それなのに、支離滅裂で理解に苦しむような人って、たまにいませんか?
そういった人が、支離滅裂さを、わざと取り入れている人である可能性が高いということです。
先日も、トラブルを起こした政治家さんの釈明会見を見ていて、この支離滅裂さを感じました。
記者からの質問に対し、話の論点をずらして答えるので、聞いている方は一瞬戸惑ってしまいます。
質問に対して、相手が聞きたい答えを返さない。
そうすると聞いている方は理解出来なくて、さらに質問をしますよね。
でも、スッキリとした答えが返ってくることは無いのです。
その上、「あなたの質問、論点がズレていますよね」と逆ギレしたりするのです。
頭の良い人だと、支離滅裂さも感じさせないような、絶妙なズレを見せたりします。
質問に誠実に答えているように見せかけて、本当は答えていないのです。
先程お話した筆者の元上司も、どちらかというとこのタイプでした。
突然真逆のことを言って困惑させるのも、きっと折りこみ済みだったと思うんですよね。
言うことを変更する理由が都合が悪ければ言わず、相手が困惑している間に自分の意見を押し切るのです。
筆者はその上司によく、モヤっとさせられていたのですが、その原因は結局、支離滅裂さにあったということです。
しかも、支離滅裂さを感じさせないような絶妙な話術を使いこなすので、聴き手にはモヤモヤだけが残るのです。
他人を利用したり蹴落とそうとしている
言葉の裏に別の目的をもって支離滅裂になる人は、相手を困惑させる目的があります。
さらには他人を利用したり、蹴落とそうとしていることも考えられます。
相手を困惑させている間に自分の意見を押し切るというのも、他人を利用する一種の手法ですよね。
筆者は間違いなく、その上司に利用されていた実感があります。
身近にいた時は、モヤモヤするばかりで言いくるめられていました。
ですが、今客観的に当時の状況を考えれば、そういう利用の仕方だったんだってことが分かるのです。
また、先ほどの政治家さんのように、自分が論点をずらしているのに、あたかも相手が論点のずれた質問をしてきているかのように強く指摘すること。
これも、自分には正当性があって、相手がおかしい人だと見せかけているのです。
都合の悪い人を蹴落とそうという目的が見え隠れしています。
政治家さんなど頭がキレる人は、言葉に力強さもあり、自信たっぷり!ですよね。
ですので、傍から見ると、その政治家さんの方が正しい人に見えてしまうのです。
狡猾さのある支離滅裂な人が、どこまで確信犯的にこれを行っているのかは分かりません。
もうほどんど無意識に計算が働いて、支離滅裂になるのかもしれません。
だけどその狡猾さに気付けば、聞いている方は気持ちの良いものではありませんよね。
真実を知った時、信用も信頼もがた落ちになるでしょう。
人をコントロールしようとする支離滅裂な人は、気分屋や他の支離滅裂なタイプの人とは違って可愛げもありません。
とても不誠実な人なのです。
️支離滅裂な人にはよく考えた対応を
今回は、支離滅裂な人の様々な特徴を解説してきました。
支離滅裂な人の中にも、筋道を立てたり整理して話すのが苦手なだけという人もいれば、支離滅裂さをわざと行っている人もいるのです。
どちらのタイプなのかによって、周囲の人もコミュニケーションの取り方が変わってきますよね。
そういった人とは、こちら側が冷静になり、落ち着いて対応するしかないのかもしれませんね。