冷静に考えれば、不利益を被った側の準備不足であることが大半の原因ですが、感情論では「世渡り上手はズルいことをしている」というのが先行するでしょう。
その上、打算的な人は八方美人でもないので、理不尽な敵意を向けられてもフォローしません。
なおさら嫌われてしまう傾向にあります。
ハッキリ意見を言う
打算的な人は他人に嫌われる勇気の持ち主です。
そのため、自分が言うべき意見を言って相手が不快になったとしても気にしません。
「言うべきことである」という事実が変わらないのなら、言葉を濁したり、言わないという選択肢は存在しないのです。
それで相手が逆上しても、せいぜい「めんどくさい人だな」と思うくらいで、悩んだりはしません。
そんな相手は自分の周囲に不要なので切り捨てればいいだけ。
ある意味シンプルです。
しっかり断る
自分のお金と時間に価値があることを知っているので、自分にとって何の得にもならないことは断ります。
「得」というのは何もお金に限った話ではありません。
知識が豊富な人と話して有益な情報を得たり、尊敬する人にあって生き方を学んだり、愛する人と幸せな時間を過ごすことも「得」の一つです。
行きたくもない合コンに頭数合わせで付き合ってやったり、別に知り合う必要もない相手の紹介などは断ります。
もちろん、面倒な仕事など絶対に引き受けません。
プライドが高い
打算的な人はそれなりに成功をおさめているケースが多いので、プライドも持っています。
ただ、それも見せ方の一つかもしれません。
堂々とした態度が相手に刺さると見れば堂々と振る舞い、おだてておけば勝手に木に登るような相手にはへりくだって振舞います。
目的さえ果たせれば、自分がどう見られようと気にもしないというプライドの持ち方といえます。
️打算的な人は嫌われる?
打算的な人は、ちょっと怪しいイメージを払拭できません。
すべてにわたって裏の顔があるように見えます。
しかし損得勘定以外にまで陰謀があるかと言えば、そこまでの人物はほとんどいないでしょう。
打算の塊りのように見える中国人は、他人の存在を意識しない分、秘密を守ることができません。
陰謀はすぐにばれてしまいます。
そしてお互いあっけらかんとしています。
警戒されるのは打算的だからというより、動作が怪しいせいではないでしょうか。
️打算的とは?
打算的とは、ドライに割り切ることです。
これが必要なときも世の中には確かにあります。
かつて日産自動車が経営危機に陥り、ルノーからカルロス・ゴーン社長を迎え入れたときのことです。
取引先(仕入れ先)の見直しを行いました。
重複していたり、メリットのない相手は次々と切っていきました。
これは日本人社長にはなかなかできないことです。
社長になるまでの間、いろいろな取引先のお世話になっています。
出世の応援してくれた会社もあったでしょう。
社長だけではなく、各取締役も情実にまみれています。
そうしたプロパーの社員は、長年のしがらみを切ることなどできません。