「アーユルヴェーダ」の中では、白湯は自然界における3つの要素の「火・水・風」をすべてバランスよく持っているため、摂取することで健康にとても良いとされています。
また、現代医学においても白湯は水分補給や体を暖めるのに効果的と言われており、今でも体調を崩している時などには白湯を飲むようにアドバイスをされることも少なくはありません。
白湯は目覚めた直後に、水を沸騰させて10分程度冷ましたものを飲むのが良いと言われています。
ただし沸騰させた水には味がないため、最近ではしょうがやレモンなどを混ぜて風味を出す場合もあります。
白湯には特徴や癖がなく、誰でも気軽に飲むことが出来るため、最も手軽で抵抗の少ない水分補給の方法の一つです。
寝ている間に身体は脱水状態になっている
夏場はもちろん、どんなに汗を掻かないと感じる冬場でも、人は睡眠中には必ず汗を掻き、コップ1杯分程度の水分を失っています。
そのため、夜眠る前と朝起きた直後には、水分補給をすることが大切です。
水分をろくに摂らないままで眠りにつくと、寝ている間に身体が脱水状態になり、夏場には寝ながら熱中症になってしまう危険性もあります。
また、水分不足の状態では安眠にも悪影響が出てしまうため、良質な睡眠を摂り、健康的な生活を送るためにも、就寝前と起床直後には必ず水分を摂った方が良いでしょう。
水分補給という点では、白湯はその条件を問題なく満たしています。
温かい状態で口に含むため、ゆっくりと時間をかけて飲むことで、体内に水分がしっかりと浸透していき、体が水分で満たされていくのを実感出来るでしょう。
冷水は胃に負担をかける
冷水や冷たいジュースを飲み過ぎてお腹が下ってしまった経験って、誰でも一度はあると思います。
暑い時期には冷たいジュースを一気飲みすると一見とても心地よく感じられるかもしれませんが、実は体には大きな負担がかかっているのです。
口から入った冷水は、体内で温められます。
冷水を温める時に内臓はエネルギーを消費しますが、このエネルギー消費があまりに激しいと、頑張り過ぎた結果腹痛を引き起こしてしまいます。
そのため、ほんの少し冷たいものを飲むくらいなら問題ありませんが、何杯もがばがばと冷水を飲むと体内の機能が活発化し過ぎてしまい、お腹が痛くなったり、下りやすくなったりするのです。
また、食事中に冷水を過剰に摂取することでも、腹痛の原因となります。
体内では食物を消化するためにエネルギーを消費させますが、その前にまず冷水を温めなければなりません。
そのため、冷水でエネルギーを消費し、さらに食物の消化でもエネルギーを消費しなければならず、過剰なエネルギー消費が腹痛を引き起こしてしまいます。
冷水の摂取が悪いということではありませんが、冷水の飲み過ぎや、食事時の冷水を飲む量などは考えて摂った方が良いでしょう。
その点でも、温かい白湯は体の機能の負担にならずに良いのです。
内臓を温める
内臓を温めることで、冷えの解消やむくみの改善効果があります。
また、体内に摂取した食物を消化させる際や冷えた体を温める際には、体内の機能が働きエネルギーが消費されます。
このエネルギー消費はいわばエネルギーが燃えている状態ですので、白湯を飲み予め内臓を温めておくことで、その効果が得やすくなるとされています。
朝イチの水分補給として白湯を飲むことで、内臓が温められて体内の機能が働きやすくなります。
内臓機能が温まると、脂肪が燃焼しやすくなるため美容やダイエットにもとても効果的です。
朝イチで白湯を飲み、軽い運動を行うと、より脂肪燃焼の効果が期待出来そうですね。
牛乳
誰もが知っている牛乳は、文字通り牛の乳から搾り取られたものです。
子どもの頃から「カルシウムがたっぷり入っているからたくさん摂りなさい」と言われてきた人も多いことでしょう。
牛乳にはカルシウムが豊富に含まれており、そのカルシウムは骨や歯といった体の機能を作るのにとても重要な物質です。
子どもの頃によく牛乳を飲めと言われるのは、子どもがこれから成長していくのに必要なカルシウムを補うためだとされています。
とはいえ、牛乳にはカルシウム以外にも、炭水化物や脂質、タンパク質なども含まれており、バランスよく様々な成分が入っています。
そのため、朝イチに飲むことで体を目覚めさせるのには効果的とされています。
タンパク質
タンパク質は、炭水化物や脂質と同じく3大栄養素の1つです。
人の筋肉や臓器、体内の調整などを行うためのホルモンの材料となり、またエネルギー源でもあります。