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打算的な人の29個の特徴(続き5)

長く続けても利が大して得られないと分かった瞬間に切り捨てるため、結果的に「地道にやってる人」より素早く成功を納めやすいわけです。

この判断は、先を見据えているからこそできる処世術ともえます。

しかし、地道にやっている側からすれば、一見すると飽き症に見える人が成功するのは面白くありません。

こうした嫉妬を生むので「打算的な奴は悪い奴」などと言われたりするんですよね…別に悪いことをしているわけではなくても、です。

協調性がない

打算的な人は、仲間意識というものはあまり持ち合わせていません。

社会正義などの理念や、目的意識、濃密な感情のやりとりなどは、金儲けにあってはすべて邪魔物になります。

感情に流されてチャンスを逸することはない、それこそ打算的な人の特徴です。

あまり人と協調ばかりしていると、いつまでたっても人並みから抜け出せない、という考えなのでしょう。

これは一面では正しいやり方ともいえます。

考えて人付き合いをする

打算的な人は、時間とお金の価値をよくわかっています。

たとえば、2時間話をして有益な情報が10分しか得られない相手であれば、その人とは会いません。

2時間話して2時間有益な情報をくれる人を探すことにその分の時間を使います。

これが結果的に、優れた人々を周囲に置くことに繋がっているのです。

しかし、多くの人は義理人情を大切にして、過去にちょっと助けてくれたくらいの人にも恩義を感じます。

その恩義があるために、相手が不義理を行うようになってもなかなか関係を切り離すことができません。

打算的な人にとって、こうした“しがらみ”は意味不明です。

「嫌なら切り離せばいいじゃない」という考えしかなく、うだうだ悩んでいる人を見ると「好きでやってるんだろうな」と認識します。

喋りが上手

打算的な人は基本的に頭が良いので、何をどう伝えれば的確に相手が理解できるかを瞬時に計算しています。

無駄なトークを挟むことはなく、言葉数も少な目です。

キャッチ―な題目で相手の心を掴み、余分は省いて要点を伝えてくれるため、ビジネスにおいてはとても優秀な人物になりやすいといえます。

しかし、それができるのは「利益を得るため」という目的がはっきりしているから。

利害の絡まないことについては、場を盛り上げる必然性も感じられないため、素っ気ない態度をとることも少なくありません。

単純にコミュニケーションが好きで喋りが上手いのとは、また違った印象があります。

人を選ぶ

日本の教育は「友達100人できるかな」思考が強い傾向にあります。

打算的な人にとって、学校生活は地獄だったでしょうね…。

有象無象の輩が教室に集められ、性格も考え方も合わないのに「クラスメイトだから」という理由で仲良くすることを強いられるのですから。

いや、打算的な人でなくたって、そこに疑問を持った人は多いでしょう。

大人になると、所属組織から付き合う人から全て自分で選択可能になります。

打算的な人はその自由をフル活用して、人付き合いの取捨選択を非情なまでに行うのです。

こういう人と街中で出くわしたかつてのクラスメイトが「久しぶり」と声をかけても「誰でしたっけ?」と言われるのがオチです。

世渡り上手

打算的なのに世渡りが下手っていうのは救いようがありませんし、周囲にも打算的だとは認識されないでしょう。

当然世渡り上手です。

世渡り上手であることは、ちっとも悪いことではなくて、むしろ全員がそうであっても良いくらいのことなんですが、現実的には嫌われやすいもの。

なぜなら、世渡り上手な人が出世したり幸せになる裏では、彼らのために諦めなければならなかった人が確実に存在するからです。

大学受験などでも、誰かが受かれば誰かが落ちるように、利益を得る者がいれば不利益を被る者が出るのが当たり前。