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座学だけでは足りない!座学のメリッ...(続き4)

デメリット

こうやって聞くと「座学ってメリットが多くていいね!」と思ってしまいますが、やはりデメリットもあります。

座学と実技を合わせてこそ効果が出る物だと、著者も経験上思います。

では、座学のデメリットを見ていきましょう。

受動型にさせがち

基本的に座って学ぶという形ですので、話を一方的に聞くことになります。

ですので、自分から進んで何かをするわけではないので受動型になりやすいところがあります。

座学においてもよく「質問はありませんか?」と聞かれる場面もありますが、その中で手を挙げて発言できる人はそんなにはいないのではないでしょうか。

やはり「こんな質問をして皆に笑われたらどうしよう?」という気持ちにもなります。

(確かに、実際に質問に対して周りがどっと笑う場面もあります。)

必死に勉強をするタイプの方でしたらまだしも、居眠りをする人も出てきますし、必死に勉強をしているようでも実践の場に出たら頭が真っ白になって座学で学んだことが何も思い出せない人もよく見ます。

ですので、やはり経験するという事は大切なのだと思います。

最近は、受動型にさせないような参加型の座学を提案しているところもあるようですね。

もしかしたらそちらのほうが主流になる日も来るかもしれません。

著者もいろいろな講習に行きますが、座学の時も定期的に教える側から質問をされてそれにこたえるような形式の参加型のものも結構あります。

飽きる

やはり我々人間の集中力といってもたかが知れています。

一般の人で90分とは言われていますが、15分ごとに集中力の波があると言われています。

ですので、集中力が途切れたりまた集中したりを繰り返すのです。

ただ、こちらは若い成人の方に当てはまります。

小学生の子だったらこの15分でもう切れてしまいます。

ですので、その集中力が途切れた時に飽きが来るのです。

ですので、ずっと座って話を聞き勉強をするだけだとどうしてもそこそこに飽きが来るようになります。

おそらく集中力の波があっても、興味があることであればそこそこに集中できるかもしれません。

皆が皆興味がもって参加しているのであればいいのですが、中には強制される形で研修に来る人もいます。

ですので、集中して聞くという事に関しては個人差が大きいかもしれませんね。

応用が効かない

座学で学んだから実践で即役立つかというと残念ながらそうはいきません。

機械を相手にしていて不測の事態はそこまで起きないのであればまだしも、例えば人間を相手にする仕事であったり、臨機応変な対応が必要な事であれば必ず不測の事態は起きます。

ですので、基礎知識を固めていても、不測の事態になると対応できないことはよくあります。

だからこそ経験が生きてくるところがあり、例えばスーパーに言っても研修中の店員であれば横にベテランの店員がついていますが、実践をもとにあれこれと指導をしていく必要性もまたあるのです。

最近は人材不足という事もあり、中途採用の方であれば引き継ぎの方がざっと引き継いだ後に自分一人でやっていかないといけないケースも多いです。

例え座学で落ち着いた状況でやっていてもいざ実践となると難しく、一人事務の場合であれば営業の人や事務所長などに教えてもらうケースもあります。

やはり、座学のみで全てをカバーするのは難しいのです。

ですが、座学プラス実践と両方であれば、お互いの欠点をカバーできるのではないかと著者は思います。

座学だけじゃNG!実践が必要な理由

先ほども触れたようにやはり座学だけでは仕事にしても勉強にしても習得していくのは難しいです。

ですので、先ほども話題に出したスーパーの店員ですが、必ず研修中の店員のところにはベテランの店員がついています。

そして、横でいろいろと教えるというシステムを取り入れています。

このような現場を見るとやはり座学のみならず実践も必要だと気づかされます。