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同調が上手い人の4個の特徴(続き5)

意中の人・モノを手に入れやすくなる


同調するのが上手な人はものごとをコントロールする主導権を握ることができます。

ただ、大々的に自分がこの場を仕切っているのだとパフォーマンスするわけではなく、あまり表立った行動はせずとも影から上手く人やモノを動かす能力に長けているのです。

ですので、周りが気付かないうちに手綱を握り、自分が考える方向へ導いています。

この能力は単に仕事だけで活きるのではなく、プライベートなどあらゆるシーンで使えるものです。

例えば仕事関係で親密になっておきたい人に対して距離を近づけるように、恋愛で好きな人がいる場合にも上手く同調したり自分へ意識を向けるなど、人の心を掴むテクニックを知っている人だからこそできる方法で相手を惹きこみます。

こういった能力に長けた人は「痒いところに手が届く」タイプが多く、相手がして欲しいこと、自分に求めることなどを的確に捉えて対応していくことが得意なので、人から好かれるのでしょう。

しかし、これは簡単なことではなく、その人本人が普段から培った観察眼や応用力があってこその結果です。

『同調』の基礎知識


同調するということは具体的にどういったことなのか、基礎の部分を振り返ってみましょう。

普段何気なく使っている単語かもしれませんが、もしかすると間違った認識をしてるなんてこともありえます。

意味


『同調』とは、自分以外の他の人に意見や態度を合わせることです。

漢字の組み合わせを見ても分かるとおり、“調子”を“同じ”にするという意味がわかります。

単に口先で相手に賛成することも同調ですし、態度で賛成の意を示すことも同調です。

明確に同調とはこうすべきものなのだ、という決まりはありません。

同調する意図は人によって様々です。

心から賛成の姿勢で他の人の意見に同調し支持している場合もあれば、同調しているのは見せかけだけで実際のところは意見に反対意見を持っているケースもあります。

心情は関係なく、表面上だけでも同調することは可能というわけです。

ですので同調と言っても、すべてが全て純粋な賛同かというとそうではないということを覚えておきましょう。

同意とはすなわち“反対しないこと”だと言うことです。

この他、人だけでなく物のタイミングや波長がピッタリ合致してシンクロしている状態のことも『同調している』と表すことがあります。

使い方


同調というワードの使い方を、いくつかの例文で見てみましょう。

「彼は意見に同調する姿勢を見せた」
「無理に同調させられている」
「私に同調したかのように見えた」
「彼は私に同調していない」

同調すること、しないこと、肯定から否定まで複数の のパターンも用意しました。

どういうシーンで使われるのか想像してみてください。

同調の慣用句


次に、同調という単語が複合された慣用句の例を紹介します。

同調圧力


同調+圧力の2つの単語から成り立つ『同調圧力』、あまり聞き馴染みのない言葉でしょうか。

これは、同調による圧力がかかる状況を指す言葉です。

主に、集団行動において、大多数が同調することで勢力を持ち、少数派の異なる意見を持つ人達を同調させようという圧力のこと。

頭数の多い思想の人たちが同調し、その場の空気を作り出すことで優位に立ち、自然とその他の思想を持つ人たちを強制的に同調させるということなので、いわゆる暗黙の了解というものです。

同調回路


同調+回路の2つの単語で成り立つ『同調回路』、これもまた普段耳にする機会が少ない言葉ではないでしょうか。