だけど支離滅裂な人の怒りは、理に合わないことだったりするのです。
だから、周囲の人は理解に苦しむし、キレている理由が分からないから、対処法も見つけられないのです。
こういったところは、気分屋な人とも似ていますよね。
道理と関係なく気分でキレられたら、その理由はキレている本人にしか分かりません。
それに、気分でキレられたら、周囲の人は理不尽にも思うでしょう。
ですが、相手が気分屋だと分かっていれば、「理不尽だ」と認識出来ます。
理不尽だから、取り合わないようにしようとも思えるし、反発してもいいと思えます。
それが支離滅裂な人の怒りは、気分屋のそれとはちょっと様子が違っていたりするのです。
脳内で話が作り上がっている
支離滅裂な人の場合、脳内で話が作り上がっていることが多いと考えられます。
コロコロと違う意見を言ったりするのも、これがひとつの原因になっているでしょう。
つまり、自分の中では正当性があって、筋道が通っているということです。
ですから平然と、真逆の意見を言えたりもするんですよね。
理に合わないことでキレる場合も、同じことが考えられます。
自分の中では、キレる理由がちゃんとあり、筋道も通っているのです。
だけど周囲の人には、その筋道が見えていません。
しかも、一般的な認識とは違う、支離滅裂な人ならではの道理だったりします。
そのため、尚更キレている理由が周囲の人には分からないのです。
何に怒っているのかわからない
ですので、支離滅裂な人がキレていても、周囲の人は何に怒っているのかわからないのです。
決定的に、説明不足だと言えますね。
ただ…支離滅裂なのですから、理由を説明したとしても、理解してもらえないことが多いかもしれません。
本人にとっては正当性があっても、それは理に合わないことだとされてしまうでしょう。
たとえ怒りの理由が、理に叶っていたとしてもです。
支離滅裂な人の説明の足りなさや、まとまらない話では、「言っていることが支離滅裂だ」としてキレているのも支離滅裂な行為だと思われるでしょうね。
そして、そんな理に合わないことでキレてしまう支離滅裂な人を、周囲の人は厄介で扱いづらい人だと感じてしまうのです。
ヒステリーな状態
ですので、支離滅裂な人がキレているのはヒステリーな状態ということになってしまいます。
理に合わないことで勝手にキレている…ヒステリーを起こしている人だと、周囲の人は思うのです。
そういった理解のされなさによって、実際にヒステリーな状態にもなってしまうのでしょうね。
周囲の人にとっては、訳がわからないことでキレている困惑があるけど、支離滅裂な人にとっても、理解されない苛立ちや歯痒さがあるのかもしれません。
ですがそういったことも含め、何も伝わらないし理解されないのが支離滅裂な人なんですよね。
感情を抑えられない
支離滅裂な人には「感情を抑えられない」という特徴もあるようです。
これも、支離滅裂な人が支離滅裂になってしまう、要因なのでしょうね。
感情が前面に出てしまうと、話はまとまらなくなりがちです。
コロコロと違う意見になってしまうのも、感情ベースだと考えれば、ちょっと理解できますよね。
この辺りも、気分屋の人と近いものがあるのかもしれません。
感情を抑えられないという点で言うと、女性にも同じような所がありますよね。
女性は感情で話をする傾向があるので、よく話にまとまりがないと言われがちです。