そこまでして笑わせたいのか?という疑問を持つほど、彼らのサービス精神は旺盛です。
そうです、彼らはそこまでしても笑わせたいのです。
その場を笑わせずにはいられないという強迫観念にも似た心理です。
自分一人だったら面倒でやらないことでも、他人が笑ってくれるなら平気、というよりむしろ望んでそれをやります。
川辺でバーベキューをしてる集団がいたとして「ここで川に飛び込んだら、確実に笑いをとれる!!」そう思ったのなら彼は迷わず飛び込みます。
そして風邪をひいたりします。
服が濡れて風邪をひいてしまうリスクはその瞬間頭の片隅にもありません。
野生の勘みたいなものですね。
もしそこまでして大した笑いがとれなかった場合…、彼は眠れなくなるほど、反省と後悔に襲われるでしょう。
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7.話し上手、聞き上手
さっきも書きましたが、ユーモアセンスを得る為に彼らは日々研究しています。
ユーモア、つまり人を和ませたりするセンスですから、当然会話能力も高くなければいけません。
よく喋り、よく聞きます。
どちらか一方に偏ってもいけません。
自分だけが話す、相手だけが話すでは、いずれやってく笑いのタイミングに備えることができないからです。
自分もよく喋り、その場を導いていきます。
相手の話をよく聞き、相手の心理を分析します。
会話の雰囲気を良好に維持しなければ、笑いが不発に終わりますから、スムーズな会話、対等なコミュニケーションは、使命とも言えます。
プロのお笑い芸人で実は人見知りという人もいるようですが、彼らの笑いは「努力によって創作されたもの」ですから、実際の会話能力などはあまり関係ないのかもしれません。
普段はあまり面白い人ではない、という芸人さんがいると、プロフェッショナルの創作はすごいと感心してしまいます。
8.人間が好き
その場を笑わせようと努めている人は、人間を愛している人が多いです。
性格も優しい人が多いようです。
それは普段から人間観察と状況研究をしているからだと思われます。
誰か特定の人、ではなく、総合的な「人間」というものに興味を持ち、常にアンテナを張り、人の心を明るくしたいと願う。
これはもう「愛」と呼べるものではないでしょうか?
そして、その姿勢は真剣です。
どんなにおバカなことをやっても、真摯な姿勢で取り組んでいます。
人の心を明るくするためなら何でもするという気概は、尊敬せざるをえません。
9.頭の回転が速い
状況を素早く分析し、笑いを提供するためには一瞬の迷いもあってはいけません。
常に相手の先を行く洞察力、その場の判断力、相手の心理の理解力など、笑いへと導く為に、その脳はいつもフル回転しています。
決してユーモアセンスがない人は頭の回転が遅い、というわけではありませんよ。
脳というのは使っていないとどんどん退化していきます。
情報を脳内で瞬間的に処理するには、それ相応のトレーニングが必要です。
そのトレーニングを彼ら笑いに特化した人達は自然かつ永続的に行っています。
どうやったら人の心を明るくすることができるか?