このように、お気に入りは、自分にとって「肌身離さず持っていたい」かどうかが、決め手となる場合があります。
ライナスの毛布は、大げさな表現かもしれませんし、あなたにとってのお気に入りが持ち歩ける大きさかどうかにもよります。
しかし、「本当は肌身離さず持っていたい」という気持ちになる。
それがお気に入りなのです。
なくなったら困るもの
上記内容と重複しますが、お気に入りはあなたにとって「無くてはならない」ものです。
逆に「別に無くなっても困りはしない」というものは、お気に入りとは言えません。
ただし、お気に入りが特定の物ではなく、種類である場合は別です。
例えば上記でご紹介したライナスの毛布ですが、ライナス少年は毛布ならなんでも良いというわけではありません。
自分が気に入っている特定の毛布をいつも持ち歩いているのです。
ですので、この毛布がどこかに行ってしまったら、また新しい毛布を与えておけばいいというわけではありません。
ライナスはこの毛布をぼろぼろになっても、持ち続けているのです。
このように、あなたにとって無くなったら困るものは、お気に入りと言えるでしょう。
上記でも述べたように、あなたにとってお気に入りのボールペンがあったとします。
それに対してどこが気に入っているかどうかを考えた際に、「メーカーが気に入っている」とか「書き心地が気に入っている」という場合は、それが無くなる、使えなくなったら全く同じものを買えば解決です。
しかし、「親から受け継いだもの」とか「親友からのプレゼント」など、二つとして同じものが無いという理由で気に入っているのであれば、そのものが無くなればとても困りますよね。
お気に入りに抜擢するもの
最初に、「お気に入り」は、物体だけでは無いと申し上げましたが、お気に入りの種類はいろいろなものがあります。
お気に入りを考えるときのポイントとしていくつかお伝えしましたが、そのポイントに当てはまるものは、もちろん「物」だけではありません。
お気に入りはいくつあっても構いませんが、今回はあえてあなたの中で、「お気に入りオーディション」を開催してみませんか?自分にとってどんなものがお気に入りになり得るのかを、抜擢してみるのも楽しいかもしれません。
また、お気に入りは、子供のころからお気に入りなこともあれば、大人になってからお気に入りになったもの、子供のころは大のお気に入りだったのに、大人になってからはさほど興味が無くなったものと、お気に入りに対する気持ちの変化も年齢とともに変わって来ることもあります。
場所
あなたにとって「お気に入りの場所」というのはありませんか?ここにいると落ち着く、ここに来れば癒されるなど「場所」がお気に入りになっている場合です。
お気に入りの場所は何も屋外だけではありません。
室内にも同様のことがいえます。
家の中でも特にこの場所がお気に入りで気が付けばそこにいるというようなスペースがあったりしませんか?
例えば、子供なんかはわりと暗くて狭い場所が好きですので、押入れがお気に入りの場所だったりする事例が多いですよね。
大人になってもなお、押入れにこもる人はあまりいませんが、特に男の子にとってはそこが秘密基地みたいな特別なスペースであることが多いです。
観光スポットなどでも、特にお気に入りの場所、この時期にここに訪れるのが毎年の自分の楽しみであるということもありますよね。
そこにいるだけで気持ちが豊かになる。
そこがあなたの「お気に入り」です。
洋服・コスメ
ファッションに興味がある方は、だんぜん「洋服」や「コスメ」の中にお気に入りが存在する率が高いのではないでしょうか?特に洋服については、その洋服を着ると元気が出る、ここぞという時の勝負服、などさまざまな思い入れがあるかと思います。
子供でも「お気に入りの服」がある子が多く、それを着せるとご機嫌になったり、テンションがあがったりします。
また、コスメについても同様ですが、コスメは消耗品ですので、どちらかと言えばそのものに対してではなく、メーカーや品質に対して「お気に入り」を見出す場合が多いでしょう。
お気に入りのメーカーから発売される新色の化粧品や、新しいデザインのコスメが販売されればそれだけでなんだか気分もわくわくしてきますよね。
このように、「おしゃれ」自体が、人にとってお気に入りとなっているわけです。
あなたにとってのお気に入りの洋服ってどれでしょうか?お気に入りのコスメは?どれかよくわからないという方は、一度手持ちの洋服やコスメを並べて見て、ウキウキするものがないかみてみましょう。
食べ物
誰しも好きな食べ物というのは存在します。