聞き手が分かりやすいように話をするには、筋道を立てて話さなければなりません。
そのためには、頭の中で整理して話す必要があります。
感情がベースになってしまうと、整理されることなく、思いつくままに言葉を発してしまうのです。
そうなると、話は支離滅裂。
何が言いたいのか、周囲の人には理解できなくなってしまうのです。
興奮しすぎて話がめちゃくちゃ
感情を抑えきれなければ、興奮しすぎて話がめちゃくちゃにもなってしまいます。
気分屋と似ているようでも、やっぱりちょっと違うのです。
気分が変わってしまうことによって起こるのではなく、整理が出来ていないまま話すから、支離滅裂になってしまうということです。
興奮して、その興奮を抑えられなくて、感情をそのまま言葉にする。
それはちょうど、小さい子供と同じです。
子供って、興奮していると、話にまとまりがなくなりますよね。
伝えようとする気持ちはあるものの、冷静になれなくて上手く言葉で表現することができません。
子供の場合は、整理して伝えるという能力もまだ身についていなかったりします。
それも当然だし、それが子供らしくもあるのです。
でも大人になっていくにつれ、普通は冷静になることが出来るようにもなります。
整理して伝えるという能力も身についてくるものです。
興奮しすぎて話がめちゃくちゃになってしまうのは、子供なら可愛いです。
でも、大人になると言葉のボキャブラリーが増えるだけに、もっと分かりづらくなってしまったりします。
それがまさに、支離滅裂な言葉になっているのです。
強い感情しか伝わってこない
ですので支離滅裂な人が、感情を抑えられないままに話をしても、強い感情しか伝わってこないのです。
何かに興奮している様子は分かるものの、それが何なのかは、いくら説明されても伝わって来ないのです。
まさに子供と同じですよね。
ただ、子供が感情を上手く伝えられない場合は、大人が状況を見て汲み取ってあげられたりしますよね。
子供の言葉と興奮度合いをみながら、話を聞き出し、整理出来るようサポートしてあげられます。
だけど大人相手だと、手伝ってあげる人も少ないですよね。
言葉の能力はあるのだから、自分で整理して分かりやすく伝えられるだろうと、考えてしまいます。
そうやって放っておくと、感情のままに次から次へと言葉が出てくる。
言葉の数が多いぶん、どんどん支離滅裂になっていくのです。
とにかく嬉しい・悲しいことはわかる
聞いている方は、とにかく嬉しい・悲しいことはわかるんですよね。
でも、言いたいことは伝わって来ないし、何に興奮しているかも分かりません。
そもそも、感情が抑えられなくて何を言っているのか分からない状態に、唖然としてしまう人も多いでしょう。
大人なのに、まるで子供のように支離滅裂ってどういうこと?と、支離滅裂な人自体が、理解出来ないのです。
相手が子供なら、対処の仕様もありますが、大人となるとどうしたらいいのか分からない…。
子供のように一緒に整理して話を聞いてあげればいいのでしょう。
ですが、伝えたいのに言葉が出て来ない子供と違って、言葉のボキャブラリーが多い大人だけに、正直面倒に感じてしまうのです。
周りの人の頭に「?」が浮かんでいる
「周りの人の頭に「?」が浮かんでいる」状況になりやすいのも、支離滅裂な人の特徴だと言えるでしょう。