たとえ貴族ではなくとも、ジェントルマンであり、品のある人とはいるものです。
そう考えると品の良さとは、その人の心の豊かさに比例しているのかもしれません。
お金持ちなら品があるということでもなく、お金持ちでも下品な人はいます。
一方で、育った環境は貧しくても、品が身に付いている人はいるものです。
ですので、お金に恵まれた育ちの良さはなくとも、貴族にも劣らない立ち居振る舞いが出来る人はいるし、心が豊かであれば、誰でもそうなれるということです。
ゆっくりとした話し方
「ゆっくりとした話し方」が出来るのも、ジェントルマン。
そういった話し方からも、品を感じさせますよね。
早口でまくし立てて話すような人は、ある意味下品なのです。
自分に余裕が無く、相手の言葉を待つ心の広さも無い。
なんだかいつも焦っているようで、そんな様子にこちらも焦らされる…そんな人と会話をして、楽しいでしょうか?女性は、もっと落ち着いて会話をしたいのです。
それに、落ち着いた態度で、じっくり話を聞いてくれる男性にこそ、心を委ねるものです。
そもそも、早口で話すようだと「余裕がありません」と宣言しているようなもの。
余裕がなく、小っちゃい男性に、女性が惹かれることはありません。
ジェントルマンな男性なら、ゆっくりとした話し方で、女性を包み込んでくれます、もちろん、女性のみならず人との会話では、ゆっくりと落ち着いた態度で向き合うでしょう。
そしてきちんと相手の話に耳を傾け丁寧に、的確な言葉を選びながら会話をするのです。
早口で話す人、あれこれと言葉を並べる人は、話が下手な人でもありますよね。
多くの言葉を発しなければ、言いたいことを伝えられない、教養の少ない人とも言えるでしょう。
ジェントルマンな人は、教養も身につけているような人ですから、多くの言葉を発せずとも、言いたいことをスマートに言葉にすることが出来るのです。
言葉が少ないだけ余裕が生まれるし、相手に耳を傾けることも出来る。
まくし立てて焦って話す必要はないのです。
終始大人の余裕を見せる。
それが、ジェントルマンなのです。
所作がキレイ
ジェントルマンな男性は、「所作がキレイ」であることも特徴なんですよね。
女性なら誰もが、その所作の美しさに見惚れてしまうのです。
所作とは、立ち居振る舞いや身のこなしのことです。
動きがスマートで美しく、洗練された印象を与えるのが、ジェントルマン。
いつもピシッとした姿勢で、座り方や歩き方、ちょっとした動作まで全てが、抜け目なくお見事なのです。
そういった所作の美しさこそが、品格を表わしているとも言えますよね。
特に食事の際は、所作が気になるところですが、ジェントルマンな男性なら、食べ方、箸の使い方など、指先までの身のこなしに品があり、一緒に居る女性も鼻が高くなってしまうのです。
食事の仕方も、日頃の習慣が表われてしまいます。
ですので、その日ばかり取り繕うことは出来ません。
ジェントルマンを目指すなら、日頃の習慣こそが大事なのです。
教養が高い
そして、「教養が高い」のもジェントルマンな男性の特徴なのです。
教養とは、単に頭が良いということではありません。
学問や知識を身につけることによって養われる、心の豊かさこそが、教養のある人なのです。
幅広い知識から得られる心の豊かさが、品格を表わし、所作を美しくし、懐を深くし、精神性を養い芯の強い男性を作り、人に対するリスペクトを生み出す…。
教養があってこそ、ジェントルマンはジェントルマンでいられると言ってもいいのかもしれません。