慌ててまた抱っこして、「泣き止んだ、今度こそは・・・」と寝かせると、また泣き出して・・・。
この繰り返しは、相当しんどいです。
ひどい時は、ひと時も赤ちゃんを寝かせることができずに、一日中抱っこしたままでいなければいけないときもあるのです。
抱っこで安心してくれるのは嬉しくても、それが一日中では体がもちません。
抱っこひもで赤ちゃんを抱いたまま家事をしたり、トイレさえ抱っこしたまま、ということも珍しくありません。
こんな時、代わってくれる人がいればいいのですが、昼間にお母さんひとりで育児をしている家庭は、代わってくれる人がいません。
これがずっと続くと、お母さんのイライラが爆発します。
少しくらい休ませてよ!なんで抱っこしてないと泣きやまないのよ!!となってしまうのです。
筆者は幸い、限界になったら代わってくれる家族がいたのですが、夜中など、家族が寝てしまった時間はやはりしんどい時間でした。
開き直って、コーヒーを飲みながら夜中じゅう抱っこしていた時期もありました。
赤ちゃんって、意外と重いですし、抱っこを続けていると重さで体が悲鳴を上げることだってありますしね。
抱っこでないと寝ない時期もあったので、母ちゃんに、寝るなと言っておるのかい?と心の中で問いかけたこともあります(笑)とにかく、絶え間なく抱っこするのはしんどく、イライラの原因になるのは間違いありません。
何で泣いてるかわからない時
赤ちゃんはとにかく泣きます。
話せないのですから、泣くしかないのは当然です。
しかし「あ、おなかすいたのね」とか、「おむつが汚れたのかな」とわかるときばかりではありません。
ミルクも飲ませたし、おむつもきれいだし、だったら何で泣いてるの??ということが重なると、イライラしてきます。
先ほど書いたように、抱っこすれば泣きやむときはまだよくても、抱っこしようがあやそうが、思いつく限りのことをしても泣きやまないときは、「いい加減にしてよ!!」とイライラしてしまいます。
何で泣いてるのか教えてよ~、こっちが泣きたいよ~と思ってしまいます。
こんな時も、話せる家族がいれば気持ちも違うのですが、昼間のお母さんは誰かに話を聞いてもらうことも叶いません。
イライラが爆発するのも仕方がありません。
早く話せるようになってよ・・・と何度も思います。
まぁ、話ができるようになったらなったで、生意気だったり大人みたいな切り返しをしてきたりで、「泣いてるだけのころが恋しいわ・・・」となるんですけどね。
仕事ができないこと
出産を機に、仕事をやめる女性は多いですよね。
もしくは、完全には辞めなくても、産休に入る女性が殆どではないでしょうか。
育児が一段落したら仕事に戻る、と決めて産休を取るのでしょうが、育児は終わりがありません。
復帰の時期を決めていても、予定外のことが起きて復職できなかったり、結局そのまま退職してしまったりしたお母さんもいるのではないでしょうか。
筆者の両親は、子供ができたら母親は仕事をすっぱりやめて、家に常に母親がいる家庭にしようと話し合って決めていたらしいのですが、このように、仕事に未練がない場合は除くとして、キャリアを積んできた女性や、家にいるより働きたい女性にとって、育児で仕事ができないのは大きなストレスになります。
仕事に生きがいを見出していた女性ほど、育児で仕事ができないことでのイライラは大きくなります。
また、保育園に子供を預けていても、仕事の最中に「お子さんが熱を出したので迎えに来てください」のような連絡を受けることは少なくありません。
職場によっては「こんな風にちょくちょく抜けられると困るんだよね」と、働くお母さんにとってつらいことを言うところもあります。
確かに職場に迷惑になるのはわかりますが、自分だって抜けたくて仕事を抜けるわけじゃないのに・・・と感じてしまいます。
こんな風に言えば「それなら子供なんて産まなければいい」などと言う人が出てきますが、それとこれとは少し違う気がします。
子供を産んでも、働きたいときに働ける世の中になるのが一番いいのではないでしょうか。
とにかく、子供が小さいうちは、どんなに働きたくても働けず、イライラしてしまうお母さんがいるのは事実です。
仕事が生きがいだったお母さんにとって、「働けない」ということはかなりストレスだということをわかってほしいです。
友達と遊べない
筆者は結婚と出産が遅かったので、結婚して子供を産んだ友達を遊びに誘うことができなくなってさみしい思いをしましたが、出産して育児にかかりきりになったらなったで「遊びたいときに友達と遊べない」というストレスを抱えてしまいます。
それに、仮にやさしい旦那様が、「週末は俺が子供を見ているから自由に出かけてきてもいいよ」と言ってくれたとしても、これで友達と遊べる!と、思ったように遊べるかというとそれは違います。