ただし、この余韻に味をしめ、調子に乗ってオーバーリアクションを続けると、周囲は免疫をつけオーバーをオーバーと感じなくなります。
15.ボキャブラリーが豊富
これもまた普段の研究によってアンテナに引っかかってくるものですね。
ボキャブラリーでの演出は会話での笑いをとるための、特に高度な技術です。
小説でも文体やリズムが大きく物語に影響しますよね。
これと同じで多彩なボキャブラリーによって、その会話に「特異性」を付与し、リズムで会話自体を押し出します。
例えば、ひどく間抜けな会話の内容を「ジェントルメン風」に語るなどの演出ですね。
これには高度な技術が必要ですが、それもまた日々の研鑽によって培っていますから、彼らにはお手の物です。
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16.声が大きい
オーバーリアクションともとれますが、少し違います。
声が大きくないと、単純に聞こえず面白くても笑ってもらえません。
そのため、声を張り上げて笑いを取るように意識しているのです。
お笑い芸人でも声が大きい人が多いですよね。
たまにボソッと言う一言で笑いを取る人もいますが、ほとんどの人は声が大きいのではないでしょうか。
17.積極的に動く
動作によって人の目を引き付けることも大切な要素ですね。
とにかく目立たなければいけませんから。
声の大きさ、動作などは、笑いを起こすための予備準備、みたいなものです。
トークだけではなく、動くことによって、相手の視線を奪います。
当然これも戦略の一つです。
場合によってはそのまま行動のみで笑いを巻き起こすことも可能です。
彼らの胸にはこの二言が深く刻まれています。
ポジティブ&アグレッシブです。
18.テレビをよく見る
テレビから学ぶことも多いですね。
プロのお笑い芸人からはきっと多大なる栄養をもらっているでしょう。
ボキャブラリーや間、動作など、もしかしたら夜な夜な真似て、吸収してるかもしれません。
もちろんそれが現実的に有効な時はそこまで多くはないでしょう。
お茶の間にむけて作った創作と、現実的に笑わせることは全く意味が違います。
もちろんそんなことも彼らは考慮しています。
これは使える時にきちんと抜くために、その刀を研いでおく、というもはや職人ともいえる姿勢の一環ですね。
19.話し方のトーンを意識する
会話で笑わせるための高度な技術その2ですね。
ボキャブラリーを駆使しただけでは、効果的とはいえません。
トーンを意識し、相手や状況によってそれを意図的に使い分けます。
簡単な例だと、話しはじめは控えめに話し、オチでは声を張るなどですね。
もちろんこれは初歩的な技で、多種多様なトーンを彼らは身に着けています。