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座学だけでは足りない!座学のメリッ...(続き2)

むしろ、この類義語のほうが多く使われていて「座学」という言葉を使う機会のほうがむしろ少ないかもしれませんね。

対義語

それに対し対義語が、実技、実習、実地、OJTとなります。

実習については昔(もちろん、今もありますが)学校に教育実習の先生が来ませんでしたか?彼らは座学で学校の先生になる知識を学んだうえで次は実際に子供に教える経験をしに来ていますね。

このように勉強だけではなく、実際の子どもと触れ合う勉強をしているのです。

やはり学校の先生も勉強を教えるうえでは座学での勉強で知識を固める必要はあります。

ですが、子どもという人と接する仕事ですので、座学だけではカバーしきれません。

ですので、座学とさらには教育実習で先生になる準備をするのです。

先生になる人以外にも実践の場面はあります。

例えば実地についても車の運転免許証取得の時に必ずあるものです。

やはり交通標識や交通ルールは学科で学びますが、メインは車の運転ですので運転技術に関する試験が実地といいます。

ですので、運転免許証取得の時は学科よりも実地の時間のほうが明らかに多いです。

補習が付く人もいるので一概には言えませんが、大体車の免許取得に最低限3か月くらいはかかるのではないかと思う量ですが、その9.5割は実地と言っても過言ではないと思います。

このように実際に体験して学ぶことが対義語になります。

座学のメリット・デメリット

この座学ですがメリットもデメリットもあります。

「座って勉強するばかりじゃだめだよな。やっぱり体験しなきゃ!」と思うかもしれませんが、そう思えるのはそこそこ現場に慣れているからという事もあり、初心者の方はやはり実際に頭に知識を詰める状態がないとうまく動けないことがあります。

ですので、「座学だけではだめ」とよく言われていても座学が仕事の場でも勉強の場でも根付いているのです。

では、この座学のメリットデメリットを見ていきましょう。

メリット

やはりいろいろなところで取り入れられているのは、知識を詰めることに大変長けているからという事もあります。

ですので、著者自身も実践は大切とは思いますが、座学をなくすべきとは思いません。

このようなメリットがある座学ですが、このほかにもいろいろなメリットがありますので一つ一つ見ていきましょう。

大人数で行える

やはり実技をしつつ教えるとなると教えられる人と教える人の割合がそこそこに合っていないと大変です。

ですが、座学であれば一人の講師に対し何十人、ともすれば百人単位でもいっぺんに教えることができます。

ですので、妻が見ている求人雑誌などをトイレで見ることがありますが、コールセンターのように多くの人をいっぺんに採用するところはこの座学を取り入れていることが多いようですね。

見てみると「〇時間の研修あり」となっています。

妻もそのようなところで働いたことはなく、著者も想像でしかありませんが、初めのその大量採用した人に対していっぺんに研修を行うものと思われます。

そのあともそこそこにフォローは着くのかもしれませんが、やはり知識を取り入れる事に重点を置き、さらには教えるための人員のことを考えると、その点においてのコストパフォーマンスは高いのかもしれません。

ですので、多くの人をいっぺんに採用する企業はメリットがあります。

さらには運転免許証なども最近は車離れがあるとはいってもまだまだたくさん取得する人がいます。

ですので、交通ルールや標識のことなどの知識に関する座学を多くの人を集めていっぺんにすると、教員の数が少なくても回していけます。

免許を取ってもう20年くらい経つので昔とは違うところはあるとは思いますが、形式はそう大きくは変わっていないのではないかと思われます。

知識が身につく

やはりどんなに実践が大切とはいっても、やはり基礎知識がないとどうにもなりません。

例え「臨機応変に!」とは言っても、基礎知識がない状態だとどうにも対処できないでしょう。

ですので、その基礎知識を身に着けるという意味合いでは、この座学が大変有効です。

確かに実際に体験すると「マニュアル通りにはいかなかった。」という事もあるかもしれません。

ただ、基礎知識を固めるという意味合いでは座学が大変重要です。

ですので、大人数で行えて、基礎知識を身に着けることに特化することを考えると、座学は大変有効な手段の一つです。

ですので、まずは座学で知識を深めて、それを踏まえたうえで実践という形をとっているところも多いです。

管理しやすい

こちらは教える側や企業側のメリットですが、管理しやすいというのが大きなメリットです。

例えばですが、実践の場で教えるとなると、新入社員にはいろいろなタイプがいます。

一つ一つ聞きに来るタイプもいるかもしれませんが、勝手に判断して勝手に動くタイプもいます。

ただ、こちらは新入社員なりのジレンマもあるようですね。

例えばですが一つ一つ聞くタイプなら「それくらいで聞いてくるな!考えろ!」と一喝されることもあるようです。

さらには自分で考えて動くタイプなら正確に動けた場合は「よく考えて動ける人」という良い評価をされますが、もし悪い方向性に向かったら最悪の評価が待っています。

「勝手に動き、余計なことをする人」と言われることもあり、何をするのが正解かがよくわからない新人期の時にはこのような悩みがあるようです。