまく調整すれば、無理なく周りと調和することができます。

これまで、自分の気持ちをうまく表現できずにフラストレーションを感じていた人、どのように意見を述べれば角が立たないのか考えていた人は、同調することが上手い人の特徴から自分にできそうなことを少しずつ取り入れてみてください。

互いを尊重しあいながら、互いに納得できる結果を出すことが重要です。

今回紹介したような同調するスキルを習得して、上手く活かすことができれば、人付き合いがより充実したものになるでしょう。

余計なトラブルを避けることもできますし、周りとのコミュニケーションもより円滑に進むようになります。

まずは、人の話を最後まできちんと聞く。

聞くときは相手が何を思ってどんな意図で発言しているのか考えてみることが大切になります。

相手としても、真面目に話を聞いてくれる人とそうでない人とでは、話す内容の充実度やその問題に向ける姿勢も変化します。

同調する時は、同調した先の結果まで予測した上で対応する必要がありますので、なにがなんでも賛同していいと言うことではないことを覚えておきましょう。

今回取り上げた例では仕事や重要なお知らせシーンでの同調を主に紹介しましたが、同調するシーンは友人同士や家族同士の日常的な会話などでも頻繁にあります。

ちょっとした場面であっても、相手を思いやり同調する心を持つ事はとても大切な気遣いであり、心遣いです。

仕事でも私生活でも、大切なのは目配りや心配りだと言いますから、よく見ること、知ろうとすることを重視して意識を変化させてみるだけで見える側面や環境が少しずつ変化していきますよ。