それを薄情だと言う人は多いでしょう。
とはいえ、これもまた打算的な人から見れば「先に不義理をしたのはそっちでしょ」という言い分なので治そうとも思っていません。
柔軟な対応ができない
打算的な人は目標に向かって一直線の傾向があるため、目標とは関係がない事情でついて来れなくなっている人を思い遣ろうとはしません。
たとえば仕事で「体調が悪いので納期に遅れそうです」と言われても、納期をズラしたりしないでしょう。
できる人をかき集めて対応します。
最初に決めたことは完遂するという姿は柔軟ではないと見られがちですが、その実、手段は変えて目標を達成していることの方が多いです。
性格が悪く見える
人情がなく利益追求にいそしんでいる姿はどこかマシーンのようで、人間味が見えてきません。
人は理解できない存在に恐怖を覚えるため、その恐怖が「性格が悪い」という認識につながります。
まぁ、嫌われやすいのと同じです。
態度が悪く見える
態度が悪く見えるというか、誰にでも丁寧な対応をとらないだけというか。
直接の関係がない相手のことまで思い遣っている暇がないという感じで、ぞんざいに扱われた人に「なんだコイツ」と思われることは間違いありません。
理解されにくい
仕事や目標と感情を完全に切り離して捉えることができるのは極少数。
多くの人は仲良しの同僚が困っていたら助けるし、嫌いな人が困っていたら助けないし、気が乗らない仕事の手は遅くなったりするものです。
でも、打算的な人はそうではありません。
昨日まで利にならないからと切り捨てていたような相手が、いざ利を生む存在になると素早く親身になって手助けをしたりします。
その手のひら返しのような姿勢は周囲には理解されにくいでしょう。
本人にとっては筋が通っているんですけどね…。
助けてもらえない
いらない人はバッサバッサと切っていくため、周囲の人は「どうせ自分も切られるのだろうから恩を売らなくてもいいや」と考えて助けるのをやめてしまいます。
でも、打算的な人はそれで困ることがありません。
どうしても助けて欲しいときは、その相手が食いつくような餌をしっかり用意してお願いしますからね。
自発的に助けてくれる人はいなくても、結果として協力を得ることはできています。
️打算的な人には要注意…!
打算的な人は、何度も強調したように、主義主張にこだわりのない分、意外と理解しやすい人たちなのです。
実利を考えて対応していけば、わかりやすい上に、あまり実害もありません。
しぶとい生き方を学ぶ教材とでも考えてみてはどうでしょう。
その方がより積極的な立ち向かい方ではないでしょうか。
【打算については、こちらの記事もチェック!】