そこに計算があるようでは、ジェントルマンとは言えないのです。
妥協できる
「妥協できる」というのも、ジェントルマンな男性の特徴のようです。
自分の欲求を押し通すばかりが、芯の強さではありません。
相手の意見も取り入れ、時には妥協したり、時には柔軟に考えを変えることが出来るのも、ジェントルマンな男性なのです。
ぶれない行動には、芯の強さが必要です、その芯の強さは、ゆずれない拘りや情熱も必要です。
だけど、ぶれないことは、頑なになることとは違います。
芯の強い人とは、頑固な人ということではありません。
譲れない芯の強さは必要ですが、必要とあらば他の人の意見も取り入れ、さらなる発展をしていけるのが、ジェントルマンなんですよね。
それに、意見がぶつかった時、その意見を押し通すことが、必ずしも良いことにはなりません。
相手の話に耳を傾け、妥協点を見つけて一緒に切磋琢磨していくことで、お互いに成長していけることだってあるのです。
全く妥協しないということは、成長できないということにもなってしまいます。
ジェントルマンな男性なら、その懐の深さで、時には妥協することも出来る。
そんな人なんですよね。
いい男ぶらない
ジェントルマンな男性は、「いい男ぶらない」というのも共通する特徴です。
「ジェントルマン=いい男」と思っている人は、ジェントルマンを勘違いしている可能性がありますね。
ジェントルマンは、そのにじみ出る品格から、いい男になってしまうだけのこと。
いい男を演出するのが目的ではないのです。
ですから、これまでにもお話してきたように、小手先のテクニックではダメだし、なんちゃってジェントルマンは、すぐに見透かされてしまうのです。
特にモテる男性は、自分がいい男であり、ジェントルマンであると、嫌味なほど自信を持ってしまう所がありますよね。
これまでの女性遍歴が、自分がいい男であることを証明していると、勘違いしてしまうのです。
多くの女性にモテてしまうと、それが自信となり、本質以上に自分がいい男であると勘違いしてしまいますよね。
その自信は、付けばつくほど、女性には嫌われていく一方であることをお忘れなく。
女性は、いい男は好きですが、いい男ぶる人は嫌いなのです。
周りが見えなくなってしまうほどモテてしまうのは、ある意味不幸だと言えますよね。
でもジェントルマンな男性なら、モテるために品や教養を磨いているわけではないので、モテていたとしても、それを鼻にかけたりはしないでしょう。
もっと自分の立場をわきまえているはずです。
モテるのに自信過剰にならない、大人の男の余裕。
それがさらに、女性を惹きつけてしまうものです。
品がある
ジェントルマンな男性に、絶対的に必要な特徴と言えば、「品がある」ことですよね。
品がある人とは、優雅で洗練された印象を感じさせる人のことです。
その品は、言動、装い、振る舞いや佇まいなど、全体的な雰囲気から醸し出されているものです。
ですので、品を身に付けようと思ったら、自分のありとあらゆる面を磨き、鍛錬を積まなければなりません。
日常の全ての習慣がその人の品を生み出すので、どんな時でも品を意識した行動をしていなければならないのです。
雰囲気に表われてしまう品とは、いわば“育ちの良さ”でもありますよね。
小さいころからの育ちの環境や、染みついた習慣によって、品は生み出されているのです。
それは生まれながらにして恵まれた環境である、貴族を思わせますよね。
ですがもちろん、貴族は貴族であって、ジェントルマンな振る舞いが出来るのは当たり前でもあります。