相手の話をよく聞き、相手の心理を分析します。
会話の雰囲気を良好に維持しなければ、笑いが不発に終わりますから、スムーズな会話、対等なコミュニケーションは、使命とも言えます。
プロのお笑い芸人で実は人見知りという人もいるようですが、彼らの笑いは「努力によって創作されたもの」ですから、実際の会話能力などはあまり関係ないのかもしれません。
普段はあまり面白い人ではない、という芸人さんがいると、プロフェッショナルの創作はすごいと感心してしまいます。
8.人間が好き
その場を笑わせようと努めている人は、人間を愛している人が多いです。
性格も優しい人が多いようです。
それは普段から人間観察と状況研究をしているからだと思われます。
誰か特定の人、ではなく、総合的な「人間」というものに興味を持ち、常にアンテナを張り、人の心を明るくしたいと願う。
これはもう「愛」と呼べるものではないでしょうか?
そして、その姿勢は真剣です。
どんなにおバカなことをやっても、真摯な姿勢で取り組んでいます。
人の心を明るくするためなら何でもするという気概は、尊敬せざるをえません。
9.頭の回転が速い
状況を素早く分析し、笑いを提供するためには一瞬の迷いもあってはいけません。
常に相手の先を行く洞察力、その場の判断力、相手の心理の理解力など、笑いへと導く為に、その脳はいつもフル回転しています。
決してユーモアセンスがない人は頭の回転が遅い、というわけではありませんよ。
脳というのは使っていないとどんどん退化していきます。
情報を脳内で瞬間的に処理するには、それ相応のトレーニングが必要です。
そのトレーニングを彼ら笑いに特化した人達は自然かつ永続的に行っています。
どうやったら人の心を明るくすることができるか?
対人関係において、永遠の命題ともいえる謎に挑戦し続ける彼らの脳は、常人より素早く回転しているのはいうまでもありませんよね。
10.余計なプライドがない
プライドというのは、人間にとって必要なものですが、時と場合によっては、邪魔にもなります。
妙なプライドを誇示する人間は鼻に付きますよね。
邪魔になるプライドを仮に持っていたとしても、笑いをとる為にはそれらは不必要です。
相手に嫌がられれば、もう笑いをとれる状況ではないからです。
そうして彼らはあっさりとそのプライドを捨てます。
注意深く自制心を働かせ、プライドのコントロールを行っているわけです。
自尊心というものは、誰もが持っています。
そして時と場合によって変化するものです。
なので余計なプライドがないというよりは、余計なプライドに変化させないといった方が適切ですね。
それは自制心のなせる技なのでしょう。
11.無茶振りにも対応する
サービス精神の一環として、無茶な要求にも彼らは応えます。
逆に無茶な要求をされるとお笑い魂に火が付くのかもしれません。
あるある話で「えー!!そんなことやるわけないじゃん!!だってそんなことしたらさあ…」といった瞬間にやるあれですね。
お約束のような行動です。
雰囲気に困ったときなどはぜひ彼らのお笑い魂に火をつけてあげて、その場を乗り切りましょう。
彼らは絶対に期待に応えてくれますから。
12.ギャップがある
表向きおバカな言動で、周囲を笑わせる彼らですが、その裏では綿密に観察、研究、そして実践という段階を経ています。
その姿は真剣そのものです。
そのプロセスにおいては一切の笑いはありません。
笑いに至る道は自分だけが歩く過酷で険しい道なのです。
それは産みの苦しみとも言えます。
もし仮にその裏の姿を見れば、いかに彼らが努力し、戦い、アンテナを張り続けているのかが分かるでしょう。
とはいえ、そんな姿は公では絶対に見せることはないでしょう。
もし男女二人きりで、そんな真剣な姿勢がちらりとでも見えたのなら、恋に落ちることもありそうですね。
13.情報通
アンテナを張り続けていると、勝手に情報が入り込んできます。