監督やコーチから強制されて、いやいやこなしている雰囲気はまったくありません。
選手の自主性を引き出したことで、全体の雰囲気が建設的になりました。
その結果、優秀な選手が抜けたとしても、チームとしての力はすぐ衰えることはないのです。
次に繋がる
ビジネスにおける失敗は、吸収するこのとができるものです。
次回の成功への糧となります。
成功した経営者たちは、1勝9敗(ユニクロ・柳井社長)、99%は失敗(松下幸之助)といった表現で、チャンスをつかむまで多くの失敗があったことを強調しています。
失敗の教訓を次々と繋げていったと言いたいのでしょう。
そうしているうちに、絶好球が来てフルスイングした結果、偶然ホームランを打ったというだけなのです。
成功した経営者の話は実は失敗ばかりです。
彼らの言葉を勉強しようなどと、まともに聞く必要はないと思います。
その粘り強さだけ学べばもう十分でしょう。
建設的とはどういうこと?
建設的とは、物事を改善しようとする試みのすべてを指す、と考えることにしましょう。
ひらめき、思いつきも大事です。
そうはいっても言葉だけでは、アピールが足りません。
とくに他人を引き入れる場合には、どのような方法を採るつもりなのか、具体策を披露するようにしましょう。
これで周囲への説得力は増し、より建設の準備が早まることになります。
つまり建設的であるためには、リーダーシップは欠かせないという結論になります。
現状を良くしようとのぞむ様子
まず現状を分析して、それを建設的な手法で変えていくことを始めましょう。
ただし保守的な組織では、さまざまな抵抗を受けることは確実です。
こういうときは拙速に事をすすめようとはせず、アイデア持っていることを、周知させることに専念しておきます。
そしてチャンスをとらえて提出します。
すぐには受け入れられなくても、それを繰り返すことで、あなたは知らないうちに、改革の旗手となります。
そして近いうちに、自分の出番はやってくることになるでしょう。
建設的な風土の残っている組織では、必ずそうなります。
良さを認めた上で、さらに良くする
すでに自分たちの達成したものの良さを認めた上で、さらに良くする段階へと進みましょう。
これはより繊細な作業になります。
その良さを実現した前提はみなに共有されているからです。
そのため自分ならもっとうまくやる、という周囲の人々の視線にさらされることになります。
非常にやりにくい環境であるかもしれません。
失敗するとこれまで以上に目立ちます。
この段階になってくると、かえって足の引っ張り合いになりやすいものです。
そういう気持ちは、リーダーになったつもりで、封印しておくことが大切です。
物事の成立や成功を推し進める様子
建設的な議論の活発な集団に身を置いていると、これまで見てきたような、さまざまな教訓を得ることができます。
物事(プロジェクト)を達成するためのノウハウを、しっかり身につけることができるかも知れません。
結果は、いつも満足のいくものではないでしょう。