社会人にもなると、いろいろと「求められる能力」があると思います。
そういった中、世の中でよく使われる言葉で「ポテンシャル」というものがあります。
この「ポテンシャル」という言葉は、今や色々な場面で使われますが、一体どういう意味なのでしょうか?
そして、どうしたら求められているような「ポテンシャル」を自分のものに出来るのでしょうか。
また、ポテンシャルが高い人と低い人の特徴など、順番にご紹介していきます。
ポテンシャルの意味
もともとは英語の「potential」が語源で、「潜在的な、電荷、仮想、可能性」が言葉の意味です。
次に外来語の意味はと言うと、
①『潜在する事、また可能性としての力』
②『位置エネルギーのような物体に対し潜在的に与える働き』
となっています。
②の意味はあまり使う機会がないかもしれません。
多くの人がよく使うのは「潜在的な力」、つまり「秘めた能力」、「普段は見えない力」といったところでしょうか。
ちなみに、潜在の対義語は「顕在」で、「はっきりと形に現れること」です。
しかし、この「ポテンシャル」ですが、最近は意味があらぬ方向へ行ってしまっていることもあります。
「君はポテンシャルが足りないなぁ」、「もっとポテンシャルを出して前のめりに行かないと」など、どちらかと言うと「意欲」のような使われ方もします。
言葉とはいつも時代と共に変わっていきます。
これは意味合い的には誤用に当たると思いますが、上司が率先して使っていたり、社内では意味が通じているのなら仕方ない所もありますね。
しかし、「ポテンシャル」の正しい意味は、「潜在能力、可能性」または「外見からではわからない能力」ということを覚えておきましょう。
1. 性格としてのポテンシャル
ポテンシャルとは「隠された能力」と言う事をご説明しました。
これを精神面で考えると、「内に秘めた気持ち」、つまり「野心」や「向上心」、「隠れて努力する誠実さ」といったところでしょうか。
本来はいい加減に見えても、実はちゃんと裏では努力している、そういった「野心」が性格上のポテンシャルだと思います。
2. 仕事や勉強などの能力としてのポテンシャル
次に仕事や、勉強でのポテンシャルはどうでしょうか。
これは、ズバリ「本番に強い」、「打たれ強い」などが挙げられると思います。
なかなか普段の仕事ぶりからは「本番はどうか?」や、「失敗し叱咤された後はどうか?うな垂れていないか?」などは、わからないものです。
こういった普段の仕事や勉強の様子からでは分からない能力、これが「ポテンシャル」に当たると思います。
世間ではどんなポテンシャルが求められている?
では次に、一体世間ではどんな「ポテンシャル」、「内に秘めた能力」が求められているのでしょうか?
学校や職場で求められる・頼られる人間になるために、さまざまな観点から「ポテンシャル」を考えていきましょう。
1. 仕事で成果がだせること
まずは仕事できっちり「成果・結果」が出せる、ということについてです。
「そんな当り前な事を」と思われるかも知れませんが、社員をたくさん雇用している方からしてみれば、まずはこれしかないでしょう。